スキー場のリフト乗り場に行くと、リフト券をチェックする人が立っていて、その人にチラッとチケットを見せるアナログなスタイルだったが、2017年の3月にキロロのスキー場に行ったときには、ICカードでゲートを通る方式に変わっていた。
表面。 |
裏面。QRコードを読み込むと、リフト券を購入するページに移動する。 |
SuicaやJR西日本のICOCAに似ていて、カードの大きさもSuicaと同じ。
以前は紙のリフト券だったが、キロロもICカード化されている。ルスツもICカードを使っていて、スキー場のリフトはICカードが主流になった。
2003年の3月に行ったのが初めてのキロロだったが、その頃は、リフト券は紙に印刷されたもので、ウェアにチケットを入れて、リフトゲートを通過するときにチェックする人にそれを見せる方式だった。人間が目視でリフト券をチェックするわけだから、これは大変だ。「本当にチャンと見ているのか?」と思えるときもあったが、たぶんチェックしていたのだとは思う。
駅に自動改札機が導入されるまでは、人力で定期券をチェックしたり、切符にハサミを入れたりしていたが、あれと同じようなイメージだ。
では、発行から実際の利用まで、どういう経緯になったか紹介しておく。
リフト券売り場はマウンテンセンターの建物内にある。トリビュートポートフォリオホテルのフロントではリフト券を受け取れないので、この点は注意。ちなみに、ルスツの場合、リフト券付きのツアーに申し込むと、フロントで500円のデポジットを渡して、ICカードを受け取れる。そのためリフト券売り場まで行く必要は無い。しかし、キロロの場合は、リフト券関連の手続きはマウンテンセンターで集約していて、そこに行かないとリフト券は手に入らない。
朝の6時46分。マウンテンセンターには人はほとんどいない。 |
KIROCAの発行時には、名前や住所、あとは顔写真をウェブカメラで撮影して発行する。ウェブカメラはPCに接続されたもので、スタッフの方が手に持ってカメラをこちらに向けて撮影する。発行までの所要時間は3分程度。
KIROCAを発行するには保証金が500円必要(カードを返却すると500円は返ってくる)。Suicaのように電子マネーとして使える機能は無くて、主にリフト券として使う。「主に」と書いたが、このKIROCA、リフト券として使えるだけでなく、スキーやスノーボードアイテムをレンタルする時にも使えて、さらに滑走距離もネット経由で見れる(らしい)。
「ほほーぅ、滑走距離まで見れるのか」と実に興味深い感じだったので、じゃあ見てみるかと思い、色々と手続きしたが、結局は見れず。なぜか、その理由は登録手続きに不具合があったから。
早速、滑走距離を見るためにmy kirocaに登録してみたが、登録時の認証メールが届かないので自分のアカウントにアクセスできない。認証メールというのは、ウェブサービスを利用するとき(KIROCAに限らず、他社のウェブサービスでも似たような仕組みがある)、アカウントを作成するのだが、そのときに登録したメールアドレス向けに登録確認の為にメールが送られてくる。そのメールに記載されたリンクをクリックすると、登録が完了するわけだ。
「登録しよう!」と言われても、認証メールが届かないとどうしようもない。 |
さて、その肝心の認証メールが届かないので、そこから先に進めないわけだ。「迷惑メールボックスに入っているのでは?」と思うだろうが、まあその程度のことは想定済みで、チェックしたが届いていない。
おそらく、プログラムに不備があって、登録時の認証メールそのものが送信されていないのではないか。
試しに、IDリマインダーとパスワードリマインダーを動かしてみたところ、どちらもメールは送られてきた。ということは、メールそのものは送信できるプログラムになっているはずで、迷惑メールにも振り分けられないはずだから、認証メールも送れるはず。けれども、登録の認証メールだけは届かない。
プログラムに何らかの不具合がある(メールを送信するルーティンがキチンと動いていない)のだと思うが、これは利用者側ではどうしようもない。キロロのシステム担当の人が修正するのを待つ以外に方法は無い。来年、2018年シーズンになれば直っているとは思うが、気長に待っておくことにする。
また、妙に雑に作られているシステムで、送られてくる自動返信メールも何だか表現がヘン。
パスワードリマインダーのメール
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【題名】
日本語 - Your kiroro password reset request
【本文】
ヤマグチ マサヒロ,
私たちはあなたのアカウントのパスワード再設定リクエストを受信しました。 kiroro
あなたのパスワードをリセットしたい場合は提供されたリンクをたどると、フォームにご記入ください。
ユーザ名: USER_NAME
パスワードをリセットするためのリンクをクリックしてください: https://webstore.kiroro.co.jp/#/LINK
このメッセージは、によって送信されました kiroro
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ユーザー名とリンクの部分はカットしているが、他はそのまま。
何というか、もうちょっと作り込めなかったのかと。あまりにも即席というか、とりあえず作ってみた感じが伝わってきて、内容は分かるけれども、「う〜ん、、これはねぇ、、」という気持ち。
ユーザー名のリマインダーメール
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【題名】
マサヒロ ヤマグチ, ユーザ名 kiroro
【本文】
ヤマグチ マサヒロ,
kiroro あなたのユーザーネーム: USER_NAME
このメッセージは、によって送信されました kiroro
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こちらも、やはり「う〜ん」という感じ。確かにユーザー名は分かるけれども、とにかく雑な感じが伝わってくる。
余計なことをタラタラと書く必要はないだろうが、もうちょっとスッキリとまとめた感じが欲しい。
おそらく、まだできたばかりのシステムで、微調整が追いついていないのかもしれないけれども。
マウンテンセンターにはカードを読み込むKIROCAリーダー(レンタルエリアの近くに端末がる)があって、そこにカードをかざすと登録されている情報(名前や顔写真など)を見れるようになっている。ここで滑走距離などのデータも見れればいいのだけれども、まだそういう形にはなっていない。ネット経由でなくてもいいから、このKIROCAリーダーで滑走距離を見れればそれで満足なのだが、それだけでも対応できませんかね。
KIROCAは今シーズン(2016年 - 2017年)から導入されたようで、システムも細かい部分は手が入っていない感じ。リフト券としてはチャンと使えるので、普通に使っているには問題ないが、先ほど書いたようにmy kirocaの登録関連で不備がある。
リフトやゴンドラの乗り場でゲートを通過するときに、左側のセンサーにカードをかざすとバーが動いてゲートを通れる。ウェアの左側、左ポケットや左袖にカードを入れておけばセンサーが反応しやすい。ちなみに、通過時の効果音はルスツのものと同じ。
キロロゴンドラに乗る前にボードカバーを渡される。スキーの人はゴンドラの外側に板を挿し込む場所があるが、スノーボードの場合はゴンドラ内に板を入れないといけないので、ゴンドラの窓に傷が付く。そのため、傷を防ぐためにオレンジ色のカバーをかけるわけだ。
カバーをかけて窓の傷を防ぐ。 |