2022年9月15日

povo2.0をau WiMAX HOME 01で使う手順

au のホームルーター au WiMAX HOME 01(nas31)とpovo2.0の回線を組み合わせて使えるかどうかを試してみた。 au WiMAX HOME 01は2018年12月に発売された据え置き型のルーターで、主に自宅で固定回線の代わりとして使うことを想定して作られたもの。 これを書いてるのが2022年9月で、発売から4年ほど経過した古いルーター。

 

宅内向けWi-Fiルーター「WiMAX HOME 01」12月7日発売

au か UQ WiMAX で契約して使うホームルーターですけれども、解約した後、ルーター本体をどうするかが悩むところ。据え置きで使っているとキレイな状態でしょうから、なにか使い途がないか考えちゃう。 

 そこで、povo2.0と au WiMAX HOME 01(nas31)を組み合わせて使えるんじゃないかと。KDDIの回線だから使用するには何も支障はないだろうと考え試してみることに。

 まず、povo2.0の回線は、Amazonで販売されているpovo2.0のエントリーコードを購入して新規契約で回線を作った。 au WiMAX HOME 01は物理SIM対応なのでeSIMではなく通常のSIMを選択。 

 本体の後ろ側にSIMカードを入れるところがあり、SIMカードを入れ替えると、他社の回線でも使える。 

 auとの契約が終了して使わなくなっていた au WiMAX HOME 01があるので、povo2.0を契約して、このルーターで使えるのではないか試してみたかった。ルーターを再利用できるし、povo2.0のプランはトッピング形式で選択できるので良い組み合わせ。

しかし、ここでちょっと問題があって、povo2.0はネットワークに接続する時、パスワードなしで 最低限のAPN情報を入力するだけで足りる。 

 ・入力いただくAPN設定項目 
[名前]povo2.0 
[APN]povo.jp 
[APNプロトコル]
IPv4/IPv6 
※その他の項目は入力不要です。 
 たった3つだけ。


ただし、これは標準的な設定の場合。 au WiMAX HOME 01の接続設定では、パスワードは必須入力となっており、空欄のままでは接続できない。

 一方で、povo2.0はパスワードなしでAPN設定するのだから、このままだと接続設定を完了できない。

 au WiMAX HOME 01の接続設定の画面でパスワードの欄を空欄にしたままだと設定を完了できないので、povoのウェブサイトを調べてみると、povoのページに追加のAPN情報がある。

※一部機種において、「入力データに誤りまたは不足しています」と表示される場合があります。その場合は、追加でユーザーID:user@povo.jp、パスワード:povo、認証タイプ:CHAPと入力してください。 

 APNの情報が足りない場合は追加でパスワードなどを入力するように案内されている。 このページで案内されているパスワードを入力して au WiMAX HOME 01の接続設定を済ませると、povo2.0の回線で au WiMAX HOME 01を使えるようになる。 

 実際に使ってみた感想としては、スマートフォンでpovoを使ったり、auの本家回線を使ったときと同じで快適に使える。

 ただしauやUQ WiMAXで契約したときのように通信量上限なしで使えるものではない。 定額料金ではなく、トッピングを選んで使えるのがpovo2.0なので、使いたいときだけトッピングを購入して au WiMAX HOME 01を使っていけるわけだ。


使わずにしまっているau WiMAX HOME 01を再利用したい方の参考になるかと。


追記:
LINEMOの回線でも使えるかどうか試してみた

LINE MobileのLINEMO回線をau WiMAX HOME 01のルーターに入れて使えるかどうかやってみたところ、接続できなかった。

ルーター本体にSIMカードを入れて手動でAPN情報を入力して、本体を再起動し、アンテナをつかむかどうかまで確認したけれども、アンテナが立つことなくネットには接続できなかった。

検索したところ、ソフトバンクの回線で使えたとの情報があったように記憶しているけれども、ソフトバンクの回線では使えたかどうかは不明だが、LINEMO回線ではこのルーターを使えなかったとの結論になった。

やはりKDDI系のau、UQ mobile、povoで利用するのが良いね。



2020年9月7日

ChromecastやFire TV Stickは不要? Apple Lightning - Digital AVアダプタ レビュー


AppleのLightning - Digital AVアダプタは、ただのミラーリングアダプタではない。

iOS デバイス、iPhone や iPad の画面をテレビやディスプレイに表示しようと思えば、AirPlay機能を利用できるAppleTVを使わなきゃいけないところだが、 Lightning - Digital AVアダプタを使えば、アダプタとHDMIケーブルでiPhone や iPadの内容をテレビやディスプレイに表示できる。


Lightning - Digital AVアダプタ

筆者は、テレビに接続するためのアダプタとして使っているが、コレ、単に画面を映し出すだけじゃないのだ。

Lightning - Digital AVアダプタを接続して、HDMI ケーブルでテレビに繋ぐと、iPhone の画面がテレビに表示されるわけだけれども、接続しただけだと単に画面をテレビにミラーリングしてるだけに見える(実際そうなのだが)。

しかし、アプリケーションを立ち上げて動かしてみると、単にミラーリングしてるだけじゃなくて、AirPlayに近い使用感が得られる。ミラーリング用にカスタマイズされた表示になる、と表現すれば近いのかも。

アダプタとHDMIケーブルを使った有線接続だから、「Air」な状態じゃないが、ミラーリングした状態だと、Appleが用意している機能である AirPlay に限りなく近い状態になる。

例えば、アダプタでiPhoneをテレビと接続した後、YouTubeアプリを起動すると、AirPlayで接続した状態になる。ビデオを再生している間は、テレビ側で映像と音声が出力され、iPhone 側では一時停止や巻き戻し、早送りのボタンが表示されている状態になる。映像と音声はテレビの方に行き、iPhoneは言うなればリモコンのような状態になるわけだ。




オンラインミーティングでカメラと画面を分離できる

オンラインミーティングでiPhoneを使ってると、他の参加者に顔の正面をずっと見せることになり、なんだかちょっと間抜けな感じになりがち。他のオンラインミーティング参加者も、自分と同じように、ずっと正面を向いたまま会話に参加しているのが普通になっているかと。 

オンラインミーティングに参加してる人は、大体正面を向いていて、少し斜めを向いているとか、横を向いているという人はほとんどいない。

正面の顔を見せなきゃいけないっていうものじゃないし、ちょっと斜め、それこそ斜め45度とかで、自分にカメラを向けておけば、間抜けな感じもなくなるんじゃないか。

iPhoneの画面を見ると、インカメラに顔が映る。端末の表側にカメラのレンズとディスプレイが付いているため、iPhoneだけ(他のスマートフォンでも同じだが)でオンラインミーティングに参加すると、どうしても画面を正面で見とかないといけなくなる。画面とカメラが同じ位置にあるため、ずっと正面を向き続ける形になり、全員が前を向いている状態になる。

なぜ全員が正面を向いてるのか、もっと色々な角度の表情があってもいいんじゃないかと思うのだが、そうなっていないのが不満だ。

そこで、Lightning - Digital AVアダプタでテレビなりディスプレイにiPhoneを接続すれば、カメラの位置を好きに変更できる。つまり、iPhoneのディスプレイを見続ける必要がなくなり、カメラの角度を変えて、斜めの顔や横顔でオンラインミーティングに参加できるようになる。

例えば、Lightning - Digital AVアダプタを使って、ディスプレイないしテレビに接続すれば、他の人の顔はディスプレイやテレビに映ってるので、そちらに自分の顔が向く(カメラを見つめる必要がない)。一方、iPhoneのカメラはまた別の位置に設置して、自分の顔を横や斜めから映るようにする。

正面の顔は、何だが間の抜けた感じに映るし、スマートな感じじゃない。みんなが画面に向かって正面を向いているのも気持ち悪いじゃないか。もっと色々な角度を付ければ、それぞれの違いが出てくるし、相手からずっと見られている感じも希薄化できて、お互いに楽になるんじゃないか。正面を向いている人がズラッと画面に並んでいたら、妙にプレッシャーを感じるからね。

画面とカメラの位置を分離することができるのが、AppleのLightning - Digital AVアダプタが持つ利点の1つ。特にリモートミーティングの時は役に立つはずだ。

おまけに付け加えると、ビデオを撮影するとき、サブモニターが欲しいときにもAppleのLightning - Digital AVアダプタを使える。iPhoneのアウトカメラでビデオを撮影したいとなれば、映っているいる内容を確認したいところだが、画面が向こう側を向いているため、セルフィ撮影だとどう映っているかチェックできない。そこで、AppleのLightning - Digital AVアダプタをHDMIモニターなどに接続し、アングルを確認しながらビデオを撮影できる。

この汎用性の高さもApple Lightning - Digital AVアダプタの良いところ。使いみちが多ければ、それだけ「モトを取りやすい」というわけだ。




どのビデオアプリをミラーリングできるか

テレビでビデオ・オンデマンドサービスを使えると期待して、アダプタを購入する方もいるだろうから、よく使われるビデオサービスとの相性を書いておく。

ちなみに、動作を確認したのは、iOSのバージョンは13.7。Appleが作ったアダプタだから、相性には何ら問題なかった。

サードパーティ製だと、認識しなくなったりして、安物買いの銭失いになる可能性があるが、Apple製のLightning - Digital AVアダプタなら、その点は心配ない。

ビデオアプリと言うと、Amazon プライムビデオや YouTube、民放の地上波テレビをインターネットで見るためのTVerがある。さらに、NetflixやDMM動画などもあり、こういったビデオアプリで表示されるビデオを、テレビやディスプレイにミラーリングできるかどうか。

ちゃんとミラーリングできて、ビデオを視聴できるのかどうか。Apple Lightning - Digital AVアダプタ を購入するかどうかを検討している人には気になるところ。




AmazonPrimeビデオ

アダプタをテレビに接続して、Amazon プライムビデオを視聴できるかどうか。iPhoneを接続してみたところ、テレビの方で全画面でビデオが再生され、映像も音声も問題なく出力された。

著作権関連の制限が課されることはなく、ビデオを再生するに支障となる問題は起こらなかった。

さらに、iPhoneの画面をスリープ状態にして、画面を消したとしても、テレビの方のビデオはそのまま再生され続ける。そのため、ビデオの再生が始まったら、iPhoneの画面はスリープボタンを押して消してしまってもいい。

感覚としては、ChromecastFire TV StickでAmazonプライムビデオを見ている状態に近い。



YouTube

YouTubeでビデオを再生すると、「AirPlayに接続しました」とiPhoneの画面に表示される。

iPhone側では専用画面にカスタマイズされていて、ただのミラーリングではなく、スマートフォンの画面をテレビに映しているだけじゃなく、YouTube向けにAirPlayに対応した画面が表示される。

Amazon Primeビデオと同じように、YouTubeも快適に利用できる。



TVer

地上波テレビのドラマなどを見れるTVer アプリ。このアプリもAppleのLightning - Digital AVアダプタでミラーリングできるかどうか試してみたところ、テレビの画面にTVerの番組を表示することはできた。つまり、ビデオの再生は可能だった。

しかし、YouTube や Amazon プライムビデオと違って、専用の画面にカスタマイズされることなく、iPhoneの画面が単純にテレビに映し出されているだけになる。

AssistiveTouchのボタンもテレビに表示されていて、純粋にミラーリングしているだけの状態。

さらにiPhoneの画面をスリープさせると、テレビの方のビデオも止まってしまう。だから、TVerで番組を見ている間は、ずっとスマートフォンの画面を点灯させ続けなきゃいけない。

スマートフォンでビデオが再生されて、テレビの方でも同じビデオが再生されてしまい、両方の画面で表示され続けるので、テレビの方を見るならば、スマートフォンの画面を点灯させるは無駄で、バッテリーの無駄遣いになってしまう。

AppleのLightning - Digital AVアダプタを経由してTVerのビデオを視聴すると、iPhoneの画面をそのまま映し出すだけで、スリープもできない。この点が欠点と言える。

ただ、テレビの画面でTVerの番組を見れるのだから、この程度のデメリットなら受け入れざるを得ないか。ChromecastやFire TV Stickを使わずにTVerをミラーリングできるなら、文句は言えない。




nasne mobile

テレビ番組を録画できるSONYのnasne。iPhoneやiPad にnasne mobileアプリをインストールすると、それらのデバイスから録画した番組を見れる。

ならば、Lightning - Digital AVアダプタを接続し、nasneに録画した番組をテレビなりディスプレイにミラーリングできるかどうか。

結論から言うと、Appleのアダプターを経由して、nasneに録画した番組をテレビやディスプレイに全画面で再生できない。残念だが。

アダプタを接続して再生しようとすると、著作権法上の制限がある旨の表示が出て、ビデオを再生することはできなかった。一方で、予約状態の管理、番組の録画予約はもちろん可能。

残念だけれども、nasneに録画した番組をLightning - Digital AVアダプタ経由で再生することはできない。




Amazon music

音楽ストリーミングの場合は、音だけテレビやディスプレイ側から出る。画面はiPhoneのものをそのままミラーリングする。

音楽アプリをミラーリングすると、再生される音楽の音だけがテレビやディスプレイから出てくる。一方、映像の方は、スマートフォンの画面をそのままミラーリングするだけの状態になる。

テレビに立派なスピーカーが付いているなら、アップルのアダプタを接続して、Amazon Musicの音楽を再生するのもいい。

ちなみに、音量調整はテレビやディスプレイ側で行い、iPhone側ではできない。




Keynote

プレゼン用に使うKeynote。iPhoneでKeynoteを起動し、アダプタを接続した後、スライドを再生すると、全画面で表示される。

プレゼン用のソフトとして使われるKeynoteだが、iPhoneをテレビや大型ディスプレイに接続して、スライドを再生させると、画面に全画面でプレゼンのスライドを表示できるため、他の人に見せる状況で使うには良い機能だ。




ChromecastやFire TV Stickの代わりになるか。

スマートフォンからミラーリングできるなら、「じゃあ、ChromecastやFire TV Stickは要らないんじゃないか」と。

アダプタとHDMI ケーブルがあれば、AmazonプライムビデオもYouTubeもテレビで見ることができるわけだから、Chromecast や Fire TV Stick がなくてもいいんじゃないかと思ってしまうところ。

確かに、ビデオを視聴するだけなら、このアダプターだけでも足りる。

Lightning - Digital AVアダプタとHDMIケーブルを持ち出して、外出先のテレビに接続すれば、ビデオを視聴できるし、 Chromecast や Fire TV Stick を買う必要がなくて、アダプタの購入代金で済むわけだから、費用面でのメリットは確かにある。

しかし、Chromecast や Fire TV Stick は、単独で動くデバイスなのが特徴。それぞれが独立したコンピューターとして作動するので、その点でアダプターとは違う。

Chromecast や Fire TV Stick が作動している間も、スマートフォンやタブレットは別で使える。 ChromecastなりFire TV Stick でビデオを再生しているときに、他のアプリを立ち上げてもビデオは止まらない。ビデオを再生しながら、iPhone 側でメールを読めるし、天気予報を見ることもできる。さらに、他の操作を iPhone ですることもできる。

ビデオの再生は Chromecast や Fire TV Stickが単独で担っているから、iPhone では他の操作をしても構わない。

一方で、Lightning - Digital AVアダプタを使った場合は、あくまで iPhone なり iPad のハードウェアを使うため、アダプタが単独で作動するわけではなく、iPhone や iPad の操作に連動してアダプターが動いている。

だから、アダプタ経由で Amazon プライムビデオを見ている時に、iPhone の方でメールをチェックしたり天気予報を見たりすると、ビデオが中断されてしまう。

あまりに上手くLightning - Digital AVアダプタがミラーリングするものだから、アダプタで接続している間、スマートフォンでメールを見たり、天気予報をチェックしたりできそうだが、それをすると画面が切り替わる。

ビデオを再生しながら、他のアプリも使えるんじゃないか。そう思ってしまうほど出来が良いミラーリングなので、別の操作もしたくなる。しかし、画面を切り替えると、テレビやディスプレイに映し出されている内容も切り替わるので、ビデオを視聴している間は、マルチタスクでデバイスを使えない。

Chromecast や Fire TV Stickだと、ビデオ再生中であっても、iPhoneで別の操作が可能なので、この点ではアダプタは劣っていると言える。単独では動かないので、仕方のないことだが。




HDMIケーブルは高品質なものを使うべき。

安物の HDMI ケーブルを使って iPhone とこのアダプタを接続すると、画面に小さな横線がたくさん入るノイズが発生した。音声は問題なかったが、映像がノイズで少し乱れていた。

アダプタそのものに何か不具合があるのかと思ったが、別の HDMI ケーブルに交換して、再度接続してみたところ、映像も音声も問題なく転送できた。

HDMI ケーブルは安物ほどケーブルが細い傾向があって、ノイズが入った時も、細い HDMI ケーブルを使っていた。そのため、なるべく品質が高い、太めの HDMI ケーブルで接続するのがお勧め。





アダプタの価格は5,800円。これは高いかどうか。

値段だが、Lightning - Digital AVアダプタは5,800円もする。この価格を高いという人もいるけれど、iPhone や iPad をテレビやディスプレイにつなぐだけのアダプターと考えれば、確かに5,800円という値段は高く感じる。

しかし、単にミラーリングするだけの機能を持ったアダプタではなくて、ビデオアプリを再生した時の使用感は、Chromecast FireTV Stick とほぼ同じぐらい快適だ。

それらのデバイスを買わずに済んだと考えれば、5,800円という値段は高いというよりもむしろ安いぐらい。Chromecast と Fire TV Stick 両方買えば、10,000円ぐらいにはなる。その1/2程度の価格でアダプターを買えたということになる。

さらに Keynoteアプリを使うことで仕事でも使えるし、オンラインミーティングの時に画面とカメラを分離することができ、正面の顔を晒すこともない。

このアダプタの汎用性の高さを考えれば、5,800円という価格はやはり高いとは言えないし、むしろリーズナブルではないか。

使う範囲を広げれば、それだけ利用価値も高まるわけだから、購入する前は5,800円という価格が高いと感じても、使っていくうちに実は安い買い物だったと感じるはず。

単純に、見た目だとか、機能に着目して、それらと値段を比較するだけで、モノの価値を判断できるものもあるけれども、このアダプターは実際に使うことで5,800円を超える価値があると感じられる。




アダプタを充電しなくても使える

HDMIの差込口の隣にLightningケーブルを差し込むところがあるが、これは充電用で、ミラーリングしながら充電できるようになっている。

充電しないとアダプタを使えないのかと思えるが、実際は充電しない状態でもミラーリングはできる。

アダプタ本体に電源を用意するためにライトニングケーブルを接続するわけではなく、ミラーリング機能を使ってると、iPad や iPhone のバッテリーの減りが早くなるので、ミラーリングしながら充電もできるように HDMI ケーブルの差込口の隣にLightningケーブルの差し込み口を設けているというわけ。

また、アダプタを接続すると、1つしかない充電口が塞がってしまうので、HDMIケーブルの差込口の隣にLightningケーブルを差し込めるようにしているとも考えられる。




2020年3月31日

共同住宅(マンションなど)で宅配荷物を置き配指定するときの注意点



置き配は便利だけれども、マンションに住む人には不便。


通販で何か品物を注文して、届けてもらう時、直接に受け取ることなく、玄関の前に置いてもらう、いわゆる「置き配」を指定できるサービスがあります。

Amazonでも、置き配が標準になり、手渡しで受け取るには個別に指定するよう変わりました。

手渡しだと、在宅していないと荷物を受け取れませんし、配達時に対応しなければ、後日再配達になり、再配達をしてもらうために手続きの手間がかかるし、配達する業者側も負担になります。

だから、玄関前に置いておいてもらう、という配達方式があるわけです。

再配達の依頼をする必要がないし、配達業者も、また持って行く必要がないので、お互いに利点があります。

ただ、置き配をするには、「玄関前まで配達する人が行く」という重要な条件があります。

一軒家だったら、何の問題もなく玄関前に荷物を置いて、配達を完了できます。置き配するにしても、一軒家だったら何か特別に注意すべきことはありません。

問題となるのは、共同住宅、マンションに置き配の荷物を届ける時。

その問題というのは、近頃のマンションは、エントランスのところにセキュリティがかかっていて、部屋番号を入力して、インターホンを鳴らし、住人の人にエントランスのゲートを開けてもらわないと、玄関前まで行けないようになっています。

置き配で荷物を受け取りたい、玄関先に荷物を置きたい、そう考えていても、注文者が在宅していないと、置き配できないのです。

不在だから置き配にしてほしいという人もいるわけで、自宅に不在だったとすると、玄関前に荷物を置けるのか。

不在だと、セキュリティエントランスで部屋番号を入力してインターホンを鳴らしても、応答してもらえませんから、エントランスから中に入れない。

エントランスから中に入れないということは、玄関先にも行けないのですから、荷物を玄関先に置くこともできなくなる。

だから、共同住宅、マンションに住む人が置き配を指定する時は、在宅していなければいけないことになります。



置き配で指定したのに、再配達になってしまう。


不在の状態で荷物を受け取るには、宅配ボックスに荷物を入れてもらうか、コンビニで受け取りにするか、PUDOステーションのような駅前に設置しているロッカーに荷物を入れてもらって、後ほどを取り出すか。

マンションだと、不在になっている状態で、置き配することはできないのです。

お客さんの側は、特に考えもせずに、置き配を指定するのでしょうけれども、配達する人がエントランスの中に入れなければ、置き配できませんから、そこは気をつけておく必要があります。

エントランスにセキュリティがかかっていない共同住宅、公営の住宅ではそういうところが多いですが、玄関前までセキュリティ無しで行けるマンションだったら、置き配も可能です。

エントランスで部屋番号を入力してもらわないと玄関先まで行けない。そういうマンションで置き配を指定する時は、このような事情を考えた上で指定しないと、せっかく置き配指定しても再配達になってしまいます。

以前、とあるマンションの入り口で困っている配達の人がいて、「置き配を指定されているのですが、不在で中に入れないのです」と。

確かに、住人が不在だと置き配できないなと思い、エントランスのドアを開けて入れてあげたのですが、これはもうやむを得ないな、と。

共同住宅に住んでいる人で、置き配を指定する場合は、在宅していないといけませんので注意が必要です。

宅配ボックスの数には限りがありますし、長期間、荷物を入れたままにする住人もいて、うまく運用できていないマンションもあります。

置き配を指定するからには、不在時に荷物を玄関先に置いてもらいたいものですし、在宅で置き配してもらってもさほど利点はありません。

マンションに住んでいて、エントランスにセキュリティがある方は、置き配指定するときに上記のような事情があると知っておく必要があります。