2015年5月28日

ポイントカードで太る財布。ポイントカードを一元化しよう。


ドコモポイントを進化させた新たなポイントサービス「dポイント」を提供
https://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2015/05/13_04.html



ポイントカードが財布の中で増殖していい気分になる人は少ないだろうが、dポイントカードもTポイントカードなどと同じ運命を辿る。当たり前のように、ポイントカードを使うお店は多いが、その当たり前なポイントカードによって財布がメタボになっている事実を見逃してはいけない。

私は以前から、ポイントカードを1枚に集約して欲しいと思ってきたが、2015年時点では未だに実現していない。PontaカードやTポイントカードを利用できる加盟店は増えているものの、財布の中身を減らすほどの効果は無い。



1枚のポイントカードで全てのお店のポイントを集約する。これが解決策の1つだったが、自社の購買情報が1社に集まってしまうという懸念からか、嫌がる会社もあるのではないか。そのため、店ごとにポイントカードを発行してしまい、消費者の財布を太らせる。

電子マネーはスマホ1台に集約できるのだから、ポイントカードをスマホ1台に集約するなんて簡単なはず。

「スマホ1台で全てのポイントカードを管理したい」、「スマホ1台で全ての電子マネーを管理したい」これが消費者の望み。財布やパスケースに何枚もカードなんて入れたくない。実に単純な望みだ。

スマホならば、40店舗であろうと100店舗であろうと、ポイントカード情報を保持できる。お店で使っている電子マネーカードリーダーとポイントカードリーダーを共用すれば、店はポイントカードと電子マネー、2つのシステムを同時に導入できる。

ただ、問題はある。端末を変更する際に、ポイントカードデータをどうやって移行するか。40店舗分のポイント情報を1件づつ移行させるなんて非現実的だ。そのため、複数ポイントカード情報を1つのアカウントに集約できる仕組みが必要になる。

例えば、ポイント管理ネットワークというようなサービスを作り、そこにアカウントを開設し、複数のポイントカード情報を1つのアカウントに集約する。機種変更する際には、ポイント管理ネットワークのアカウントを端末に入力すれば、全てのポイントカード情報が一括で移行される。

ポイント管理ネットワークを誰が運営するかが問題だが、ポイントに紐ついた購買情報を他社が引き出せないようにしておけば、どこの会社が運営しても大丈夫なのではないか。日時、ポイントの加算減算、合計ポイント、アカウント引き継ぎ用のPIN、登録される情報は最低限にしておけば、他社に購買情報が漏れることも無い。

1,スマホ1台に集約。
2,電子マネーリーダーとポイントカードリーダーを共用化。
3,ポイントカードデータの集約。

この3つをクリアできれば、財布をデトックスできるだろう。