2015年6月22日

ドローンを活用する方法


無人ヘリコプターにカメラを搭載して、上空から撮影できる道具として知られつつあるドローン。数カ月前か、首相官邸の屋上にドローンが落ちて、ニュースでも報道されたが、ラジコンヘリの進化版だと思えば、オモチャが墜落した程度のもので、あれだけ騒ぐほどのものだったのかどうか。

首相官邸でのドローン落下以来、ドローンを規制しなけばいけないという風潮になりつつあり、使い方次第によっては便利な道具になりそうなものだが、新しいモノへの警戒心を持つのが人間の性なのかもしれない。

今現在では、ラジコンヘリで遊ぶ程度の間隔でドローンを飛ばしている人が多いが、使い道を想像すると、役に立つだろうなと思うことも多々ある。



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上のように、プロペラが4つないし6つ付いたラジコンヘリで、カメラも付いているものがある。大型のものが多いが、小型のもの、トンボぐらいのサイズでカメラを搭載すれば私も使ってみたいが、小型でカメラを搭載したタイプは今のところ見つからない。米軍では実践でトンボのような形をしたドローンを使っているらしいが、あれは特注品で、一般向けにはカメラを搭載した小型ドローンはおそらく無い。


人が入れない場所、入りにくい場所にドローンを飛ばして調査する使い方は最もオーソドックスなもの。例えば、入山規制されている火山へドローンを飛ばして、火山の現状を撮影する。箱根の大涌谷は2015年6月時点では立ち入りが規制されているが、そういう場所を調査するためにドローンを使うのは良い方法だろう。

他の活用法としては、立てこもり事件で使うのもあり。外からは現場を確認しにくいときに、カメラを搭載した小型のドローンを飛ばし、立てこもり現場を撮影する。そうすれば、犯人が何人なのか、武器を持っているのか、人質は無事なのか、ある程度までは知ることができる。

あとは、洞窟や有毒ガスが発生している場所、空気が薄い場所でもドローンを使える。電気で動くので、酸素が少なくてもモーターは止まらず、調査ができるのは良いところ。クルマや飛行機は燃料を燃焼させて動くので、酸素が少ない場所だとエンジンが動かなくなる。その点、電気で動くドローンは便利だ。

さらに考えれば、広い敷地のパトロールにも使えそうだ。アミューズメントパーク、ゴルフ場、公園、スキー場など、警備員をウロウロさせると時間がかかる場所で、ドローンを使い先行してパトロールさせ、何か問題を発見した場合には人が向かうようにする。

Amazonがドローンで荷物を配達するように試みているが、これも良い方法。人間が運ぶとなると、時間がかかり、クルマに載せて運ぶと燃料を使うし、事故や交通渋滞の原因にもなる。

人が多い場所で飛ばしたり、首相官邸の屋上に落としたりと、ドローンに対するイメージが悪くなっているが、道具は使い方によって、良いように使える場合があれば、そうでない場合もある。