2016年の9月、iOS10系にアップデートして、カメラのシャッター音やスクリーンショットを撮影するときの音がやけにうるさくなった。10月にもアップデートがあったものの、撮影音の煩さは変わらず。
未だにカメラの撮影音が強制されるのが納得できないが、そういう仕様なのだからやむを得ない。
とはいえ、何らかの対処を講じたいのが人の気持ち。
中には、無音アプリを使ってカメラの撮影音を無音化する人もいるぐらい。アプリを使うのはいかにもスマホらしい対処法だが、アプリを使わずにシャッター音を静かにする(無音にするのは無理だが)ことはできる。
12月12日にiOS10.2が配信され、アップデートすると、スクリーンショットを無音化できるようになった。iPhoneの横側にあるスイッチを使ってサイレントモードにすると、スクリーンショットを撮影したときの「カシャ」という音がなくなり、画面がフラッシュするだけで済むようになる。これは嬉しい変更点だ。カメラだけでなくスクリーンショットまで音を出す仕様だったので、町中でもあちらこちらでカシャ、カシャと音が聞こえてくる。
スクリーンショットは無音になったが、カメラはまだ音が出る。
といっても、iOS10.1.1以前よりはシャッター音は静かになっている。そのまま撮影しても、気になるほど大きな音ではなく、昔の控えめな音に戻った感じ。
何もしなくても静かにはなったが、もっと撮影音を静かにすることができる。そを今回は紹介しよう。
標準のカメラ機能で撮影できる。
新しいiPhoneを使っているならば、「Live Photos」という機能が搭載されているはず。ちなみにiPhone5Sでは使えない機能。
黄色い枠の中にあるアイコンがLive Photosのスイッチ。白いときはOFFになっている状態。 |
このLive Photosモードで撮影すると、撮影時のシャッター音がさらに静かになる。
通常撮影の場合:
「カシャ!」と音が出るものの、やや静かになった。iOS10にアップデートした頃、随分とうるさくなったが。iOS10.2にアップデートして、静かになった。とはいえ、まだ音はそれなりのボリュームで出る。
Live Photosの場合
撮影時には「ピコッ」と小さな電子音が鳴る。これはビデオ撮影を終了するときの音と同じ。
黄色くなると、Live PhotosがONになっている状態。この状態で撮影する。 |
普通の写真とLive Photos写真ではデータ容量に違いは無し。
普通の写真よりもデータ容量が多くなるんじゃないかと思い比較してみた。
まず、通常モードで撮影した場合。
普通に撮影したこちらの写真のデータ容量は4.1MB。 |
次に、Live Photosで撮影した写真はどうか。
Live Photosで撮影したときの容量は、4MB。指が写っているが、写真を識別するためにあえて写り込ませたもの。 |
どちらのモードで撮影しても、データ容量はほぼ変わらず。Live Photosの方がデータ容量が多いのではないかと予想していたが、実際は通常モードでの撮影とほとんど変わらない。
撮影効果なり画質なり、細かい部分で違いはあるのかもしれないが、パッと撮影する程度の場面ならば、映りもデータ容量もほぼ同じなので、普段はLive Photosをオンにして撮影すれば、シャッター音を静かにすることができるのでオススメだ。