アマゾン ジャパン、近畿大学との間で教育、研究、学生サービス充実のための連携協定を締結
http://jbpress.ismedia.jp/ud/pressrelease/54081182b31ac96ba0000002
近畿大学における教科書販売は、2013年度から同大学産業理工学部(福岡キャンパス)においてキャンパス内での販売と並行してAmazon.co.jpを利用して販売が開始されています。
この度、東大阪キャンパス(8学部及び短期大学部、大学院)にもその範囲が広がり、シラバスに掲載される教科書・参考文献がAmazon.co.jpから販売されることになります。Amazon.co.jp内の「近畿大学 教科書ストア」 (http://www.amazon.co.jp/kindai 以下教科書ストア) をリニューアルオープンし、授業に必要な教科書・参考文献を、学部/学科などから選んで購入いただけます。
また、9月16日から9月19日の4日間は、近畿大学東大阪キャンパス内で、Amazon.co.jpでの教科書購入サポートを実施いたします。さらに、Amazon.co.jpの学生向けの会員制プログラム「Amazon Student」に会員登録することで、よりお得に書籍を購入いただくことができます。
今なら、Amazon Studentに会員登録するともれなく1,000 Amazonポイントをプレゼント。近畿大学の学生なら9月4日から10月20日まで、さらに1,000ポイント、合計2,000ポイントをプレゼントするキャンペーンを実施します。また、通常、注文金額(税込)に対する10%のAmazonポイントを還元するところ、9月4日から10月20日までの期間中は、15%のAmazonポイントを還元いたします。
近畿大学東大阪キャンパスの総合社会学部2年の桐村真弘さんは「普段は本やゲームを買うためにアマゾンを利用しています。今まで並んで購入していた教科書がアマゾンで購入できるようになれば、非常に便利になると思います。」とコメントしています。文芸学部1年の山本弥生さんは「私は小説やコンタクトの購入でアマゾンをカード払いで利用していますが、アマゾンで教科書が購入できるなら、自宅に直接届けてもらえてカードで支払いが完結するので、便利で助かります。」とコメントしています。
大学では、教科書販売というイベントが毎年4月の末頃から5月にかけてある。最近は、半期ごとに授業が変わる大学もあるのか、9月に教科書を購入するところもあるようで、今回の近畿大学でも9月にキャンペーンを実施するとのこと。
選択した教科の教科書を買わせるために大学が教科書販売期間を設けて、大学内に教科書を購入できる場所を作り、そこで学生に買わせる。私が大学生の頃も、新学期が始まると、どの教科を選択するかを選ぶ期間が2-3週間ほどあり、その間、シラバスに記載されている授業をつまみ食いする感じで受ける。その後、選択する科目を決め、登録し、教科書を購入する流れになる。
ところが、教科書として指定しているにもかかわらず、1年間、一切授業で使うこと無く、言及することもないものもあって、「買う意味無かったんじゃないの?」と思うことも1回じゃなかった。教科書販売は、担当教員が書いた本を買わせるためのイベントと化していて、ツマラナイ、売れない、読みたくもない、そんな本を半ば押し売りするには絶好の機会だったようだ。実際に教科書として指定された本の中身を見ると、実に分かりにくく、退屈に書かれていて、「こんなものをマジメに読む人がどれほどいるのか」と思わせるものが多かった。
800円ぐらいだったら、仮にたして使わなくても許せるけれども、3,200円とか、5,000円もする本を買わせておきながら、授業では一切使わないなんてこともあったので、大学では教科書を買うかどうかは慎重に考えたほうがいい。
教科書が無くても授業を理解することはできるし、授業ごとにプリントを配布するセンセイも多かったので、教科書代がムダ金になることも多々あった。大学4年間で総計すれば、数万円ぐらいにはなったと思うので、そのお金を別の用途に使っていたら、もっと生活は有意義なものになったかもしれない。
大学の授業だったら、教科書を買わせず、プリントをPDFで配布するだけでも足るのではとも思える。大学に行った経験がある人ならば分かるが、大学の教科書販売は、担当の教員が真筆した本を売るためのイベントのようなもので、実際に学生が使うかどうか、授業で使うかどうかを考えずに売られているフシがある。
近畿大学の授業で使う教科書をAmazonで販売するようで、これは良い方法だと思う。教科書の販売期間に、大学の指定の場所まで行って購入する必要がなく、自宅でお風呂あがりに注文することもできるので、利便性は高まるはず。
教科書だったら、Amazonマーケットプレイスに中古本が大量に流通している(同じ大学の生徒が使わなくなった本を売るため)だろうから、そこから購入するのも賢い判断。そして、自分が使い終わったら、また中古市場に放流する。そうすれば、教科書代を随分と軽いものにできるはず。
Amazonで買うことができれば、重たい本を持ち帰ることはないし、もっと言えば、電子書籍で販売すればカバンも軽くなる。大学で使う本は高価なものが多く、本は高価なほどページ数が多く重たいので、紙の書籍からKindle本に変われば、iPadやKindleを教科書として使える。
重いカバンを運ぶことに意味は無いし、「軽いカバンで大学に行ければいいな」と学生の頃、何度思ったことか。
学生に対して書籍を割引で販売することに反対する業界の人もいるけれども、大学の生協では本が5%offぐらいで販売されていて、昔から学生向けに本が割引販売されていた。そのため、Amazon Studentの会員に割引価格で書籍を販売しても、それは生協と同じだから、特に不都合なことも無い。Amazonのやる事なす事イチャモンを付ける人がいて、Amazonも面倒な立場に立たされているな。