人が多い場所はケータイのネットワークが混み合って、通信速度が遅くなる。そのため、通信会社は通信環境をチェックして改善するわけだが、その作業をユーザーにやらせる方法がある。
通信会社がやるべきことをユーザーにやらせるというのは変な感じがするが、ちょっとしたニンジンをぶら下げると人は動くもの。
速度を測定してdocomoポイントをゲット
docomoプレミアクラブ向けのキャンペーン『目指せ最速!速度を測ろうキャンペーン』が10月19日から開始されており、これに参加すると、ユーザーは通信環境のチェックに上手く利用されることになる。
プレミアクラブ会員向け。 |
4週間にわたって実施するキャンペーンで、専用の速度測定アプリをインストールして、指定の場所で通信速度を測定し、ランキングで10位以内に入ると500ポイントが付与される。
このキャンペーンの上手いところは、ポイントと引き換えに通信環境をチェックする作業をユーザーに代行させている点にある。ポイントをニンジンにしてユーザーに速度測定させるというわけだ。
測定するエリアは決まっている
単に速度を測定するだけならば場所は問わないのだが、キャンペーンの対象となるエリアは指定されている。
対象エリアで速度測定すること。 |
指定のエリア内に入ると、アプリが知らせてくれるようなので、上記のエリアに入る可能性がある方は速度チェックしてみてはいかがだろうか。
低レビューだが、私の場合はキチンと動いた。 |
通信量が多いので、何度も測定しないこと
速度を測定するアプリにありがちなのが通信量が多いという点。測定を1回実施すると、何MBか通信するため、月間で数GBに制限されるのが当たり前になった今では、あまり無駄撃ちするのはモッタイナイ。
赤文字部分をしっかり読むべし。 |
40回測定すると、データ量が3GBに達する場合があると書かれており、何だか随分とデータを食うアプリなのが分かる。
1回あたりに換算すると、75MB/回 も通信するわけだ。あくまで概算ではあるが、随分と勿体無い。
毎月の通信枠に余裕がある人は参加すればいいが、カツカツの人はヤメておく方がいい。ましてや月間2GBで契約している人は、せいぜい1,2回程度でヤメておくこと。
さらに、スピードモードオプションを使って追加料金を支払っているような人は参加しないように。お金のムダなので。
毎月、通信枠が余って仕方ないという人は、このキャンペーンに参加してdocomoに協力するといい。大容量のシェアパックを契約している人だと、毎月数GBも余って、通信枠を消滅させているだろうから、そういう資源を有効に活用させるために、今回のようなキャンペーンに参加する。これならばアリだろう。
Wi-Fi回線で測定しても対象外
キャンペーンに参加するには、LTE回線で速度を測定する必要がある。また、ライトモードという測定モードもあるが、これを選択するのもダメ。
あくまでフルのLTE回線を使って通信速度をチェックする必要があり、データ枠を贅沢に使うので、月間の通信枠が小さい人はバンバンと測定しないように。
固定回線のWi-Fiで測定したときの速度。ライトモードもあるが、キャンペーンの対象外。 |
何度も書いてシツコイが、フルのLTEで速度を測定するのがキャンペーンの条件なので、低容量で契約している人は気軽にスピードテストをしないように。アッチでテスト、コッチでテストとやっていると、あっという間に通信枠を使い果たしてしまう。
毎月のデータ量を見ながら、控えめにスピードテストをやるように。
余った資源(月間の通信枠)を使って参加するキャンペーンなので、通信枠に余裕が無い人は無理に参加すると後悔するだろうから、気をつけて。
ショップとWi-Fiスポットのマッピングがオススメ
スピードテスト以外でも使える。 |
Wi-Fiスポットのマップは使える。docomoのウェブサイトでスポットを検索しても、どうも見にくく、「う〜ん」という感じの出来なのだが、このアプリでWi-Fiスポットを検索すれば、マップを動かすとスルスルと位置が表示されるので快適。
ドコモショップのマッピングも何気に便利。地味な機能なのだが、こちらもdocomoのウェブサイトだと検索するのが面倒なのだが、このアプリならばショップの位置をサクサクを表示してくれる。
関西のドコモショップならば順番予約もできるので、このマップから行きたいドコモショップを調べ、ついでに順番も予約してしまえばいい。
速度を計測するためのアプリというよりは、ドコモショップとdocomoWi-Fiのスポットを探すのが主な機能ではないか。