2014年2月28日

三脚のコイン式ネジ雲台が変わった。


不便なコイン式ネジ。


写真撮影や動画の撮影には欠かせないのがカメラを固定する三脚。三本の足があり、首の部分には雲台があって、その雲台にカメラやビデオカメラ、スマホを固定して使う。手でカメラやスマホを持つと、程度の差はあれブレるので、写りを良くするには三脚を使う必要がある。

この三脚は確かに撮影には便利なのだけれども、1点だけ不便な部分があって、それは雲台とカメラを固定するネジの部分。




三脚を使った経験がある人ならば知っているかもしれないけれども、三脚の雲台にはコイン式のネジが使われていて、これがまた回しにくいクセモノで、なんでこんな設計にしたのかと思えるほどのシロモノ。

これが雲台に付いているコイン式のネジ。
写真を見ると分かるけれども、ネジの部分に切り込みがあって、ここに10円や5円を入れて回すか、他には金属製の平べったい工具を使って回さないとシッカリと締められない。

このネジが厄介で、三脚にカメラを着脱するときにメンドクサイと感じていた人は少なくないはず。


手で回せるネジに変わった。


そんな雲台のネジだけれども、2014年時点では変わってきて、新しい三脚のネジを見ると、以前のコイン式ネジではないタイプに変わっている。

手で回せる固定ネジ。つまみを倒している状態。

こちらはつまみを立ち上げている状態。手でカンタンに回せる。

SLIK F740という三脚に付属している三脚で、コイン式のネジではなく、つまみを指でつまんで回すタイプに変わっている。



このネジならば、硬貨を財布から取り出したり、金属製の工具を使う必要もないので、カメラを取り付けたいときに取り付けられるのでありがたい。

以前のコイン式ネジのときは、カメラを取り外すのが面倒だったので、雲台をカメラに付けたままにして使っていたけれども、新しいタイプのつまみネジならば、カメラを外すのも億劫ではなくなる。


カンタンな仕組みなのになぜもっと早く実現できなかったのか。


ネジの仕組みをちょっと変えるだけで便利になるのだから、もっと早く実現できていてもよかったんじゃないか。

プラスチックの小さなツマミを付けるだけなのだから、高度な技術がいるというわけではないし、費用もさほど高額になるわけでもなさそう。

昔はコイン式のネジでも「まぁ、こんなもんだろう」という感覚だったのかもしれないけれども、時間が経つにつれて、「このネジ、回しにくいよねぇ」と言われてきて、「じゃあ、改良しようか」とメーカーも反応したのかもしれない。

これから三脚を購入するときは、三脚のネジの形状もチェックして、ツマミ式のネジが使われているかどうかも考慮するといいでしょうね。