2014年4月6日

Amazonプライムを利用するメリットはどれほどある?



 Amazonといえば、2001年頃はネット書店というイメージだったけれども、2014年現在に至っては、ただのネット書店ではなく、総合ネットショッピングサイトというイメージに変わった。
 何か必要なものや欲しいものがあると、とりあえずAmazonで検索するのが当たり前になった。当たり前になったといっても、つい最近のことではなく、2005年ごろに本格的にAmazonを使うようになってからのこと。
 初めてAmazonのことを知ったのは、大学1年の頃。アメリカのAmazon.comで本を買うと、20%offや30%offは当たり前だと経済学の先生が話していたのがきっかけだった。日本で本を買うとなると、常に定価で購入することになるし、古い本であっても本屋に並んでいる本は定価販売が当然になっている。
 BOOKOFFのような古本屋が繁盛しているけれども、古本ならば定価よりは当然に安いものの、それでもさほどリーズナブルな感じはしない。



 私が大学生の頃、卒論のテーマに採り上げたのは「再販売価格維持制度」で、なぜ本は定価で販売されるのか。映画の料金はなぜ一定なのか。CDやDVDはなぜディスカウント販売されないのか。こういったテーマで卒論を書いたのが懐かしい。
 新刊の本でも割引で購入できるアメリカが羨ましくて、日本で本を買っていると何だかソンをしている感じがしていた。そんな大学生の頃の思い出がある。

 Amazonには、Amazonプライムというサービスがあって、お急ぎ便が無料になったり、Kindleオーナーライブラリーも利用できるちょっと変わったメニューがある。
 お急ぎ便無料とKindleオーナーライブラリー、この2つがAmazonプライムの主なサービスで、年会費は3,900円。
 Amazonがプライムサービスを開始したころに、「加入しませんか?」というサジェストを頻繁に受けて、そして今も受けているのだけれども、加入する利点はどれほどあるのか。
 お急ぎ便が無料というサービスだが、プライムサービスを使っていなくても、早くて翌日、通常だと翌々日には荷物が届く。配送料無料の商品も、全てではないけれども多く、あえてプライムサービスを使わなくてもいいんじゃないかと感じて未だに使っていない。
 送料無料で、翌々日までには品物が届く。こういう状況でプライムサービスに加入するかというと、これは微妙。標準のサービスが良すぎるために、あえて付加的なオプションを使う動機が薄く、「このままでもいいや」と思わせているのが現状。
 Kindleオーナーライブラリーは魅力的なのだけれども、Kindleアプリは対象外でKindle端末を持っていないといけないし、1月に1冊の本を無料で読めるというのもイケているのかどうかを判別しにくい。

 電子書籍が1冊で500円だと想定して、毎月1冊読めるとなると、年間で6,000円分のリターンがある。さらに、お急ぎ便も使える。となると、年会費のモトを取るのはカンタン。なのだけれども、なぜか使いたいとは思わないのが不思議。
 大阪ではなく、地方都市に住んでいれば、Amazonプライムのメリットがもっと活きてくるのかもしれない。