2015年12月20日

2016年から始まる5,000円以下の新料金プランを予想しよう。



総務省タスクフォースに盛り込まれた「中古端末市場の発展」の可能性

総務省タスクフォースに盛り込まれた「中古端末市場の発展」の可能性 - ケータイ Watch総務省タスクフォースに盛り込まれた「中古端末市場の発展」の可能性 - ケータイ Watch

2016年から低料金の新料金プランが設けられるらしいが、どのような内容になるか。予想してみようか。

データメニューに1GBプランが追加される可能性が高いようなので、そこを中心に新しい料金プランを組み立ててみる。

docomoの料金プランだと、データ枠の最低容量が2GBから。月額は3,500円。ここから1GBプランの料金を予想すると、おそらく1GBで月額2,800円になるだろう。

https://www.nttdocomo.co.jp/charge/new_plan/bill_plan/plan/


データが1GBで月額2,800円で、そこにカケホーダイライトが加わり、月額1,700円が加算される。この時点での合計は月額で4,500円になる。ここにここにISP(SPモード)の月額300円を加算する。

https://www.nttdocomo.co.jp/charge/new_plan/bill_plan/packet/

すると、合計で月額4,800円のプランが出来上がる。総務省が絡んできた議論では、月額5,000円以下が目安らしいので、月額4,800円ならば丁度いい水準だろう。

2015年12月時点では、カケホーダイライトを選択すると、5GB以上のパケットパックを選ばないといけないというイヤラシイ仕組みだが、この制約を外せば月額5,000円以下のプランを作れる。



カケホーダイライトプランの契約時には、次のパケットパック契約が必須となります。
【必須パケットパック】
データMパック(標準)、データLパック(大容量)、シェアパック15(標準)、シェアパック20(大容量)、シェアパック30(大容量)、ビジネスシェアパック15~3000(※シェアパックの場合子回線契約を含みます。)

(https://www.nttdocomo.co.jp/charge/new_plan/bill_plan/plan/より)

カケホーダイを契約しても、かけ放題というほど電話をかけないものだし、データ枠も月1GBで足りる人もそれなりにいるだろう。

実際に使っていると、スマホ単独での通信ならば、思ったよりも通信量は少ない。動画を観れば通信量は増えるが、PCやChromecastなどとは違い、スマホだけで動画を観れば、想像しているよりも通信量が少ない。

動画を観ているほどヒマじゃないし、テザリング機能も使わない人ならば、月1GBでもデータ枠は足りる。

KDDIではスマートバリューによる割り引き施策があるが、スーパーカケホ+データ定額1(月間1GB)+LTEネット、この組み合わせで月額5,000円以下に設定すると、スマートバリューによる割引は無しか、あっても月額500円だろう。


他の方法としては、契約期間を2年から3年スパンに切り替えるのもアリ。2年契約だと月額5,000円を超えるが、3年契約だと月額3,800円ぐらいに下げるのは難しくない。単純に、契約期間が長くなれば、毎月の料金を下げられるので、契約期間を伸ばして、名目的に毎月の料金を下げるようなプランが登場する可能性もある。

月額4,800円のプランを作ってくるのか、それとも3年契約のプランを用意して毎月の料金を下げるのか。もしくは両方か。いずれにせよ、調整できる範囲が狭いので、ビックリするようなプランは登場しないだろう。


中古端末市場が活性化するという目論見もあるらしいが、新品のケータイ販売を規制すれば、中古市場への供給が細り、中古端末の価格が上昇する。

規制を課して新品の端末価格を引き上げさせ、中古端末に割安感を生み出し、中古市場を活性化させるつもりだろうが、新品端末が市場に流れなければ、中古端末も市場に流れてこないだろう。

端末にこだわりが無ければ、新品のSIMフリースマホでも1万5千円程度で手に入るし、今後はiPhoneの整備再生品が日本市場でも流通する可能性がある。中古よりも、新品や整備済製品の方が使っていて気持ちが良いだろう。

過去にiPadとiPod Touchの整備品を購入した経験があるが、見た目は新品と全く同じだった。販売用の在庫がそのまま整備品として流通する場合があるのがApple製品の良いところで、他人が使い倒したものを再生して流通させているとは限らない。

競争を促進するために政府が市場に介入するのは分かるが、競争を抑制するために政府が市場に介入するのは良い判断とは思えない。