長年、13年ぐらいか、整髪料としてヘアワックスをずっと使ってきて、つい最近、2016年の9月まで使っていたが、ついにヘアワックスを使うのをヤメた。
ワックスを使うのをヤメたといっても、髪を整えるのをヤメたわけではない。ボサボサの髪で外をウロウロしているわけではなく、使う整髪料を変えたのだ。
使い始めたのは、GATSBYのヘアジャム。ちょっと前に、テレビCMで松田翔太が宣伝していた整髪料で、「ヘアジャム、ヘアジャム」とテレビで言うものだから、「何じゃそれ」といつも思っていた。
13年もヘアワックスを使っていると、もうそれを使うのが当たり前になってしまって、一種の経路依存状態になり、他の整髪料を検討することもなかった。
とはいえ、長い間使っていたといっても、ヘアワックスに満足していたわけじゃない。
ヘアワックスには3つの欠点があり、ヘアジャムはその欠点をクリアしているので、それを説明していこう。
緑のヘアジャム。 |
メンズワックスはハード系ばっかり。
メンズワックスの欠点として、まずハード系のワックスばかりなのが気に入らない。なぜなんでしょうね。あんな固いワックスばかり並べて。
ドラッグストアに行き、整髪料のコーナーを見ると、メンズワックスはハード系ばかり。「ハード」、「スーパーハード」、「ウルトラハード」と、一体どれだけハードが好きなんだと思わされるほどハードワックスばかり。
男性というと、整髪料でカチカチに固めたヘアースタイルをイメージするのか、ワックスもシッカリと固めるものばかりが並ぶ。男性はハードワックスばかり使うと思い込んでいるのがもう何だかイヤ。
私の場合、このハードワックスが髪に合わなくて、あのベタベタ感が嫌だし、お風呂で洗い落とす時も、シャンプーを使っているのに手こずる。ハードワックスは過去に1度使ったことがあったが、自分の髪に合わなかったので、まだイッパイ容器に残っていたけれども、使いきる前に捨ててしまった。
それ以降は、ずっと女性用のワックスを使っていた。男性用とは違い、女性用のヘアワックスはソフト系が多くて、髪をガッチリと固めるものが少なくて使いやすい。
「じゃあ、そのまま女性用のワックスを使っていればいいんじゃないか?」と思うところだが、確かに固さは丁度いいのだけれども、ヘアワックスにはさらに欠点がある。
ベトベトで洗い落としにくいワックス。
固さの次は、ベトベトなつけ心地がマイナスポイント。手にとって、延ばして、それを髪にシャカシャカと付けていくわけだが、手に付いたワックスを落とすのがこれまた一苦労。水だけでは取れないので、石鹸を使ってもみ洗いしてやっと取れるアリサマ。ハードワックスだとさらに取れにくいので厄介さが増す。
手について取れにくい。髪についたワックスも洗い落としにくい。このまとわりつく感じがワックスの2つ目の欠点。
ヘアワックスを使うと首にブツブツができる。
これで終わりかと思うところだが、まだ欠点は1つ残っている。
最後の欠点は、首に吹き出物ができるところ。ワックスが髪に付いていて、それが汗か雨か、もしくは他の理由で成分が首の方へ流れて、それが原因で出来物がブツブツとできるのが困る。
ワックスを使っていて、首のあたり、ちょうど耳の後ろぐらいに、赤いブツブツができて、ポリポリと掻いている人を見たことがあるが、それもヘアワックスが原因。
首にブツブツができているヘアワックス使用者は私以外にも多々いると思われるので、そういう人はヘアジャムに変えてみるといい。
(2016年10月13日 追記)
使い始めた頃は、耳の後ろのブツブツが減ったかのように思えたが、使っていると、ヘアワックスを使っていた頃とあまり変わらない感じだ。
体質によるものだろうが、整髪料が肌に付くと、私の場合どうも出来物ができるらしい。
ヘアジャムの良いところ。固さが丁度いい。
ヘアジャムの良いところは、まず固さが丁度いいところ。ハードワックスのようにガチガチには固められないけれども、かといってフニャフニャというほどでもない。言葉では表現しにくいのだが、「固めすぎずに固める」という感じ。
女性用ワックスを長年使ってきた私でも、この固さは丁度いい。
使っているのは緑色のタイプ。全部で4種類(黒色、赤色、青色、緑色)あり、固さなどで違いがあるが、まずは緑色から使ってみることにした。
ヘアジャム 緑 ラフニュアンス 120mL
ベタベタじゃない、サラサラだ。
ヘアジャムは液体状になっていて、容器をつまんで手のひらに出すようになっている。例えるならば、ん〜、ブルドックソースみたいな感じかな。
手で髪に馴染ませた後、手のひらにヘアジャムがベタベタと残らず、手はサラサラな状態になる。ワックスだと、使った後に手を洗いにいかないといけないが、ヘアジャムだと「洗わなくてもいいんじゃないか?」と思えるほど手がサラサラ。
とはいえ、サラサラといっても手には成分が残っているので、洗うのだが、石鹸を使わず水で洗い落とせるのが嬉しい。
頑固な油汚れのようにまとわりつくワックスと違って、ヘアジャムは水だけでも洗い落とせる。
ブツブツが減ってきた。
まだ使い始めて1ヶ月も経っていないが、耳の後ろ周辺にあった出来物は減ってきた。固さやサラサラ感はもちろん良い点なのだが、私はこの出来物が減ったという点が最も気に入っている。
ワックスを使っていると、何だかずっと首に出来物ができている状態で、気持ち悪い感じがずっと続いていた。「何でこんなブツブツができるのか、、」と思ったことは何十回もある。
ヘアワックスからヘアジャムに変えると、耳の後ろ辺りの痒さが治まってきた。
モバイルサイズでお試しできる。
大きいサイズと小さいモバイルサイズ、この2種類があるので、まず自分に合っているかどうかを知るためにモバイルサイズから使い始めるのもいい。
モバイルサイズだと280円程度で30mL。レギュラーサイズだと680円程度で120mL。ドラッグストアだとこれぐらいの価格だが、Amazonでも購入できる。
ヘアワックスから乗り換えた私としては、今のところ欠点が見当たらないほどヘアジャムを気に入っている。
ヘアワックスの固さが合わない。ベトベトするワックスがイヤだ。何だか耳の後ろ辺りにブツブツができる。そういう人はヘアジャムを使ってみるといい。
ヘアジャム 緑 モバイルサイズ
黒色も使ってみた(2016年9月20日 追記)
緑以外にも3種類のヘアジャムがあるが、そのうちの1つである黒色も使ってみた。先に緑色から使っていたが、気に入ったので、他の色も試してみることに。パッケージが黒で、中身も少し黒い。 |
手のひらに取って、伸ばし、髪にシャカシャカと馴染ませて、髪型を整える。使い方は緑タイプと同じだ。
ヘアジャム 黒バージョン(最も固いタイプらしい、、)
ベタベタ感はなく、手に付いたヘアジャムも水で流せる。固まり具合も丁度いい感じで、ハード系ワックスのようにガチガチにはならないし、お風呂で洗い流すのもラク。
ズバリと書いてしまうが、緑タイプと黒タイプの違いがよく分からない。香りは違うし、固める力もやや違う感じはするが、あえて違うラインナップとして分けるほどの違いなのかというと、やや疑問。
後日、青色と赤色も使ってみるが、おそらくどれも同じような使い心地なんじゃないかと予想している。
青色はヘアムースに似ている(2016年9月28日 追記)
3つ目のヘアジャムは、青色。
パッケージと同じ青色。 |
緑と黒は、ツヤはほとんど無く、固まる強さもよく似ている。しかし、青色のヘアジャムは、固まる強さは緑と黒よりも強いように感じる。パリパリ、テカテカした仕上がりになるため、固まっている感が強い。
洗い落としに関しては、他のバージョンと同じように、水でも洗い落とせる。お風呂でシャンプーを使えば、洗い落とすのは容易だ。
ヘアムースからヘアジャムに移行しようとしている人ならば、まずは青色から使ってみるといい。
ヘアムースのような仕上がり。青色ヘアジャム
残るは赤色だけだ。
最後の4つ目。赤色も使ってみた。
全部で4種類ある中で最後になったのが赤色タイプのヘアジャム。中身はピンク色。 |
緑色のヘアジャムに似ているといえば似ている。緑よりも固める力が弱めで、髪の長さがミドルからロングの人に合うタイプだと思う。
赤色のヘアジャムは整髪料を使っている雰囲気が他よりも少なく、ナチュラルな仕上がりを好むならば赤色がオススメ。
GATSBY (ギャツビー) ヘアジャム スマートニュアンス 120mL
初めて使うならば、緑色を使う。
まだヘアジャムを使ったことがないならば、まずは緑色か赤色から始めるといい。青色は最もクセのあるタイプで、ヘアムースからの切り替えならば良いと思うが、ヘアワックスを普段から使っている人だと、あのテカリ感やパリパリ感は好みじゃないだろうから、ワックスからの切り替えなら緑色か黒色がオススメ。緩めのキープ感を望むならば赤色もいい。
もう、青色のヘアジャムは買わん(デカイタイプを買ってしまったが)。
赤色 < 緑色 < 黒色。この順番で固さが変わる。この3色の主な違いは固さで(いずれもツヤは無し)、黒色が最も固め(緑色とあまり変わらない感じだが)で、赤色が最も緩い。ハード系ワックスからならば、緑か黒。ソフトワックスからの切り替えならば、緑か赤。緑色のターゲットゾーンが広いので、まずは緑色からというのもいい。エントリー向けは緑ヘアジャムで決まり。
GATSBY (ギャツビー) ヘアジャム ラフニュアンス 120mL
私も、リピートで買うならば、おそらく緑色を選ぶと思う。
青色は、他の3色とは明らかに違い、ツヤテカを好む人向け。ツヤやテカリが好みではないならば、緑、黒、赤の3つから選ぶように。