2014年4月2日

Dropboxが愛される理由。


「地味」なドロップボックスが人気化した理由
http://toyokeizai.net/articles/-/34201

 確かにDropbox(https://www.dropbox.com/)は地味なオンラインストレージサービスで、数年前も今もほとんど変わっていない。じゃあ、魅力がないかというと、そうではない。
 私がDropboxを使い始めたのは、確か2010年だったか、その頃はまだ日本語に対応していなくて、英語版で使っていた。初めて使ったオンラインストレージサービスがDropboxで、最初は興味本位で使い始めたところ、使っているうちに実に便利なサービスだと感心して、2014年4月現在に至るまで愛用している。
 オンラインストレージサービスはDropboxだけでなく、他にもたくさんの企業がサービスを展開している。私もDropbox以外のサービスを使った経験があるけれども、やはりDropboxが最も肌に合う感じがする。




フラッシュメモリーを使う頻度が下がった。


 Dropboxを使っていて最も良かった点は、フラッシュメモリー(USBメモリー)を使う頻度が下がったこと。それまでは、文書ファイルや写真データを動かすために、フラッシュメモリーへコピーし、そのフラッシュメモリーを別のPCに装着してデータを取り出すという時間のかかる方法を用いていた。他には、メールで自分宛てに添付ファイルでデータを送っておくという方法もよく使っていた。
 フラッシュメモリーは、登場した頃は実にありがたい道具で、フラッシュメモリーが登場するまではフロッピーディスクを使うのが主流で、わずか1.2MBぐらいの容量しか記録できず、大学1年、2年の頃は文書ファイルを記録する手段はフロッピーディスクが主体だった。
 フラッシュメモリーが登場して、今では大したことがないけれども、容量128MBのフラッシュメモリーを購入したときは「これは良いな」と思ったもの。
 デスクトップアプリをインストールしておけば、ファイルが自動で同期される。フラッシュメモリーを使ってデータを移動していた自分からすると、とてもありがたいサービスだった。当時は、「データを同期する」という発想が乏しい状況で、Dropboxのようなサービスはなく、フラッシュメモリーでエッチラオッチラとデータを動かすのが普通だと思っていた。
 しかし、Dropboxが登場して、PCを立ち上げれば、直ちにファイルが最新のものにアップデートされるようになり、なぜこういうサービスが今までなかったのか不思議なぐらいツボにはまったウェブサービスだった。



容量の大きさだけが価値じゃない。


 どのオンラインストレージサービスを使うかを決める基準になる要素として、ストレージの大きさがある。クラウドに保存するデータ容量は大きければ大きいほど良いという一般的な価値観があるので、Dropboxよりも容量が大きいサービス、中には容量無制限のサービスも登場して、容量合戦みたいな様相を呈している。
 確かに、保存できるスペースは大きほうがいい。これは間違いない。しかし、容量だけでオンラインストレージサービスを選ぶわけではない。
 もし、容量だけでオンラインストレージサービスを選ぶならば、Dropboxはすでに消滅していたはず。なぜならば、Dropboxはライバルサービスよりも容量が少ないから。
 2014年3月13日にはGoogle Driveが値下げし、さらに競争感が強まったオンラインストレージ市場だけれども、それでもDropboxは負けないサービスだと私は思う。
 Dropboxは未だに基本は2GBであり、カメラアップロードを有効にしたり、各種のキャンペーンを使うと容量が増えるけれども、ライバルサービスと比較すると容量は少ない。じゃあ、Dropboxがイケてないかというと、そうではない。



使い心地が決め手


 Dropboxの最大のウリは、その使い心地の良さにある。容量が大きいとか、多機能(音楽を再生できるオンラインストレージサービスもある)であるとか、そういう要素も確かに重要だけれども、それ以上に使っているときに快適と感じるかどうかが重要。
 いくつかの同種のサービスを使ってきたけれども、オンラインストレージサービスで唯一、使っていて快適だと感じたのはDropboxだけ。
 デザインのシンプルさ、必要なものがすぐに見つかり、余計なものも置かれていない。さらに、同期速度の早さ。こういった点が私がDropboxを気に入っている理由。
 デザインは使い始めた頃からシンプルで、英語で各種のメニューが案内されていても十分に分かるようになっていた。あと、ファイルの同期速度がとても早いのも好印象。他社のサービスだと、何故かファイルの同期がノロノロしていて、その点が私をモヤモヤした気持ちにさせ使わなくなったサービスもある。

 他社が単純に容量勝負だと考えているところを、Dropboxは容量以外の部分で価値を示しているので、今後もオンラインストレージサービスとしてDropboxは人気を維持していくんじゃないかと思う。