スマホの画面をジーっと見ているだけ
イマドキのケータイには緊急地震速報をキャッチする機能が標準で搭載されていて、スマホにもチャンとこの機能は搭載されている。
過去にも、3回ぐらい、緊急地震速報がケータイに入ってきたときがある。グワッ、グワッ、グワッという大きな音で携帯電話が鳴り出し、「何事か?」とビックリした。
地震へ初動対処するための時間を作るのが目的で作られた速報だけれども、大半の人はスマホの画面をボーッと見ながら「あっ! 地震が来る」と思いつつ、何も初動対処していないのではないか。
10秒ぐらい前に速報が来ても、動かなきゃ意味がない。
地震が来る10秒ほど前にケータイにアナウンスが入り、「地震がきます。揺れに注意してください」だったか、ケータイのバイブが反応して、声で案内が来たこともあった。
とはいえ、このように親切にアラートを送ってくれても、それをキャッチした側が行動しないので、緊急地震速報が意味をなさない。
2016年4月1日の昼前に起きた地震では、大阪も震度3の揺れが起こり、実際に結構揺れた。
2011年の3月11日に近いぐらいの揺れだったので、「また、どこかでトンデモナイ地震が起こったのか」とYahoo! で地震情報を検索したが、三重県が震源地の地震で大きなものではなかった。
とはいえ、4月の中旬には、あの熊本での地震が起こるわけだから、4月は随分と地震が多い月だった。
速報機能をオフに。
速報が来てもすぐに行動しないならば、もう機能をオフにしてもいいだろうと考え、今では地震に関するアラームは鳴らないようになっている。とはいえ、オン、オフに関係なく速報を送ることも可能だから、完全に遮断するのは無理。
速報で人は動かない。実際に揺れてから人は動き出す。しかし、揺れ始めると、思うように行動できない。
人間の学習能力はさほど高くはないようだ。