2015年11月21日

Adobeのオンラインストレージを使って困った話。


AdobeのCreative Cloudを利用していると、オプションでクラウドストレージサービスも使えるのだが、このストレージサービスを使っていて、ちょっと困ったことが起こったので書いておく。



困ったことといっても、重大なことではなく、些細なことなのだが、Creative Cloud Filesというフォルダーにテキストエディタのファイルを入れて編集していると、突如として古いデーターに戻されるというトラブルに遭遇した。



Photoshop CCを契約していると、20GBまでAdobeのオンラインストレージを使え、Creative Cloud FilesというフォルダーがPC上に作られる。このフォルダーにファイルを入れると、オンライン上で同期され、他の端末でも同じファイルを取り扱えるというわけ。



    ファイルストレージと容量(Creative Cloud) ファイルストレージと容量(Creative Cloud)

ちなみに、この20GBのストレージは本体サービスに付帯するものなので、利用する際に追加料金は不要。

他のオンラインストレージサービスと同じように使えるのが良いところなのだが、テキストエディタで文書を書いている時に、突如として古いデータに戻されるのは勘弁してほしい。

戻されるといっても、数分前のデータに戻されただけなので、内容を思い出してもう一度書けばいいだけなのだが、同じ文章をもう一度書くのはイヤなものだし、同じ文書を完全には思い出せないので、書きたかった内容とは若干ズレてしまう。

ここで、「ショートカットキーのcommand + Zで戻ればいいんじゃないか?」と思う人もいるだろうが、それは実際にやってみた。しかし、戻せなかった。Creative Cloud Filesの中でデータが強制的に過去に戻されているので、テキストエディタ上には変更履歴が無い。そのため、ショートカットキーで状態を復元しようとしてもできないのである。

Creative Cloud Filesフォルダーにテキストファイルを入れ、それをテキストエディタで編集すると、データを保存するたびにクラウドにデータを送り、同期するので、そこで不具合が発生すると、こちらとしてはどうしようもない。

データを同期しながらテキストファイルを編集している時に発生したトラブルなので、データを完成させ、オンラインストレージに放り込む場合ならば起こらないだろう。

ちなみに、Dropboxでも同じような使い方をしているが、過去のデータに戻されるトラブルは一度もない。もちろん、Dropboxでも何らかの不具合が発生し、同期トラブルでファイルが過去のデータに戻される可能性はあるが、今のところ経験はない。

オンラインストレージを使っていれば、同期トラブルにはいつか遭遇するのだろうが、そういうリスクを承知して使わないといけないサービスなのだと知った出来事だった。