http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150529-00000033-rbb-sci
イードが実施した「携帯キャリアへの期待調査」は、4月24日から5月8日にかけて、携帯通信キャリアのサービスや品質を生活者がどう感じているかを調べたもの。調査は全国の25~49歳の男女に対して、性・年代別にパネルを均等割付した調査で、568件の有効回答数をまとめたもの。
まず、現状の携帯通信キャリアへの不満としてもっとも高いものは、通信料金が高い(48.2%)で、次いで長期契約者へのメリットが少ない(24.3%)となり、携帯通信キャリア回線を利用している生活者は、通信料金の高さと長期利用者へメリットがないことを不満に感じている。しかし、その一方で不満は特にない(32.2%)と感じている生活者もいることから、通信料金が高いという事実はあるものの、サービス内容、通信品質などを総合的に考慮すると、通信キャリアにそれほど不満がないと感じている生活者も多い現実がある。
MVNO回線を使えば、月額1,000円でスマホが使える。そういう売り込みでMVNOの回線を利用している人が増えているようですが、実は携帯会社と契約したほうがリーズナブルだ。
一見、通信会社の料金プランは高いように感じるが、各種のキャンペーンを駆使すると、意外とお得になる。MNPで乗り換えると、割引やキャンペーンがてんこ盛りで、端末も一括特価で手に入れられ、回線と端末がセットになって月額2,000円前後で利用するなんてことも可能。
端末と回線がセットで売られているので、月額料金が高いかのように感じるが、端末代込みで通信費が2,000円ぐらいならば、十分に格安だ。特に、スマホの中では、iPhoneが優遇されていて、本体代も通信量もiPhoneが最もリーズナブルになるように設定されている。本体の割引、通信料の割引、さらには下取りでもiPhoneの旧機種は高く下取りされている。そのため、iPhoneを使いたいならば、SIMフリーではなく、通信会社経由で契約して利用するのがお得。
ただ、通信会社との契約は手続きが面倒で、どこのお店で、いつ契約するか。そういう煩雑なことを考えて行動しないといけないので、時間のロスが多い。2年単位で契約が更新され、そのタイミングも考えておかないといけない。
お得にケータイを使おうと思えば、通信会社と契約するのが妥当だけれども、時間と手間を考えると、ライトユーザーはMVNOに切り替えても良い時期だろう。
MVNO回線は、面倒な手続き無しで、低料金でスマホを使いたい人向け。通販でもSIMを購入でき、2年間も使い続けなくていいし、2015年5月の段階では、1,000円で3GBも使えるようになった。
1,000円で1GBぐらい使えればいいな。と思っていたのが、あれよあれよと通信枠が増えて、2015年5月時点では3GBに。iPhoneでもMVNO回線を使えるようにもなったし、悪い選択肢ではない。
私が初めてMVNO回線を使ったのは、イオンで販売されていたSIMだった。b-mobileから販売された月額980円で使い放題の回線で、速度は100kbps。今から考えると、全く魅力の無いシロモノだけれども、当時はそれでも画期的だった。速度は遅いものの、docomoのFOMA回線が月額980円で使えるので、HW-01CというルーターにSIMを入れて使っていたのが懐かしい。
2時間ほどでバッテリーが空になるルーターで、回線の速度も遅いし、よくもまあ、あのようなものを使っていたなと思ってしまう。速度は100kbpsでも、メールとネットぐらいならば使えるなどと評価する人もいたが、実際はメールすらトロトロするぐらいで、ネットなんてイライラして使っていたぐらい。
当時は、月に1GBの枠を設定して、月額1,000円で高速通信できればベストだと思っていた、100kbpsで通信していると、その程度の条件でも夢の様に感じるもの。2015年の今ならば、1,000円で1GBと言っても使う人は少ないはず。すでに1,000円で3GBも使えるようになって、2009年頃はまだFOMA回線がメインでXi回線は普及していなかったが、Xi回線が普及した2013年頃だと3GBで月額5,000円ぐらいだった。
現状では、最もお得にケータイを使うには、2年ごとにMNPで通信会社を変えるのが妥当な選択になる。とはいえ、MNP優遇の状況も徐々に変わってきており、2012年や2013年の頃は大盤振る舞いな環境だったが、今は随分と大人しい環境に変わってきて、MNPで乗り換えるか、それともMVNOのSIMを使うか、どちらか悩むような状況ではある。1,000円で3GBも使えるのだから、今は妥当な料金だと思う。