2016年4月15日

ごきぶりホイホイを置くとゴキブリが増えるという不都合な真実。



4月も中旬になり、完全に春モードになったが、暖かくなるとアイツがやってくる。そう、ゴキブリ君。

ゴキブリを好む人はさほど多くないので、色々と皆さん対策を講じるかと思う。ホウ酸ダンゴを置いたり、粘着テープが付いた罠を仕掛けたり、何かの怪しい餌が付いたプラスチック製仕掛けを部屋の隅においたりと、対策法は色々ある。


捕らえるには、集めないといけない。

よく使われるのが、ご存知のごきぶりホイホイ。紙製で、底の部分に粘着材が取り付けられていて、そこにゴキブリが入り込むと動けなくなる。

アース製薬 ごきぶりホイホイ デコボコシート 5セットx2パック


ところで、あの粘着剤、なかなか強いんですよね。ホイホイを組み立てているときに、指がベタッとくっ付くときがあるんですが、人間でも取り外しにくいほどの粘着力で、ゴキブリが貼り付いたら逃げられない。

過去には、ゴキブリだけでなく、ネズミまで捕まえた実績があるぐらいだから、粘着力は確かなもの。ネズミまで捕れるんですよ。ごきぶりホイホイは。

さて、このごきぶりホイホイが効果を発揮するには、当然ながらゴキブリがホイホイの中に入らないといけない。入るということは、ホイホイの周りにゴキブリが集まってこないといけないわけだ。

つまり、捕らえるには、集めないといけないわけ。この意味が分かるかい?



「いらっしゃいませ~」とゴキブリを集めるわけだから、当然ながらホイホイの周辺にはゴキブリが寄って来やすい。

部屋の隅に置けば、そこに集まってくるし。冷蔵庫の後ろに置けばそこに集まる。



遭遇するゴキブリが増える。

集めて、捕らえて、捨ててしまえば、確かにゴキブリの数は減る。しかし、一体、何匹いるかも分からないのに、数匹捕まえてポイッと捨てても、どうしようもないんじゃないかと思えることもある。

もちろん、ゴキブリを捕まえる効果は確かにあるので、意味はあるのだけれども、寄ってきて欲しくないのに、寄ってくるという不都合な真実に困っている。

粘着シートの中央部分に誘引剤を取り付けるようになっていて、メープルシロップのような匂いがするんです、この誘引剤。

人間が嗅いでもいいニオイだと感じるほどで、「こりゃあ、ゴキブリも好むだろうな」と思えるほどよく出来ている。

ホイホイをたくさん置けば置くほど集める効果が高まるので、毎晩のようにゴキブリに遭遇する可能性すらある。


近づけないのがベスト。

去年からは、ごきぶりホイホイをなるべく使わず、水や食べ物にゴキブリを近づけないようにしている。

とはいえ、どこから来るかは予測できないけれども、去年は遭遇するゴキブリは少なかったように記憶している。

近づく理由を減らす。これがゴキブリ対策の最善策だろう。