2014年4月4日

ガラケーからスマホに時代が変わって良かった4つの理由。



 私がスマホを使い始めたのは、2010年、初めてのスマホはdocomoのHT-03Aだった。その頃は、確かiPhone3GSが登場していて、さらにiPod Touchもあり、スマホの勃興期だったんじゃないか。まだ「iPhone=スマホ」という状況で、iPhone以外はスマホじゃないという雰囲気すら感じられた。
 その後、新しいスマホが雨後の竹の子のごとく登場し、2014年現在では、普通のケータイを使っている人よりもスマホを使っている人の方が多いような状況になった。カクカクと動いて使いにくかった昔のスマホとは違い、十分に使い物になるスマホが普及してきたので、以前のようにイライラしながら使うこともない。




文字入力が楽になった。


 私はいわゆるケータイ打ちが苦手で、どんなに文字を入力しても好きになれなかった。ひらがなの「お」を入力するのに、キーを5回も押さないといけないので、文章を作成する際の打鍵数が多くなる。
 ものすごい速さで文字入力する人もいて、「あんなに早くは打てないよなぁ」とあきらめムードだった。親指が腱鞘炎になるぐらい高速で指を動かしている光景が懐かしい感じがする。
 スマホが無かった時は、メールを送信するときはほぼPCを使っていた。ケータイのメールも使ってはいたものの、せいぜい20文字ぐらいまでしか入力できなかった。カチカチ、カチカチとボタンを押し続ける作業があまりに苦痛で、ケータイのメールは嫌いだった。
 スマホが主流になって、以前のケータイよりは画面が大きくなり、文字入力もいわゆるケータイ打ちだけでなく、PCのようにQWERTYキーで入力できるようになったので、文章ははるかに入力しやすくなった。また、スマホ独自のフリック入力やカーブフリック入力があり、より文字入力しやすいように工夫されている。
 とはいえ、スマホでも長文入力になるとシンドイので、文書作成はもっぱらPCである点は今も変わりない。


画面が大きくなった。


 スマホの画面は大きくなったといえ、PCやタブレットに比べれば小さいけれども、普通のケータイに比べれば十分に大きい。普通のケータイの画面は本当に小さくて、必要最低限の情報しか表示できず、さらに画面が小さいのでそれに比して文字も小さくなっていた。
 スマホだと、画面だけでなくボタンも大きくて押しやすい。さらに、タッチディスプレイなので、ボタンの大きさも自在に調整できる。大きさが固定されたボタンだとどうしようもないが、画面に表示するボタンならば調整できるので、この点もスマホのいいところ。
 また、電話を掛ける時の数字ボタンもデカイ。電話番号を入力するときに番号がよく見えるので打ちやすい。この点は中高年の人には嬉しいんじゃないか。若い人はネット利用がメインだけれども、中高年の人はメールと電話がメインだろうから、電話の番号ボタンが押しやすいと都合がいいはず。



ネット接続が便利に。


 普通のケータイでもネット接続はできるけれども、UIが貧弱だった。画面が小さく、プアな内容しか表示できない。さらに、画面が縦長だし、選択したいメニューをクリックするには十字キーをカチカチと何度も押さないといけない。また、ケータイに対応していないサイトも多かったので、見たいサイトがあって、それにアクセスしても、画面レイアウトが崩れて表示され、何とも不快な感じだった。
 スマホに変わって、ボタンをカチカチと押すことはなくなったし、画面も大きく、さらに、処理速度が段違いに早くなった。昔のケータイだとモタモタと画面を表示していたけれども、今のスマホならばパッと画面が表示される。
 表示される情報量は多くなったし、猫も杓子もスマホという世の中なので、スマホへ対応しているサービスやサイトも多く、普通のケータイとは別世界の感がある。




料金が安くなった。


 この点は意外かもしれないが、普通のケータイを使うよりもスマホの方がお得。「スマホ=料金が高い」というイメージがあって、普通のケータイから切り替えたくないと思っている人も多いだろうけれども、そのイメージは必ずしも正しくない。
 確かに、普通にスマホを契約すれば料金は高いし、パケット契約もフラットタイプのものが主流で、固定で月額5,000円ぐらい必要になるので、スマホの料金は高いというイメージはあると思う。さらに、端末を2年間の分割払いで購入する人もいるので、さらに料金の高さを感じるかもしれない。
 しかし、ちょっと工夫して契約すれば、とてもリーズナブルにスマホを使うことができる。

まず、スマホを契約するときは、必ず乗り換えで契約すること。いわゆるMNP契約だ。MNPで契約すると、「MNP 一括0円」という条件で販売しているお店があるので、こういうお店で契約する。そうすると、端末代金を分割で支払う必要がないので、毎月の料金が下がる。
 さらに、スマホには毎月の割引があって、docomoならば月々サポート、auならば毎月割というように、割引施策があるので、これもキチンと利用する。端末を一括0円で購入し、さらに毎月の割引も適用されれば、おそらく月額3,000円ぐらいまでは料金が安くなる。
 その上、基本料金が2年間無料になったり、固定回線とセットでの割引(auスマートバリューなど)も使えれば、月額1,800円とか1,200円ぐらいでスマホを使うことも可能。
 上記の割引施策を組み合わせて利用すれば、想像しているよりもずいぶんと料金はリーズナブルになる。割引施策を調べずに単純に契約すると料金は高くなるが、調べると想像よりもずいぶんとリーズナブルにスマホを利用することが可能になる。

 2001年や2002年ごろは、まだスマホなどというものは普及していなくて、普通のケータイが主流だった。さらに、その時期は、今のようにパケット定額プランは無くて、使ったら使った分だけ料金が発生していた。女子高校生だと、一月のケータイ代が4万円とか5万円に達している人もいて、2014年現在の状況から考えると隔世の感がある。
 スマホの料金が高いといっても、せいぜい毎月5,000円程度であって、毎月4万円や5万円ものケータイ代を支払うわけではないので、やはり通信料金は安いと判断できる。



 料金は安いし、端末も無料、画面は大きく、処理速度も速い。こうなると、もう普通のケータイに戻ることはなくなる。通話専用のケータイならば普通のケータイの方が便利だけれども、ネット接続は明らかにスマホの方が便利。