2018年1月6日

コレ作って! 電子マネーしか使えない自動販売機。



自動販売機に現金を入れて飲み物を買う。当たり前の買い方だけれども、もうそろそろ現金対応をやめたらどうだろうか。

チャリンチャリンと小銭を入れて飲み物を買う機会は今でもあるけれども、電子マネーだけに対応した自動販売機が登場してもいいんじゃないか。

「自販機では現金で飲み物を買うもの」という思い込みというか慣れがあるようで、未だに自販機は現金対応のものが多い。

中には現金だけでなく電子マネーにも対応した自動販売機もあるけれども、完全に電子マネーにシフトした自動販売機はまだ見たことがない。

マルチマネー対応自動販売機というものもあるが、まだ現金を受け付けているのが残念なところ。

マルチマネー対応自動販売機: The Coca-Cola Company


現金にも対応していないと販売機会を失うと思いがちだが、電子マネー専用の自販機には利点が多い。







電子マネー専用の自動販売機の良いところ。



商品補充だけに集中できる。


トラックに乗って自販機を巡回して商品を補充し、メンテナンスする人の負担が減る。商品補充と集金、この2つが主な業務で、そのうちの1つをカットできる。


釣り銭を補充する必要なし。


現金を受け付ければ、釣り銭が必要になる。となると、ある程度の現金を自販機の中に入れておかないといけない。しかし、電子マネーだけならば釣り銭は出ないから、この作業は不要になる。


現金を回収しないでいい。


電子マネー専用自販機ならば現金を管理しないのだから、それを回収する必要も無い。現金を着服される心配も無い。さらに、電子マネーならば販売データも管理しやすいため、売上金を管理するのも容易だ。

現金を回収した後に強盗に遭う可能性も下げられるのも利点。


自販機荒らしにも遭いにくい。


自動販売機を重機で壊して中の現金を奪っていく悪い人がいるけれども、中に現金が入っていなければ壊そうとは思わない。喉がカラカラであっても、ジュース1本のために重機で自動販売機を壊すことはないだろう。


販売機の中に現金を扱うスペースが要らない。


硬貨や紙幣を受け付けるとなると、自動販売機の中にそれらを扱うためのスペースが必要になる。現金が入ってくるほど、必要なスペースは大きくなるので、その他の機能に割けるスペースが減るし、メンテナンスも手間がかかる。

電子マネー専用機ならば、読み取り処理をする装置を取り付けるだけだから、必要なスペースは少なくて済む。






電子マネーだけで大丈夫? 



「販売機会を失うんじゃないの?」

電子マネー専用機に対する最大の心配はここだろう。

確かに、現金が使えないとなれば、少なからず買えない人も出てくる。

しかし、電子マネーカードは1枚300円ほどで購入できるし、色々な会社が発行しているので1枚ぐらいは持っているのでは?



  • WAON(イオンで買い物する人ならば持っている人多し)
  • nanaco(セブンイレブン、イトーヨーカドーで買い物する人ならコチラ)
  • iD(ドコモの後払い式電子マネー)
  • Edy(楽天のプリペイド電子マネー)
  • QUICPay(iPhoneでも使える電子マネー。クレジットカードを登録して利用可能)
  • Suica(交通系電子マネー。全国各地にご当地カードがある)


さらに、QUICKpay経由でクレジットカードも使えるわけだし、電子マネー専用の自動販売機であっても困らない。

この6種類があれば、マジョリティーは取れるのではないかと思う。


現金決済を放棄するデメリットがある一方で、自動販売機を電子マネー決済のみにすれば先ほどのようなたくさんのメリットがある。

お金を管理する手間を省いて、商品そのものに気持ちを集中できるのだから、電子マネー専用の自動販売機を作らない理由は無いのだけれども、まだ登場しないのかね?