2019年12月9日

京都の電車やバスが混んでいるなら、レンタルサイクルで京都市内を走るのがオススメ。



秋の京都は混む。バスなんて乗っちゃダメ


紅葉の時期になると、電車やバスを使って京都へ行く方が多いかもしれませんけど、混むのよね。あれ。

特に、紅葉シーズンのあのバスの混み方は、もう、言葉では表現しづらいほど。過去に、嵐山から京阪三条駅まで、確か1時間ちょっとかかったことがあって、もうねあれ拷問ですよ拷問。混雑がなければ、40分もあれば着くんじゃないかな。

電車で紅葉スポットに行こうってならまだしも、バスで行こうっていうのは、これはもうほんとやめた方がいいですよ。途中で降りて、歩いたほうが早いぐらいですから。

紅葉は散り始めが綺麗。シーズンの終わりかけに行くのが好き。亀山公園。

オススメなのはレンタル自転車。車が混雑していても自転車はすり抜けて走れるのが良いところ。電車やバスよりは、自転車の方がそりゃあ混雑感はないよね。あっ! 赤信号は停まらないといけないよ。

じゃあ、レンタルサイクルを利用するとして、料金はどうかと調べてみると、確かに1日1500円ぐらいかかるところもあるんですが、阪急レンタルサイクルだと、電動自転車を1日借りて420円。電動なしのママチャリだと320円。

1日でこの料金よ。1時間じゃなくて。1日、電動自転車を借りて、420円だったら悪くはないでしょう。朝は6時30分から借りれて、最終は23時30分まで。さすがに17時間も使う人はそうそういないだろうけど。

繁忙期の京都では、バスだけは乗ってはいけない。これは確かなこと。電車は渋滞しないけれども、混雑はする。自転車ならば、周りの景色を見ながら走れるし、バスの中に閉じ込められることもない。





電動自転車は省エネモードで走ろう


電動自転車には、電動モードっていうのが3つあって、1番パワーがあるタイプと中位のものでオートマチックのもの、さらに1番下の省エネモード。合計3つのモードがあるわけ。

運転してると、最もパワーのあるモードが1番良いのかと言うと、そうでもなくて、省エネのモードでも充分にアシストしてくれるので、坂道じゃないならこれでも充分。

平坦な道路をスイスイ進みたいなら、省エネモードでペダルを軽く回していく感じで漕ぐとちょうど良い。

省エネモードで坂道を上ったりもしてみたけど、パワー不足と言う感じではなかったよ。電動でアシストが入ると、ペダルがカキッ、カキッ、と突っかかる感じになって、「おぉ、アシストが効いているな」と伝わってくる。

バッテリーは有限だから、極力、省エネモードで走った方がいいね。

阪急嵐山駅を降りたところにも阪急レンタサイクルのお店があるけども、もちろんそこで自転車を借りて散策してもいいわけです。そういう方、多いでしょう。

ただ、嵐山のレンタルサイクルは、夕方の5時には自転車を返さないといけない。返却時間が早いんだ。5時だぜ、まだもうちょっと乗っていたいじゃないか。

まぁ、5時になれば、周りは暗くなるし、もう自転車を返して、電車でオウチに帰ろうかと思う頃合い。

もっと長時間乗りたい場合は、他の阪急レンタサイクル店舗だったら、夜の11時30分まで乗れる。秋には夜間拝観を実施するお寺もあるし、それを目的にしている方なら、夜遅くまで自転車に乗れる方がいい。

阪急京都線の桂駅や西院駅から嵐山までは、ちょっと遠いけれど、京都の中を散策することもできるので一石二鳥。駅から15分なり20分かけて、自転車に乗って町並みを見るのも洒落ている。

「紅葉を見に来たんだ。それ以外には用はない」そんなギスギスした気持ちでは、肝心のモミジも落ち着いて味わえないんじゃないか。

電動自転車を1日借りて420円だったら、これはリーズナブル。京都市内にもレンタルサイクルのお店はあるけど、調べてみたら電動自転車借りると1200円から1500円ぐらいかかる。

阪急レンタサイクルは、阪急電鉄の沿線駅の近くにしか貸し出し場所がないけど、西院駅だったら、四条通を東に行けば、四条河原町とか八坂神社、清水寺まで行ける。四条河原町なら自転車をこいで15分ぐらいかな。

自転車で走れば、京都市内の風景を見れるし、普段乗れない電動自転車を経験できるので、人によってはこちらの方がオススメなのかな。

ほら、電動自転車って、お店で販売しているけど、1台あたり大体120,000円ぐらいするでしょ? さすがに普段乗りでそこまでの自転車はいらんかな、と。これぐらいの価格帯になったら、もうバイク、自動二輪車を買おうかと考えちゃうぐらい。

子供の送り迎え、保育園や幼稚園などに通う子供を送り迎えしてる人だったら、電動自転車を使ったほうがいいんでしょうけど、そうでない方は電動自転車に乗る機会はほとんどない、と言っても過言じゃないよね。

だからこそこういう機会に、京都に来た機会を利用して、電動自転車を借りてウロウロしながら、紅葉と京都の町並みを見ていけば、一石二鳥でしょう。


直指庵の紅葉。12月1日。緑、赤、黄、変化があってこういう紅葉も良い。


電動自転車は貸し出し台数が少ないので昼までには借りたい。


阪急京都線 西院駅では、駅の近くの駐輪場にレンタルサイクルの貸し出し場が併設されていて、そこで自転車を借りるんです。

駅の西口を出て、一方通行を入ったところに大きな駐輪場があります。

初回登録時に身分証明書が必要ですけど、2回目以降は利用証を出せばOK。有効期限は1年で、その後は新たに利用証を作る必要あり。

支払いは現金かピタパ(PiTaPa)。他の電子マネーは使えず、PiTaPaなら後払いで支払えて便利。

西院の店舗では、電動自転車が6台あり、昼頃に行ってまだ6台そのまま置いてあった。もっと在庫があるのかどうかは不明だが、18時を過ぎた頃に返しに行くと、電動自転車は全て貸し出されていた。普通の自転車はたっぷりあったけどね。

電動自転車に乗るのコツは、力ずくでペダルを漕がないこと。脚力のある人だと、強引に足の力でペダルを漕いじゃうけど、軽くペダルを早く漕ぐようにするとアシストの恩恵を受けやすい。

電車やバスで京都に行くのが主流なんですけど、混み合うのが問題。バスに乗っても、歩いたほうが早いんじゃないかっていうぐらい全然進まなくて、わざわざ運賃を払ってバスに閉じ込められているような感じ。まさに、お金を払って苦痛を買うようなものだ。

自転車だったら、渋滞していてもスルスルと進めるし、自分が行きたいところにも行きやすい。

電車だったら駅の周辺しか行けない(というか行かない)し、バスの場合も、バス停に戻るのを想定して行動範囲を決めてしまう。その点、自転車だったら自分の行きたいところに行ける。

これも直指庵の中。紅葉シーズンが終わりかけている時期に行くのがオススメ。


他の人があまり来ない場所へ自転車で行く。


阪急レンタサイクルで、自転車を借りれるところは、阪急電鉄の沿線だったらいくつもあるけれども、嵐山に近いところだったら桂か西院。

もちろん、電車で阪急の嵐山駅まで行けるんですけど、電車で行っちゃうと駅の周辺しか歩いていけなくなるのが欠点。

渡月橋とかね、あと渡月橋の北側に行った通りの辺り。お店がいっぱいある所、あの周辺に人が集中していて、そこら辺を離れると一気に人がいなくなるのが嵐山の特徴。

特に、もっと駅から離れた北のほうに行くと、人が少なくなってきて、山も見えてくるので、そこら辺の紅葉も穴場でオススメ。

化野念仏寺よりも、さらに北の清滝っていうところまで行くと、そこも山に囲まれてて紅葉が綺麗な場所。けれども、歩いて行くにはちょっと遠すぎる。バスか自転車じゃないとさすがにあそこまでは行けない。あまりに人がいなくて、ちょっと怖いぐらい。しかも、12月頃は気温も低くて寒いし。

大覚寺や直指庵まで行くと、もう嵐山って感じは薄くなって、人が少ない。

直指庵には5年ぐらい前、2014年だったかな、初めて行って、その頃は人がまだ少なかったんだけど、今年2019年12月に行った時は、プチ人気スポットぐらいにはなっていた。

出入り口から見える紅葉も良い。


昼ごはんを食べる場所は、渡月橋の北側、たくさん人が集まるところにも飲食店があるけど、さすが観光地というだけあって、それなりのお値段。湯豆腐食べて3000円というぐらいです。

たかが豆腐なのに、観光地、しかも嵐山、嵯峨というブランド名が出てくると、3000円の湯豆腐でも何だか有り難い感じがしてくるからフシギ。

嵯峨の方に歩いていけば、大通り沿いにスーパーマーケットのグルメシティー嵯峨店があるから、そこで何か食べ物なり飲み物を買って、近くのベンチや石垣に座って食べるっていうのもいい。

純粋に紅葉を見たいと言う方は、亀山公園の中に入っていくのがおすすめ。周りが自然に囲まれているし、紅葉もあちらこちらにあるので、紅葉を見たいと言う目的が第一なら、亀山公園の中に行くほうがいい。

一方で、賑やかさを求めている人は、あの大通り沿い、人が多い通りのところに行くと、お土産物屋とか食べ物屋がいっぱいあるので、そちらの方が合ってるかも。

レンタル自転車で京都の嵐山に行く。これ是非、経験してみてください。