2018年10月24日

死角を減らして交通事故を回避。バイクの補助ミラー。



クルマやバイクを運転していると、
ミラーだけでは見えない部分があり、
時にヒヤッとさせられるもの。

見えない場所を死角と言うが、
その死角を減らすために使ってみようと考えたのが
補助ミラー。

補助と言うだけあって小さいミラーだが、
実際に使ってみて、
安全性を高めるという目的にはかなっていると感じたので紹介する。




角度を調整できる補助ミラー








ミラーでは見えない死角。



片側1車線の道路を走っているなら、
車線を変更せずまっすぐに走るだけでいい。

けれども、

2車線以上ある道路だと、
状況に合わせて車線を変更する。


後ろから車やバイクが来ていないか、
確認してから右、もしくは左の車線に移動する。

こういう車線変更をするわけだけれども、
自分の右すぐ後ろ、もしくは左のすぐ後ろは
死角になる。

ミラーでは何も後ろから来ていないように見えるけれども、
すぐ近くに車が走っていたりする。

そのため、車線を変更するときは、
直接、目で見て安全確認しないといけない。


首を回して、目でチラッと見て、

「よし、クルマは来てないな」
と判断したら、

ユックリと車線を変更する。

教習所の学科教習でも習う内容で、
何度も教えられるところ。


目で見て安全を確認すればいいのだけれども、
運転者によっては、ミラーだけを見て
車線を変更しちゃう人もいる。

教習所ではチャンと習ったはずだけれども、
運転に慣れてくると、そういう横着なことをしがち。









補助ミラーを付ければいいんじゃないか?



首を振って安全を確認するのはもちろん必要だし、
やらないといけないのだけれども、
運転していると、やはりちょっと面倒に感じることも。

自分で運転していても、
確かに面倒だと感じる時がある。

特に、クルマを運転している人だと、
首を振って、目視で安全確認する人が少ない気がする。


幹線道路を走っていて、
ミラーだけを見て、

「大丈夫だな」
と判断し

ススーッと車線を変更しちゃう。


もし、

すぐ後ろからクルマが走ってきていたとしたら、
ププーッとクラクションを鳴らされる。

そんな場面を想像してしまう。


けれども、
後方の安全確認はミラーだけでは不十分なところがあり、
運転者には不便に感じる。

そこで、

「じゃあ、死角が見えるミラーを付ければいいんじゃないか」
と。

トラックやパトカーを見ると、
ミラーは1つだけじゃなくて、2個、3個と付いている。

「あんなにミラーが必要なのか?」
と思うこともあったが、

今なら、
「あぁ、確かにミラーは2つ以上必要だろうね」
と納得できる。


車体に取り付けられている本体ミラーとは別に、
補助ミラーを付ければ、
死角になっている部分も見えるだろう。

そう考えて、バイクに補助ミラーを付けてみることに。





ミラーにミラーを付ける。



ミラーにミラーを付けるなんて
何だか不思議な感じだが、

バイクには余計なスペースが無いため、
ミラーの上に補助ミラーを付けることになる。


ミラーの上にもう1枚取り付け。


ミラーの内側の隅に付属の両面テープで貼り付ける。

3Mの両面テープで、粘着力は問題なし。
ポロンと剥がれることなくしっかりくっついている。

車線を変更するときは、
目視での確認だけでなく、
この補助ミラーでも確認すれば、さらに安全。

本体のミラーと補助ミラーを比べると、
遠近感が違うので、この点だけは注意。

補助ミラーを通して見ると、
近くのものが遠くに見えてしまう。






寸法と重さ。



パッケージ全体(中身が全て入った状態)の重さは71g。



黒いプラスティック製の台座部分は4g。


台座を貼り付けるための両面テープ付き。


ミラー部分は14g。

合わせると1セットあたり18gになる。

合わせるとこんな感じ。


台座の大きい方(補助ミラーに貼り付ける側)の直径は38mm。

台座の小さい方(本体ミラーに貼り付ける側)の直径は28mm。

両面テープは3Mのもので、粘着力は十分。運転中に剥がれることも無い。


補助ミラーの寸法は、
横が64mm、縦が46mm、厚さが2mm。










曲面ミラーで見える範囲が広い。



この補助ミラーは曲面タイプで、視野角が広い。

クルマやバイクのミラーは平面ミラーで、
遠近感は実際の距離感と差がないけれども、
曲面ミラーだと遠近感が異なる。

見える範囲は広いけれども、
遠近感が本体ミラーとは違っているので注意が必要。

曲面ミラーでは遠くに写っているけれども、
本体ミラーでは近くに写っている。

このような遠近感の違いがある。



ミラーはガラスで作られていて、
落とすと割れる。

浴室で使われる鏡と同じような材質だと考えてもらえばいい。


黒い台座の部分は分離できるようになっていて、
補助ミラーが張り付いた部分だけを外すことも可能。

どういう理由で外すかは不明だが、
ミラーを拭くために外す可能性はありそう。


台座は指でクイクイと動かせるため、
アングルを調整できる。

本体ミラーに貼り付けるように使っていると、
補助ミラーがコツコツと本体ミラーに当たるので、
大幅に動かすことはできない。

だが、
曲面ミラーで視野角が広いので、
ちょっと動かすだけで足りる。

交差点に立てられている交差点ミラーも曲面ミラーだが
あれと見た感じは同じ。

見える範囲が広いところが利点で、
死角になったエリアが見えるようになる。



「運転中の振動でズレちゃうんじゃないの?」
と心配かもしれないが、
運転していても位置がズレることはない。




本体ミラーはいつもどおりの位置で、
補助ミラーは外側を向くように傾けておく。

外側に向けておくと、
死角になる場所が見えるようになる。


ガソリンスタンドで窓を拭いてもらう時に
パキッとやられちゃうという人もいるみたいですが、
今はセルフのガソリンスタンドが主流ですからね。

その点はあまり心配しなくてもよさそう。







バイクだけでなくクルマにも補助ミラーを付ける。



ミラーのサイズがコンパクトなので、
バイクだけでなくクルマにも付けるといい。

ミラーの上にミラーを付けると、
車検に通るかが心配だが、
もし問題があるなら剥がしてしまえばいい。

両面テープで取り付けているため、
外すことは可能だ。


価格は、
4個セットで599円。

1個あたり200円だから、
これで安全が増すと考えれば格安。

バイク用に2セット使って、
残りをクルマに付けるなんてのもいい。


補助ミラーというと、
車用が多いような気がするが、
この補助ミラーのように小さいサイズならば、
バイクへの取り付けも可能。


安全にクルマやバイクを運転したい方は、
補助ミラーを取り付けてみることを検討してみてはいかが?

死角が見えるようになるだけでも
十分に価値がある代物ですよ。


見える範囲が広いため、
バックで車庫入れするときも活躍するでしょうね。






建物に取り付けるのも1つの使い方。



バイクやクルマだけでなく、
建物の壁に貼り付けて、
見えにくい場所を見えやすくする。

そういう使い方もアリだ。


例えば、

車庫の入り口に付けて、
クルマを出す時に、自転車や歩行者が来ていないかを見る。


他には、

廊下に取り付けて、玄関に誰か来ていないか見るのもいい。






角度を調整できる補助ミラー