2016年9月28日
ケータイショップの頭金は2種類ある。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1609/26/news058.html
スマホ購入者が「頭金」を自由設定 ドコモが支払い方法見直し、販売店裁量で値引きも
ケータイショップでケータイを分割払いで購入する時、「頭金」というものが登場する。
ただ、頭金の意味を特殊な定義にしているのがケータイショップの実情だ。
本来、頭金というのは、何かを購入する際、代金の一部を支払い、残りを後日に支払うようにした場合、先に支払った代金の一部が購入代金に充当されるものを言う。これが一般的な意味での頭金。
しかし、ケータイショップの頭金というのは、購入代金に充当されるものではなく、販売手数料として扱われているところがある。
つまり、頭金には種類が2つあるのだ。
例えば、頭金が3,000円必要と言われて、それを支払うと、本来ならば購入するケータイの本体代金から頭金の分だけ控除されるはず。
もし、80,000円のスマホを購入する場合に、頭金を3,000円支払えば、スマホの代金は77,000円になるはず。しかし、頭金を販売手数料として扱っているショップでは、頭金を支払ってもスマホの本体代は80,000円のまま。つまり、実質的な端末価格は83,000円になるわけだ。
頭金を販売手数料化するのはドコモショップに多く(auやSoftBankでもあるのか?)、隨分と前から不思議な仕組みだった。
ちなみに、この販売手数料は、分割払いする場合に請求されることがあり、一括払いだと頭金の話は出てこない。
ケータイを分割払いで購入する場合は、金利は0%なので、販売手数料という名の頭金は必要ない。しかし、購入代金の一部に充当する頭金ならば、それを支払うかどうかは購入者次第だ。
ところが、この販売手数料である頭金は、ショップが指定するオプションに加入すると、0円になる。オプションの加入紹介料を充当して頭金を0にするのだが、そもそもこの頭金は頭金ではなく販売手数料なので、名称がおかしい。
上記のウェブサイトでは、購入者が頭金を自由に設定し、残りを分割払いするという話だが、ケータイショップでは頭金は2種類あるということを伝えておかないといけない。
販売手数料という意味での頭金なのか。それとも、購入代金の一部に充当する頭金なのか。購入者はここをハッキリさせてケータイを購入するべきだろう。