2016年2月7日
無料Wi-Fiを使って授業をサボる。あぁ、イマドキの学生が羨ましい。
動画を観て授業をサボりか。何だか羨ましい。イマドキの大学内にはWi-Fi回線が整備されていて、大学の施設内ならばネットに接続できるらしいが、昔は有線接続がメインだったので今のようにサッとネットに接続する環境が無かった。
私が大学生だった頃は、無線Wi-Fiの草創期で、大学に無線はあったものの、それを使うための道具が不足していた。有線接続が当たり前で、今のようにスマホでWi-Fiに接続するのが当たり前ではなかった。
教室内のデスクには電源用のコンセントとLANケーブルを挿入するコネクターがあったが、わざわざノートパソコンを持ち込んでいる人は稀で、私も使っていなかった。だって、ノートパソコンなんて道具を持ち込むほど大げさな授業なんて無いし、話を聞いていれば分かる程度の内容だったから、コンピューターなんて出る幕がなかったのだ。
大学内のごく一部のエリアで無線接続できる設備があったが、その設備を使う道具が無い。スマホが普及しだしたのは2009年頃だし、ノートPCでWi-Fiを使うのが当然になったのは2012年ぐらいか。2001年とか2002年なんてまだまだ有線ケーブルをPCに挿して使うのが当たり前で、無線に接続する機能すらないPCがゴロゴロしていた。
大学に入ると、教職員と学生向けにIDとパスワードが発行され、それを使ってネットワークを利用できるようになる。
高校まではこういうネット接続環境は無くて、せいぜいコンピュータールームでチョコチョコと文書作成やCADで製図など、細々とした使い方しかできなかった。しかも、自由に使えるシロモノではなく、授業中でないと使えなかった。まだADSLすら普及していない頃だったから、仮に使えたとしてもネットを自由に使えることはなかっただろうけど。
大学に入ると、情報基礎ナンチャラという授業を受けると、個人別にアカウントが発行され、それを使うと大学のネットワークを使えるようになる。私が大学生だったころは、すでにADSLが普及し、WindowsもXPが導入されていたから、自由にネット接続してOKだった。
学内のネットワークは教育目的で使うためのものだが、実際は自由に使える。Yahoo!でもGoogleでも使い放題だし、Amazonのサイトを見るのも可能だった。ただし、ネットショッピングはダメだったが、買い物をしようと思えばできたはず(私は買わなかったが)。
Wi-Fi回線を自由に使えるから授業をサボるという理屈らしいが、ネット回線があろうとなかろうと、サボる人はサボる。昔から授業を聞かずにサボる人なんてワンサカいたし、無線環境が無くても、スマホが無くても、サボる人はサボる。
私の出身大学でも、無線LANが整備されているが、利用できるエリアが制限されていて、教室内には電波が届かないようにされている。
大学のネット回線は使い方に大学側が介入してくるのが厄介なので、通信会社のWi-Fiネットワークが大学内に入り込めばいい。docomoなりauなりWi2なり、無線接続サービスを大学内で使えるようになれば大学から介入されない。ただ、なぜか大学内には通信会社のWi-Fiサービスが入り込んでこない傾向があって、大学が用意した無線環境はあるものの、通信会社のWi-Fiサービスを使えない。
大学内の無線環境を利用制限して(接続先をホワイトリストで指定するなど)、通信キャリアのWi-Fiを大学内に導入すれば、学習利用する人は大学の通信回線を使い、それ以外の用途でネットを使いたい人は通信キャリアのWi-Fiを使うようにすればいいだろう。