2017年5月31日

docomo withはお得なのか?



毎月のケータイ料金が1,500円割引になるdocomo withという施策が登場したが、これはお得なのかどうか。検証してみることにした。

https://www.nttdocomo.co.jp/charge/new_plan/bill_plan/docomo_with/
docomo with

docomo withのウェブサイトにアクセスすると、確かに毎月1,500円の割引が2年目以降も続くと分かるが、小さい文字で、「端末購入補助(月々サポート・端末購入サポート等)はご利用いただけません」と書かれているのが見えて、「こりゃあ、ダメだ」と。

月々サポートや端末購入サポートをdocomo withと組み合わせられないと分かった時点で、もうお得ではないと結論に達したのだが、もう少し計算してみることにする。






月々サポートが付いて、さらにdocomo withでも割引されるとなれば、これは興味深いところだったが、月々サポートは適用されないし、端末購入サポートも適用されないとなると、随分と利用場面が限定される。

つまり、全く割引がない状態で、毎月1,500円だけをずっと割り引きするのがdocomo withの仕組み。従来だと、2年間で割り引きを完結していたけれども、割り引き額を減らして、より長期間で少しづつ割り引きするわけだ。


対象機種も指定されていて、2017年5月時点では、arrows Be F-05J と Galaxy Feel SC-04Jの2機種だけ。Galaxy Feel はauで販売されていたGalaxy A8に似た外観を思い出させる。

月々サポート無しでこの2機種を購入した場合に、docomo withが適用されるわけだが、2年毎にMNPする人にとっては、月々サポートの方がお得。月々サポートならば、おそらく毎月1,500円以上の割引があるだろう(月1,900円とか月2,200円ぐらいの割引)から、2年で利用を終えるならば、他の機種を選ぶ方がいい。

2年以上、3年とか4年とか、同じ機種を使い続けるならば、まぁアリかとは思う。しかし、2年も経過すればスマホの動作は遅くなるし、何らかの故障なり不具合も出てくる可能性が高まる。

AndroidスマホではなくiPhoneならば2年以上使えるのだが、iPhoneを契約して毎月1,500円の割引では少ない。iPhone向けの月々サポートならば毎月3,200円ぐらいは割引が適用されるので、docomo withの割引では足りない。


う〜ん、一体誰がこのdocomo with対象の機種を購入するのか。私には分からない。

ケータイの料金に詳しくなく、今まで普通のケータイ(パカパカ開くタイプ)を使ってきた人なら、「ずっと毎月1,500円割引されるのか、そりゃあいいな」と飛びつくのだろうか。

ケータイのことがよく分からないならば、ゴチャゴチャと考えずにiPhoneを使う方が後々に後悔しないだろうと思う。割引は多いし、初心者にも使いやすいし、動作もスイスイしているし、言うことはない。あと、2年毎に他社へ乗り換えるのも忘れずに。


もっと端末価格の安い機種、20,000円ぐらいの機種にdocomo withを適用するならば、選択肢としてアリだとは思う。2年で割引額が36,000円なので、端末価格が36,000円を下回る機種に適用されるならば検討してみても良いだろう。

docomo withが適用される2機種は、おそらく端末価格が6万円ぐらいになるだろうから、私の意見としては、手を出さないほうがいいと思う。