写真を撮影するときは標準搭載のカメラアプリを使うのが当たり前になりつつあるが、つい先日、良さげなカメラアプリを見つけたので紹介する。
シャッター音を消せる
そのカメラアプリは、Microsoft Pix。このアプリの良いところは、無音で写真を撮影できるところ。
無音カメラというと、何だか怪しい用途で使う人を思い浮かべそうだが、写真を撮影するときのカメラ音は長年の悩みの種だった。海外だと無音設定が可能なのだが、日本で販売されているカメラにはシャッター音が必須になっている。そのため、写真をサッと撮りたいときでも、カシャ、カシャと音が鳴る。
観光地でも、あっちでカシャァー、こっちでカシャァー、そっちでカシャァー、あぁスマホで写真を撮っているなとすぐに分かるほど。
静かな場所で写真を撮りたいときは躊躇するほどの音量で、何だか風情が損なわれる。
いかがわしい目的ではない写真撮影にとってシャッター音は厄介なもの。
Microsoft Pixはその名の通り、マイクロソフトが制作したアプリ。誰か分からない人が作ったものではなく、出所が明確なので安心だ。
撮影はオートで
撮影する際は、フォーカスを決めて、ボタンをタップする。操作はこれだけ。自動でカメラ設定を調整するように作られていて、標準カメラアプリのように露出調整はできない。あえて暗い感じの写真を撮りたいとき、明るくした写真を撮りたいとき、そういう場面には向かないアプリだが、おもむろにサッと撮影する場面ならばMicrosoft Pixの方が良い。
画面をタップしてフォーカスポイントを決めて、後はシャッターボタンをタップ。もしくはサイドの音量ボタンを押す。このように操作が単純なのがいい。
オート撮影でも画質は上々。細かい調整無しにパッと撮影したい人にはピッタリだ。撮影者がやることはフォーカスを合わせるぐらいで、それ以外の調整項目は無し。
アプリが起動する速度も、iPhoneの標準カメラアプリとほぼ同じ。ただし、ロック画面からダイレクトに開けるのは標準カメラアプリだけなので、この点は不利か。
シャッター音が出る場合も
無音に設定していても、フラッシュがオンになっていると、シャッター音が鳴る。設定は無音だけれども、特定の条件で撮影すると強制的に音が出るらしい。
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| オフにしていても音が出る場合がある。 |
シャッター音をOFFにしていても、フラッシュが点灯した場合は音が鳴るようになっている。常に無音にしておきたい場合は、シャッターをオフにしておくといい。
さらに、カメラを起動している状態でスクリーンショットを撮ると、これも音が出る。iOS10からだったか、スクリーンショットは無音になったが、Microsoft Pix上でスクリーンショットを撮影すると音が出るので、この点は注意。
ビデオ撮影でも操作音は無音
Microsoft Pixは、写真だけでなく、ビデオ撮影にも対応している。
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| ビデオ撮影の操作音も無音に。 |
赤い録画ボタンをタップすると「ポン」という音がするのが標準カメラアプリだが、Microsoft Pixではこの音も出ないようになっている。撮影開始、撮影終了、どちらも操作音は無音になっている。
さらに、撮影中のライト（ビデオ撮影時に補助照明になる）も点灯できるように設計されていて、シンプルだが十分なアプリに仕上がっている。
撮影で音を出したくない人は、Microsoft Pixをインストールして使ってみてはいかがだろうか。ただし、変な目的で使っちゃダメ。