2016年11月3日

公衆無線LAN(Wi-Fi)の品質にはバラつきがある。



無料なのは嬉しいが、、、。


ケータイ回線を契約すると無料でWi-Fiを付けるサービスは多いが、無料で使えるためか、通信品質にバラつきがある。

Wi2 300 for UQ mobileはUQ mobileご契約者様が無料でご利用いただける公衆無線LANサービスです。

私も、数年前にWi2の公衆無線LANを使ったことがあり、その利便性や使用感は覚えている。月額300程度で、通信量に制限なく使えるので、便利そうだと感じ、1ヶ月ほど使ってみたが、その後は使い続けることなくやめてしまった。

Wi2のアクセスポイントは確かにたくさんあるし、コンビニでも使えるのだが、アクセスポイントごとの通信品質にバラつきがあるのが気に入らなかった。量に満足できても質に満足できないのがWi2のWi-Fiサービス。

まぁ、月額300円程度のサービスだから過度な期待をするものではないが、Wi-Fiをオンにしてアクセスポイントを掴んでも一向にデータが流れてこない場所があったり、Wi2のウェブサイトでアクセスポイントであると掲載されているにもかかわらず、Wi-Fiの電波を飛ばしていない飲食店があったりと(通信機器の電源を切っていたか?)、何だか信頼性に欠けるサービスだった。

通信会社のWi-Fiサービスは、指定の料金プランを契約していると無料で使えるのだが、docomoでもauでもWi-Fiサービスは概ね安定していた。とはいえ、空港や観光地、駅など、人が多い場所では大手通信会社のWi-Fi回線でも速度が低下するが、Wi2のサービスほどボラティリティは高くない。

公衆無線LANは、「無いよりはあった方がいい」というぐらいに考えておいたほうがいい。







小さい飲食店はハズレが多い。美容室は安定傾向。

Wi2のWi-Fiを使うならば、美容室に近づいて使うのがオススメ。飲食店、コンビニ、美容室など、Wi2のアクセスポイントに色々と接続してみたが、意外にも(失礼か)美容室のアクセスポイントは安定して使えていたように記憶している。

一方、飲食店のアクセスポイントは、酷いところだと無線装置の電源を切っているのか、Wi-Fiの電波そのものをキャッチできないところがあった。こじんまりした飲食店はまず期待できないと思っていい。

Wi-Fiサービスは接続ポイントの多さをウリにする傾向があって、「全国120,000箇所で使える」とか、「主要なスポットを全てカバー」などとアピールしてくる。もちろん、アクセスポイントは少ないよりも多いほうが良いのは確かだが、接続する場所によっては通信品質に随分とバラつきがあることは知っておくべきだろう。





VPN接続でWi-Fi回線に接続する。

無料で使えるスポットも増えてきたら、次はセキュリティについて考えないといけない。

LTEでネットワークに接続していると、「安全に通信できているだろう」と思ってしまい、特に対策も講じないもの。しかし、無料のWi-Fiをセキュリティ対策無しで使うのは避けたほうがいい。

コンビニ、駅、地下鉄、市町村や都道府県のWi-Fiスポットでは、セキュリティについては自己責任となっている。大阪で使えるOsaka Free Wi-Fiもセキュリティなしで接続できるのが便利だけれども、無防備に使うのはためらわれる。


大手通信会社のWi-Fiだと鍵付きのWi-Fiマークになっていて、セキュリティに関してはそれなりに対処されているが、無料のWi-Fiには使いやすさを優先するためセキュリティ無しで回線を開放している。


タウン Wi-Fiをインストールしておくと、利用手続きなしでWi-Fi回線を掴んでくれるので、接続がラクになる。ただし、Wi-Fi機能をオンにしておくだけで、ポンポンと無料のアクセスポイントを掴むので、VPNでセキュリティ対策はしておくこと。

スマホでWi-Fiの設定画面を見れば分かるが、鍵マークが付いているアクセスポイントと鍵マークが付いてないものがある。無料の公衆無線LANは、その多くが鍵マークなしのアクセスポイント。そのため、「ネットを無料で使えるぞ」と気を緩めていると、思わぬ結果を招きかねない。

無料のWi-Fiを使うときは、VPNという接続機能を使うようにしたい。イマドキのスマホならば確実に搭載されている機能なので、どこかのVPNサービスを契約(VPNで検索すれば色々と出てくる)して、ネットワークの安全性を高めて欲しい。





私が使っているのは、F-SecureのFreedomeというVPN接続サービス。通信量による利用制限はなく、ずっとVPNをオンにして使っていてもいい。最初の1ヶ月は無料トライアルがあり、その後は月額300円ちょっとで使え、1つのサブスクリプションでiPhone1台とiPad1台、合計2台をVPNで保護できる。

App Store経由でのサブスクリプションを購入すると、2台分を保護対象にできるので、組み合わせは3通りある。iPhone2台。iPadを2台。iPhoneとiPadをそれぞれ1台づつ。この3パターンがある。





公衆無線LANよりもLTE接続のほうが便利。

ネット接続が無料なのは確かに嬉しいが、アクセスポイントに近づかないといけないのが面倒だし、先ほどのようにセキュリティ対策も必要になる。

2016年の現在では、通信料金はドンドンと安くなっているので、あえてWi-Fiスポットを探すよりも、自分が使いたい時に、使いたい場所で使えるLTE回線の方が都合がいい。

月に3GBまで使えて、月額900円程度なので、さほど高い料金でもない。Wi-Fiスポットを探しながらウロウロするよりも、使いたい時にすぐ使えるLTE接続がオススメ。

もちろん、Wi-Fiサービスが不要だとまでは思わないが、外出先では、メインはLTE接続で、補助的にWi-Fiを使う程度で十分だろう。