2014年2月18日

うつを予測する?

うつという病気は、本人にも他の人にも、なかなか把握しにくいところがあって、うつであると知らないまま過ごしてしまう人も少なくないのではないでしょうか。


勤務状況で「うつ休職」予測 人事支援会社が新サービス

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140209-00000006-asahi-soci

 ストレスに弱い従業員が週2回遅刻し、月2回休んだら、「うつ休職」の危険があります――。人事支援システム会社の「サイダス」(東京都港区)は今月中旬、欠勤や遅刻の状況から、従業員がうつ病で休む前兆を見つけ、会社に警告を送るサービスを始める。
 大量の情報を分析するビッグデータの手法を活用する。同社は約3万人のサラリーマンのデータを集めて、うつ病で休んだ人の性格の特徴や、病気にかかる前の勤務状況を分析。ストレス耐性の低い人が、うつ休職する場合に一定の勤務パターンがあることを見つけた。
 たとえば、「週2回遅刻し、月2回欠勤」「月曜と火曜の欠勤が多い」「午後10時以降の残業が頻繁に続く」といった勤務パターンは、危険な兆候という。




 うつを予測するサービスを提供するようです。

確かに、週明けの月曜や火曜に休む人はうつ傾向があるかもしれない。いわゆるサザエさん症候群の傾向がある人もうつの初期段階なのかもしれませんね。

うつ病の前兆を見つけて会社に警告を送るサービスなので、メンタルヘルス対策として導入することを見越しているのでしょうか。

メンタルヘルスというと、うつと同様に、掴みどころが難しい対象で、「具体的にどうすれば、どんな効果が得られるのか」という点がハッキリしにくいものですから、積極的にメンタルヘルス対策を講じにくい。そう感じている人たちも多いはず。

仮に、うつ傾向があると判断されたら、その後をどうするか。本人と面談してうつの兆候があると伝えるのか。伝えたとして、その後に何かするのか。伝えるだけでなにもしないのか。病院に行かせるのか、休職させるのか。

さすがに何もしないというのはなさそうなので、通院して治療するように本人に案内するのが妥当な処理でしょうか。


ずいぶんときめ細かいサービスが生まれるものですね。