2014年4月8日

LINEでテストの成績が流出。先生が悪いのか?



テスト成績:「LINE」通じ流出 群馬・太田
http://mainichi.jp/select/news/20140408k0000m040106000c.html

 群馬県太田市教育委員会は7日、市立中学校1校の1学年166人全員のテスト成績などが記された名簿が、スマートフォンの無料通信アプリ「LINE」を通じて流出していたと発表した。
 市教委によると、担任の男性教諭(26)が2日夕、校内の廊下の机に置き忘れたA4判1枚の名簿を、男子生徒らが3日朝見つけ、1人がスマートフォンで撮影。5日にかけてLINEを使って生徒35人に写真を送信した。名簿を入手した生徒宅を教職員が6日までに訪問、写真を削除させたという。
 学級編成のために作成された名簿で、166人の名前と3学期の実力テスト5教科合計点、生徒会役員経験や特別支援学級在籍などの略号が記されていた。保護者から「名簿が出回っている」と5日連絡があった。市教委は名簿を放置した男性教諭の処分を検討するという。

 便利なツールとして定着したスマホアプリのLINEだけれども、便利なツールは悪用されることもあって、悩ましいところ。
 ニュースでは、先生が置き忘れた名簿を生徒が勝手にスマホで撮影し、LINEに流した結果、先生が処分されるということらしい。
 しかし、おかしくないか。



 先生は確かに机に名簿を忘れたのだけれども、情報を流出させたのは先生ではなく生徒だろう。名簿を机に置き忘れるだけで情報流出の責任を負うというのはヘンだ。
 勝手に撮影してLINEに流したのは生徒なのだから、生徒を処分すべきなのに、なぜか先生が悪いという流れになっているのが不思議。
 学校の先生も大変だねぇ、、。名簿を置き忘れるだけで情報流出の責任を負わされるのだから、これじゃあ学校の先生になろうとする人がもっと減ってしまうんじゃないか。