2016年6月9日

貸し傘サービスを上手に運営する方法。



貸し傘が返ってこないのは当然だ。


貸し傘ピンチ 1100本戻らず
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0278997.html


真面目に、チャンと返してくれるだろうと思っていたんですかね。返す義務がないと返さないもんです。こういうものは。

確か、どこかの鉄道会社(京王線だったか)でも、貸し傘を用意しているところがあったが、ある程度は戻っている感じだったが、全部じゃなかったんじゃないか。


返すことを織り込んで貸しちゃダメなのよ。貸し傘は。だって、返さなくてもペナルティはないし、いつ返してもいいのだから、「いつか返すよ」と言われたら、どうしようもない。ずっと借りていても何も言われないならば、返さずにずっと使うだろう。

傘を貸すことそのものは「おもてなし」というか、有り難いサービスなので、良いのだが、仕組みがダメ。


ここでは、「返すことを前提にしない」のがポイントだ。





返してもOK。返さない場合でもOK。


この手の傘を自費で買っていたら、いくらお金があっても足りない。なくなったら購入し、またなくなったら購入と繰り返していれば、そりゃあ予算もなくなる。

傘を貸す場合のコツは、「なくなることを想定して貸す」こと。つまり、なくなっても問題ない状態で貸すわけだ。

例えば、傘に企業広告を掲載しておくとか、企業が宣伝で使うマスコットキャラクターをデカデカとプリントする。広告を掲載するとなると広告費が入ってくるので、その広告収益で傘を購入する。

傘を持っていると宣伝になり、また、雨の日に傘をさしていれば開いて宣伝効果を発揮する。

どこかに置き忘れても、誰かに使ってもらえれば、そこでもまた広告効果を発揮する。

もちろん、自宅に持ち帰って、my傘として使ってもらってもいい。使えば使うほど宣伝になるので、企業としても好都合だ。



人はモラルだけでは動かない。


貸した傘だから、チャンと返してくれる。そういう善意で傘を貸しているのだろうけれども、残念ながら、使う人のモラルを頼りにしてもうまくいかない。

傘を広告媒体として使い、広告費で傘を買う。傘を使えば、宣伝効果を発揮する。集まった広告収益の範囲内で傘を買えばいいので、予算を消費しないのが良いところ。

企業のロゴやキャラクターがデカデカとプリントされた傘だから、使うにはそれなりの勇気なり度胸がいるだろう。雨が降ってきてちょっと使うだけならば気にならないだろうが、いつもどこでもその傘を使っていれば、「借りパク」していることが周りの人にバレるので、気まずい気分になる。その結果、傘を返しに来るわけだ。

気まずい気分になって返してくれればそれでいいし、返ってこなければ宣伝媒体として使えるので、それもOK。