2015年8月14日

MVNOユーザーはdocomoユーザーじゃない。



 格安SIM Q&A:ドコモ回線を使っている格安SIMで、「docomo Wi-Fi」を使えますか? - ITmedia Mobile 格安SIM Q&A:ドコモ回線を使っている格安SIMで、「docomo Wi-Fi」を使えますか? - ITmedia Mobile

docomo Wi-Fiを使うには2通りの方法があり、docomoユーザーとして利用する方法、そして、docomoユーザーではない立場で利用する方法、この2つがある。

通信キャリアのWi-Fi回線は、その会社とケータイやタブレットを契約していないと使えないものが多いが、docomoのWi-Fi回線はdocomoユーザーでなくても使えるメニューがある。ただ、このメニューは月額1,500円のプランを選択せざるを得ない。Wi-Fiだけを使って月額1,500円となると使う人はほとんどいないはず。

docomoユーザーとして利用する方法は、docomoと契約していればOK。シェアパック10などのパケット契約は必ずしも必要なく、音声契約のみでも良いし、音声+データの総合契約でもいい。



例えば、
カケ・ホーダイ + docomo Wi-Fi 300円プラン
タイプSSバリュー + docomo Wi-Fi 300円プラン
タイプシンプルバリュー + docomo Wi-Fi 300円プラン
という組み合わせも可能だ。

さらに、docomoのWi-Fiは端末を選ばないので、Wi-Fi機能を搭載しているならば、スマホだけでなく、タブレット(Wi-Fi版のタブレットも含む)でもPCでも、ゲーム機でも接続できる。docomoの端末ならばSIM認証でWi-Fiに接続できるので便利だが、SIM認証無しでも、IDやPasswordを入力してWi-Fiに接続できる。

ちなみに、シェアパックやデータパックなどを契約していると、docomo Wi-Fiの料金は0円になる。上記のように、音声契約だけでdocomo Wi-Fiを使うとなると、月額300円が必要。

MVNO回線でもdocomo Wi-Fiを使えるかというと、使えるが月額1,500円のプランを選択しないといけない。格安SIMはMVNO業者と利用者が契約するものであって、利用者はdocomoと契約関係がない。そのため、docomoの回線を使ってはいるものの、ドコモショップでサポートを受けられないし、docomoのユーザーでもない(間接的にはユーザーと言えるが)。

格安SIMというと、日本通信から発売されていたイオンSIMが懐かしい。100Kbpsで月額980円の回線、2015年の今だと「そんな遅い回線に980円も払っていたの?」と言われるだろうが、2012年の頃はそれでも画期的だった。

今だと、月額1,000円で3GBまで高速通信できるサービスがあるし、中には無制限で通信できるサービスもある。


ぷららモバイルならば、WiMAXのように固定回線と同じ感覚で使える。

わずか3年程度で信じがたいほどの変化で、あんなに遅い回線をよくもまぁ使っていたものだと今でも思う。

auにもWi-Fi SPOTがあるが、あれは結構使いにくい。

au Wi-Fi SPOT | au Wi-Fi:スマートフォン | auau Wi-Fi SPOT | au Wi-Fi:スマートフォン | au

データ契約があると無料になり、他のプランでも無料キャンペーンが実施されていて、誰でも無料な感じだが、実際はそうでもない。

まず、auユーザー以外は対象外。docomoのようにメニューはなく、auユーザー以外はau Wi-Fi SPOTを利用できない。ここはまぁ、支障ないところ。

パケット契約しているau 端末があれば、自動でWi-Fi回線に接続するものの、それ以外の端末を接続するとなると途端に厄介なことになる。例えば、Wi-Fi専用のタブレットをau Wi-Fi SPOTに接続しようと以前、試みたことがあるが、接続できなかった。auスマホでパケット契約があり、その契約でWi-Fi回線を使おうと思ったが、できなかった。

また、auではWi-Fiのみを単独で契約できない。LTEプラン + Wi-Fiスポットの組み合わせとか、カケホ + Wi-Fiスポットのように、音声 + Wi-Fiという組み合わせはできない。LTEフラットなどのパケット契約とセットで、無料でWi-Fiを利用させるのがKDDI基本方針のようなので、docomoのように柔軟な選択はできないのが現状。

契約回線以外でもWi-Fiを使うならば、docomoのWi-Fiを選択するべき。契約回線のみでWi-Fiを使うならばauでもいい。