2019年8月7日

指の部分がメッシュに 夏用のバイクグローブは安全で涼しく







グローブ無しでは運転できなくなった。


素手でバイクを運転しても道路交通法に違反しませんけれども、バイクに乗るときはグローブを着けるのが当たり前になりつつあります。

初めて運転し始めたのは高校生の頃。高校1年で原付免許を取って、50ccスクーターを運転していた頃はずっと素手。原付免許は学科試験だけで取得できますし、取得後にちょっとだけ運転を経験する時間はあるものの、教習所の技能教習ほど本格的なものじゃない。

さすがに冬は手袋など防寒対策はしますけれども、それ以外の時期には何も着けず。

素手だと、涼しいのは確かですが、汗や雨で濡れると、アクセルスロットルやブレーキレバーがツルッといっちゃうときもあって、少し危なっかしい感じになることも。

普通二輪免許を取得する際、教習所で技能教習を受けるときは手を保護するグローブなどが必須で、素手では教習を受けられないようになっています。

そうなると、バイクを運転するときはずっとグローブを着けるわけですが、もうこれが当たり前になってくるんです。

グローブを手に着けていると、運転操作がしやすく、雨が降ってもツルッとなることもない。さらに、気分的なものか運転もラクになっている気がします。



暑い夏に使える夏用のバイクグローブはどれ?


秋冬シーズンは良いとしても、夏になると分厚いグローブはちょっと嫌。

安全のためとはいえ、暑いのは耐え難い。ましてや気温35度でモコモコしたグローブなんて、、、。

暑いとグローブを着けたくなくなるわけですが、涼しい感じのグローブがあれば使ってみたい。夏用で、クールな感じのものがあればいいわけです。

そこで探してみたところ、教習所で装着するプロテクターで有名なKomineでちょうどいいグローブを見つけたので使ってみることに。


夏でもムレにくいバイク用グローブ


教習所の技能教習ではプロテクターを着ける必要があり、教習所で用意されたものを使うのですが、これがすべてkomineというメーカーのもの。

二輪車用のプロテクターといえばkomineと言っていいぐらい有名で、教習所経由で二輪免許を取った方なら知らない人はいないのではないかと思えるほど。


このプロテクター、教習所にありました

硬いプラスティック製の鎧みたいなものを着て、肘や膝にもプロテクターを着け、コケてもまず怪我はしないだろうという格好でバイクに乗るんです。

ところで、教習所に置いているプロテクターですが、やけに傷だらけになっているものばかりで、傷が付いているということは、それだけ転倒している人がいるのかと推測するのですが、コケる人はそれなりにいるんですね。






指の側面にメッシュで通気。


最高気温35度になる真夏に装着してみたところ、なかなか快適。

指だけ出たグローブもあり、そちらのほうが涼しい感じがするけれども、やはり指も保護するグローブの方が安心ですし、レバー操作もしやすい。

このグローブの良いところは、指の側面がメッシュになっていて風が入ってくる点。

指の部分が透けているところから風が入る。
指の両側面にメッシュ。

指をスッポリと覆うと暑いんですが、メッシュのところからスーッと風が入ってくると、真夏でもいい感じ。

夏用のグローブは、涼しいのはもちろんだが安全でないといけない。しかし、安全だが暑いのはダメ。安全さと涼しさ、この矛盾する要求を同時に満たすものが必要になる。

そこで指の側面をメッシュにして通気性を向上させたのがkomineのグローブ。地味ですが、この「指メッシュ」と表現してもいい部分がこのグローブのウリと言っても過言ではないでしょう。





手首の部分が裂けた。


着けるときにはちょっとコツがあって、手首の部分にある持ち手を指で掴みながら手を入れていく必要がある。

横着して、他の部分を掴んで手をグイッと入れると、手首の縫い目部分がビリっと裂ける。これは実際に使った人なら分かるはず。

持ち手を掴んで手を入れないと破れる。

持ち手を指で掴みながら手を入れると大丈夫だが、他のところを持ちながらだと破れる可能性があるのがこのグローブの注意点。

どこを掴んでもいいだろうと考えてグローブに手を入れると、ビリっといくので注意が必要。

この持ち手をチャンと使うのがコツ。

丁寧に持ち手が用意されているので、素直にそこを掴んで手を入れていけば、破れることは無いはず。





手に吸い付くような装着感。


ダボッとした感じではなく手にピッタリと装着するタイプで、隙間がないため運転操作がしやすい。

秋冬用のグローブならば、空気の層を作り暖かくするために、グローブと指の間に隙間があるものが主流。ピッタリしたもの空気の層がなく寒く感じる。

このグローブだと指にピッタリとくっつく感じで、先程書いたように、指の隙間から風が入ってきて蒸し暑さも感じにくい。

大きめサイズでも手にピッタリ。

さらに、指の関節部分にも緩衝材が入っていて、柔らかいものだけれども万一の転倒時に保護してくれる効果がありそう。




サイズは1つ大きいものを選ぶ


普段、手袋なりグローブを購入するときはXLサイズを選ぶのですが、過去にXLサイズのグローブが小さかったことがあり、今回はあえて2XLを注文しました。

手に装着してみると、想像していたよりも小さめで、私の手にはピッタリ。少し余裕があるのかと思いきや、2XLサイズで良かったみたいです。

通販だと試着できないのですが、1サイズ大きいものを選べばちょうどいい装着感になるのではないかと思います。




手を守るプロテクターにもなる。


なんでも良いから手につければいいというのであれば、それこそ軍手でもいいわけですけれども、付け心地というか装着感が軍手はチープ。

このグローブには、小指球と言われる部位を保護するようにカーボンのプロテクターが付いています。ちなみに、転倒して地面に手をつくと、まず接触するのが小指球という部分。

硬いものが手のひらに。

何らかのトラブルで転倒して地面に手を着けば、小指球の部分からザザーッといっちゃうでしょうから、そこに小さいプロテクターを付けるのは納得。転倒しないような運転をするのが一番ですけれども、万が一という場面もありますから、そういうときのためにあると安心です。

さらに、中手骨の部分にも保護材が付いています。小指球の部分にはカーボンスライダーというものが付いていますが、中手骨の部分には、カーボンではないものの、硬いもので覆いがあります。

手の甲も防御。

中手骨とは、通称「げんこつ」と呼ばれる硬い部分で、骨がポッコリと出ているところ。

素手と違うのは、運転操作のしやすさだけでなく、安全かどうかという点も大きい。

グローブをつけたままスマホを操作できるかというと、親指の第一関節部分は画面に反応するため、地図を見る程度の操作ならばグローブをつけたままでもOK。

文字を打つような細かい操作を乗車中にするとは思えませんし、せいぜい地図をザックリと見る程度でしょうから、親指だけ操作可能なものでも充分に思えます。


夏でもムレにくいバイク用グローブ