2015年5月22日

WiMAXが低速化するのはいつか。どの時点でCAに切り替わるか。


WiMAX究極割を契約したのが確か2014年の10月。月額400円ちょっとでWiMAXを使えるという破格のオファーで、以前にWiMAXを利用していた経験があり、随分と快適に使えたので、究極割のWiMAXも契約した。

当時は、価格の安さがアピールされたが、2015年の春以降にWiMAXが13.3Mbpsに低速化すると発表され、アクセルとブレーキを同時に踏んだキャンペーンのような感じだった。低速化するならば要らないという人もいて、微妙な感じではあったが、私は大阪でWiMAXを使うので、「おそらく、さほど影響は無いだろう」と思い、実際に使うことにした。

Mobile Slimという端末で、薄いWi-Fiルーターを選択した。価格comでは散々なレビューだったが、私が使っている端末は好調で、故障も不具合も通信に対する不満も無い。

今は、2015年の5月。利用から半年が過ぎて、今現在の使用感をお伝えしよう。




U-NEXTでの動画、dビデオでの動画、他にはGoogle Playでの映画視聴など、通信量が無制限であるWiMAXの利点を活かしてルーターを使ってきたが、今のところ映像が見れないほど遅くは無い。

ただ、映像を見ていると、時々、読み込みで止まることがある。全く止まらずに最初から最後まで再生できるときもあるが、ボチボチと止まるのは仕方ないか。おそらく、13.3Mbpsに変更されて、今よりも少しでも低速化すれば、動画を試聴するのは難しくなるはず。40Mbpsから13.3Mbpsに変更されて、単純に1/3程度の早さになるのか、今の段階ではどの程度遅くなるのか想像できない。もともと40Mbpsという速度は出ないので、速度を計測しても4Mbpsから7Mbps程度が現状なので、もしかしたらほとんど変化は無いかもしれない。


WiMAX 2+におけるキャリアアグリゲーションの導入について | UQ WiMAX
http://www.uqwimax.jp/annai/news_release/201410272.html

2015年3月末からWiMAX2+がキャリアアグリゲーション化(以下、CA化)され、CA化が行われたエリアではWiMAXシングルの通信速度が13.3Mbpsに変更される。といっても、全国で一気にCA化されるわけではなく、WiMAXシングルの利用者が少ない場所からエリア化されている。

下り最大 220Mbps対応エリア およびWiMAX下り最大 13.3Mbps対応エリア
http://www.uqwimax.jp/signup/area/pdf/220Mbps_CA.pdf

上記のpdfはマメに更新されていて、5月22日時点では5月1日版のものが掲載されている。見てみると、利用者が少なそうな場所からエリア化されていて、東京都はまだ全域で
CA化されていない。大阪も5月1日版になって初めて手が付けられた場所で、広い地域にわたってWiMAXシングルが高速で使える。

5月の時点でこれぐらいのエリア化ならば、東京や大阪、神奈川ぐらいならば、夏が終わるぐらいまで満足に使えるような感じだ。WiMAX究極割は秋まで使うので、その時期ぐらいまではまぁまぁ使えるとは思う(映像系は無理だろうが)。

ただ、UQはWiMAX2+へ乗り換えるようにジャンジャンと宣伝しているので、CA化は予想よりももっと早くなるとも想像できる。

最後のWiMAXと思って、秋まで究極割WiMAXを使っていこうと思う。