2014年2月8日

新しいゲーム機が登場する頻度が高くなった。


息の長いゲーム機


もうゲームをやらなくなってどれぐらい経つか。小学生、中学生のころは相当にゲームで遊んだ。もう時間があればゲームというぐらい、朝、学校に行くまでに15分ぐらい時間があればゲーム。帰ってきたらまずゲームのスイッチをオン。それぐらいゲーム漬けだった。



高校生以降は、ゲームの頻度も徐々に下がり、大学生になるともう1年に1本のゲームソフトを遊ぶぐらいで、小学生の頃などとは比べ物にならないほどゲームの時間は減った。

とはいえ、全くゲームをしなくなったというわけではなく、今でもチョロっとは遊ぶ。といっても、ケータイゲームにオカネを注ぎ込むような遊び方をするほどではなく、アッサリと遊ぶ程度。

ゲームボーイとスーパーファミコン、この2つのゲーム機はずいぶんと長く利用した記憶がある。ゲームボーイなんて液晶画面に横線が入るほど使い込んだし、スーパーファミコンなんて購入してから6年か7年は使ったんじゃないか。

20年ぐらい前は、ゲーム機の数も多くなくて、今のようにスマホもなかったから、選択肢は限られていた。ファミコン、ゲームボーイ、スーパーファミコン、この3つがメインのゲーム機で、ゲームと言えばこの3つのどれかを使っていると言っても過言ではないほどだった。


ゲーム機がワンサカ登場


2014年時点では、ゲーム機の数は昔よりもずっと多くなって、もうどれを選択すればいいのか迷っているうちに新しいゲーム機が発売される。

PS3がいいのかなと迷っているうちに、もうPS4が発売される。ニンテンドーDSかぁ、、と考えているうちに、LLとか、Liteとか、3DSとか、3DS LLが登場する。WiiやWii Uなんていうものまである。PSPがあるのにPS Vitaが発売される。などなど。

さらには、スマホでもゲームができるようになって、もうどれでどのゲームをするのがいいのか、もう分からなくなる。

「コレだ!」と決めれるゲーム機はなくて、PS4がイイという人もいれば、ニンテンドーDSがイイという人もいるし、いやPS Vitaだなんて言う人もいる。


今はゲーム機の選択肢が多すぎて、迷っているうちに新しいゲーム機が登場し、さらに迷い、結局は買わないなんていう結果になってしまう。そんな人も少なくないんじゃないか。



ゲーム機は多いのにゲームソフトが少ない


新しいゲーム機はドンドン登場してくるけれども、ゲームソフトがついてこない。これが今のゲームの状況。

ファミコン、スーパーファミコン、ゲームボーイ、この3つが主流だった時期。その後、プレイステーションとセガサターンが登場したものの、プレイステーションが覇権を握って、プレイステーションが一強状態になる。プレイステーション2でもその傾向は続き、その状況が長い間保たれていた。

任天堂のWiiやDSが登場したあたりからか、使われるゲーム機が増えて、「じゃあ、どのゲームを選ぼうか」と考える人達を迷わせてきたのは。

さらにスマホゲームも雨後の竹の子のように登場していて、混乱に拍車がかかる。


ゲーム機がたくさんあるけれども、ゲームソフトはどんなものがあるのかというと、何だかパッとしない感じ。

どのゲーム機が安定して使われるのかを定めにくくて、ゲームを作るメーカーも「どこのゲーム機でソフトを作ったらいいのか」と悩んでいるに違いない。

ニンテンドー3DSか、PS4か、それともWii Uか。すべてのゲーム機でソフトを作るわけにもいかないだろうから、どれか1つを選ばないといけない。

2014年時点で、妥当な選択は、おそらくニンテンドー3DSなのではないかと私は思う。理由は、小学生が使っているゲーム機がニンテンドーDSだから。




お客さんは小学生


ゲームは男の子の遊び。私が小学生の頃はそう思っていたし、実際にそうだった。女の子がゲームを堂々とやっている場面を見たことがなかったし、ゲームの話題で盛り上がっている女子もいなかった。

しかし、今では女の子でもニンテンドーDSを使っている。電車の中、ショッピングセンターで歩きながら、小学生らしき女の子がニンテンドーDSで遊んでいる。

私にとっては驚きで、女の子がゲームをしている光景はあまり想像したことがなかった。


ゲーム市場のお客さんは、私は小学生だと思っている。最もゲームに敏感な層が小学生で、小学生に受け入れられるかどうか。ここが大事なんじゃないか。


スマホのゲームだと、オジサンやオバサンがオカネにモノを言わせてアイテムを購入し、有利にゲームを進めているけれども、こういうゲームは小学生には遊べない。

小学生は自分のオカネだけでゲーム機やゲームのソフトを買うわけじゃないから、ソーシャルゲームのようにオカネを使うことを前提にしたゲームには参加しづらい。

オカネを使わないと楽しく遊べないとなれば、それはもうゲームじゃなくて、パチンコのようなギャンブルと同じじゃないか。


「ゲーム機にこだわってゲームを作る時代じゃなくて、これからはスマホだ」と主張するう人もいるだろうけれども、スマホのゲームは、楽しさを目的にしたものというよりも、オカネを目的にしたビジネスなのだと私は思う。

小学生の感性だと、どんなゲームが面白いのか、どんなゲームをやり続けたいと思うのか、こういう部分が分かるんじゃないか。私もゲームを最も面白いと思っていたのは小学生時代で、ゲーム機がボロボロになるほどやりこんだのもこの時期。


小学生に受けいられるゲーム機、ゲームソフト。そういうものが本来の姿であるように思う。