とくとくBBは独自にSIMサービスを用意しているけれども、2016年6月からはBIGLOBE版のSIMも販売する。
「自分のところのSIMを売っていればいいんじゃないの?」と思うのだけれども、とくとくBBのSIMはデータプランのみしか選べない。電話付きのSIMが欲しい人は選べないSIMだったけれども、BIGLOBEのSIMならば、データSIMだけでなく、音声通話に対応したSIMもある。
今月、2016年5月末まで、とくとくBBでキャンペーンが実施されているので、お試しでSIMを使ってみることに。
http://gmobb.jp/lp/sim_b/trial/ |
とくとくBBのSIMには無い音声SIMもある。 |
5月14日の土曜日、夕方に申し込みをして、SIMカードと説明書が届いたのが月曜日、5月16日の夕方。
申込画面では、2営業日で届くと書かれていたので、その通りになった。こりゃあ、早い。
では、早速、届いたものを開封して、実際にスマホで使ってみたので紹介しよう。
白くて硬い封筒で届く。郵便局で買えるレターパックと同じような封筒。 |
引っ張って開ける。 |
中身がコレ。SIMカードと設定手順を説明した書類。あとはアプリの紹介チラシ。 |
中身は少ないので、ゴチャゴチャしないのでいい。 |
SIMカードは白色。赤色とか桃色、黒色など、何か印刷されたものしか見たことがなかったので新鮮なイメージ。 |
iPhoneならプロファイルをインストールするだけ。
この手のサービスを申し込むと、「設定作業がなぁ、、」と思う人は少なくないだろうが、使っているスマホがiPhoneならば、設定用のプロファイルをインストールするだけで設定が終わる。1.まずiPhoneにSIMカードを入れる。この段階ではネットには接続できないので、Wi-Fi回線に接続しておく。
2.説明書を見ると、プロファイルをインストールするように案内されているので、BIGLOBEのウェブサイトにアクセスしてAPN用のプロファイルをインストールする。
APN用のプロファイルというのは、BIGLOBEを経由してネットに接続するための情報を書き込んだ書類のようなもので、これをiPhoneに入れ込んでやると、BIGLOBEのSIMでネットに接続できるようになるわけ。
iPhoneならば、SIMカードを入れて、プロファイルをインストールしたら、それで設定は終わり。あぁ、簡単。初心者に優しい感じがiPhoneらしい。
iOS端末の場合、APN用のプロファイルは1つまでしかインストールできない。そのため、他社のものをインストールしている場合は、それを先に削除しないと、新しいプロファイルをインストールできない。APN用のプロファイルを受け入れられるのは1つだけ。
まぁ、入るSIMは1枚だけだから、プロファイルも1つで足りるわけだけれども、SIMカードを入れ替える頻度が高い人だと、複数のAPN用プロファイルを入れておきたいところだが、それは無理。
Androidスマホなら手入力で初期設定する。
Androidユーザーの皆さんは、ちょっと面倒。APN情報は一緒に送られてくる説明書に書かれている。 |
アクセスポイント名を追加するメニューを選ぶと、新しいAPNを追加できる。Androidだと、複数のAPNをセットしておくことができるので、SIMカードを入れ替える頻度が高い人には便利がいい。
使用感。問題なし。
iPhoneで実際に使ってみたが、ウェブサイトを表示する速度に不満は無く、テザリングも問題なく使える。
格安SIMの料金プランやオプションを比較するのは容易だけれども、通信品質を比較するのはなかなか難しい。
スーパーで売っている卵を比較するようなもので、「この卵は良いが、この卵はダメ」と比較するのは難しい。卵なんてどれも一緒で、まぁ安いものを買っておけばいいだろうと考える人が多数なので、なかなか品質勝負にはならない。
72時間制限を課される。遅い、、が何とか使えるか。
BIGLOBE SIMは、低容量プランを選択すると、72時間単位で通信制限がある(いわゆる「72時間制限」)。1GBプランだと、直近72時間で200MBを超えると通信速度が制限される。また、3GBプランの場合、直近72時間で600MBを超えると、制限の対象になる。
さらに大容量のプラン、6GBと12GBのプランには72時間制限がないので、月単位での制限のみ。
さて、私が使っているのは3GBで、実際にこの通信制限を受けた。テザリングで通信すると、72時間で600MBだと、動画を観なくても超えてしまう。
制限を受けた状態。プログレスバーと文字が赤くなる。 |
72時間単位の制限を受ける、 |
145MB、超過している。 |
LTEでの高速通信に比べれば、ガクンと速度は落ちる。とはいえ、100Kbpsとか128Kbpsのような遅さではなく、昔の3G通信ぐらいの速度という感じ。
大手通信会社で通信制限を受けると、速度が128Kbpsまで低下して、使い物にならなくなる。遅くてもメールぐらいなら、ネットぐらいならと言い訳じみたことを言う人もいるけれども、実際に経験すると、あの遅さではネットどころではない。
BIGLOBE SIMの72時間制限はそこまでキツイものではなく、遅いけれども、まぁ何とかというレベル。とはいえ、普段からの高速通信に慣れていると、明らかに遅い。随分前の、iPhone 3GもしくはiPhone 3GSでネットに接続しているぐらいの速度と思えば、それに近い。
「遅いけれども、まぁ何とか」と書いたものの、これは使っている人の感じ方次第。時間に余裕があるときならば許せる程度の速度だが、急いで調べものをしたいときや何かの連絡なり手続きをしたいときはイライラするぐらいの速さだ。
ここで通信速度を計測するところだけれども、モバイルネットワークは場所や時間、混雑状況によってコロコロと通信品質が変わるので、もう速度計測にはあまり意味がないように思う。昔の3G通信をイメージすれば、それに近いようなもの。
通信サービスは、時間をお金で買うものなので、お金を節約しても時間を失ってしまっては意味が無い。
この72時間制限を受け入れられるかどうか。ここはBIGLOBE SIMを選ぶ時のポイントになる。6GBプランか12GBプランを選べば、月間制限のみだから、ストレスも無いが、72時間制限は実際に課されると、「こりゃあ、ちょっとイヤだな」と感じる。
他社でも、1日単位、3日単位で制限を課しているところがある。ピーク分散のために制限を設けているのだろうが、どうも使いにくい。例えるならば、ブレーキを頻繁に踏みながらアクセルを踏んでいるような感じ。もしくは、時速40km/hを超えると、自動的にアクセル操作が無効になるクルマに乗っている感覚に近い。
1ヶ月単位の制限は受け入れるけれども、それよりも細かい期間でリミッターを設けられると、使いにくさを感じる。
ちなみに、mineoのドコモプランならば、月間制限のみなので、月に3GBまでのプランならば、極端な場合、1日で3GBを使い切ってもOK。
月額756円(税込)からの格安スマホmineo
月単位の制限のみにしたほうが、追加チャージを買ってもらえる可能性が高まるし、利用者も使いやすくなるし、業者にもユーザーにも嬉しいはずだけどね。
キャンペーン期間は5月末までなので、早く申しこめば申し込むほどお得。
申し込んでから1ヶ月間キャンペーンが適用されるのではなく、5月末までで終了するので、早い方がキャンペーンの利益を多く受けられるわけだ。
先着10,000名らしいので、まだ格安SIMを使ったことが無い方はどうぞ。
初月費用0円の格安SIM とくとくBB