Amazonといえばネットの本屋というのが13年ぐらい前までの常識だったが、2016年の今ではネットの何でも屋になっている。
マヨネーズやティッシュ、缶詰までAmazonでは販売されていて、Amazonプライム会員向けにAmazonパントリーというサービスが展開されている。
スーパーで買うようなものを揃えているカテゴリーで、近所のイオンや駅前のドラッグストアに来たような気分で買い物ができる。
物は試しということで、実際にAmazonパントリーで買い物をして、その雰囲気を感じてみたので紹介しよう。
290円の取扱手数料が無料になるキャンペーン。 |
指定の商品を4点以上購入すると、290円の取扱手数料が無料になるキャンペーンが実施されていたので、「じゃあ、買ってみようか」と。
独特な「Boxシステム」
Amazonパントリーでまず気になるのは、Boxという仕組み。パントリーBoxというのだが、いわゆるショッピングカートに似ているものの、それとはちょっと違いがある。これがパントリーBox |
ショッピングカートというと、買いたいものをポンポンと入れて、会計時にまとめて決済するための仕組みだと知られている。一方、AmazonパントリーのBoxは、「使用率」という数値を使って、そのBoxにどれぐらいの商品が入っているかを把握するようになっている。
Boxは、52cm × 28cm × 36cmの大きさまで、または重さ12kgまで、1つの箱に詰めあわせる。イメージすると結構デカイ箱に入るんだなと思える。重さも12kgだから、箱1つで12kgというと、これまた重い。これほどの箱に突っ込んで290円の手数料で送ってくれるのだから、実質的には買い物代行に近いようなサービスだ。
商品ごとに使用率が設定されている。
重さは12kgまでなのだが、箱の詰め具合を把握する指標は使用率に一本化されている。2つも指標があると買い物しにくいので、使用率だけで判断できるのはシンプルでいい。
2リットルのお茶だと、使用率は17%になる。 |
1Boxの容量を100%として、これが一杯になるまで品物を入れられる。
ところで、この使用率という数字はどうやって決めるのか。私が抱いた謎はココ。
商品ごとに手動で決めているということはまさか無いだろう。おそらく、体積から自動で使用率を算出する計算プログラムがあるはず。縦 × 横 × 高さ = 体積なので、例えば体積が1100cm3 ならば20%というように、体積を使用率に換算するテープルがあるのだろう。
商品を3つ入れたところ、使用率は35.5%。 |
今回は4つだけ購入。この時点で使用率は41%。 |
まだ箱には余裕があるが、指定商品を4つ以上買ってみるのが目的だったので、これ以上買うのはヤメておく。
Amazonプライム会員限定だが、取扱手数料が必要。
プライム会員だと何でもかんでも無料で届けてくれるイメージを抱くが、Amazonパントリーで買い物をする場合は290円の取扱手数料が必要。とはいえ、わずか290円で買い物を代行してくれていると考えれば、これでもお得。
品物の価格も、近所のイオンと較べても、ほぼ同じぐらいで、「通販で食品を買うと割高になる」という思い込みがあったが、Amazonパントリーのラインナップを見て、「あぁ、これならば買う人も多いだろう」と感じた。
塩も1つから注文できる。これが通販で72円だったらイイね。 |
今回は取扱手数料が無料。 |
注文して、翌日に到着。
お急ぎ便を指定していなかったと思うが、品物は翌日に届いた。
プライム会員ではなかった頃も同様だが、Amazonはいつも配送が早い。
プライム会員ではなかった頃も同様だが、Amazonはいつも配送が早い。
箱の大きさは一定ではない。
中身の量や大きさに応じて箱のサイズも変わるようで、常に52cm × 28cm × 36cmのサイズではないようだ。私のところに届いた箱は、46cm × 27cm × 25cmの大きさだった。キッチンタオル、UFO3個セット、洗剤、カルピス。この4点だけだったが、想像していたよりは大きな箱で届いた。
専用デザインの箱。 |
紙でフタ。 |
防振材の紙がイッパイ。 |
カルピス、キッチンタオル。 |
UFO3個パック。3個をまとめたパッケージを初めて見た。 |
洗剤。 |
食品と洗剤をどうやって分けるのか興味があったが、とにかく紙で包んで、詰めてパックした状態。
食品や日用品は大きさや形がバラバラで、丸いものもあれば四角いものもあり、フニャフニャしたものもある。家電製品は四角い箱に入っているものが多いのでパッケージを一定のものに固定できるが、食品と日用品はこのように紙を使って梱包する方が都合が良いのだろう。
2016年の5月10日まで、指定商品を4点以上買うと取扱手数料が無料になるので、まだプライム会員ではない方は、Amazonプライムに登録して買い物をしてはいかが。