2014年10月28日
やっぱりカラクリがあった。GMO WiMAX究極割
2014年10月24日に開始されたGMOとくとくBBのWiMAX究極割がずいぶんと格安で、ブログでもその内容について書いたが、2014年10月27日に受付が終了された。
月額4,000円程度のサービスが月額399円で使えるキャンペーンなので、「何か裏があるに違いない」と疑いに疑っていたものの、本物のサイトでフィッシングではなさそうだったし、キチンとしたキャンペーンのようだったので、10月24日の夜に申し込んだ。
24日の夕方頃にこのキャンペーンについて知り、夜にキャンペーンサイトをジックリ読んで申し込んだが、その時は申し込みが殺到しているという感じではなく、スンナリと普通に申し込めた。サイトが重くなることもなく、何事も無く手続きができたので拍子抜けしたが、翌日の25日には受付を停止していたので、一歩早く申し込んだのが良かったのかもしれない。
月額399円だから、何かカラクリがあるだろうと思い、以前のブログで、2つの理由を想定していた。WiMAXシングルをWiMAX2+に集約するので、WiMAXの回線が空いてきたため格安でサービスを提供した、というのが1つ目の理由。
2つ目の理由が、MVNOサービスが普及してきたので、WiMAXをテコ入れするために格安でサービスを提供した、というのが2つ目の理由。
じゃあ、実際はどうだったかというと、UQコミュニケーションズの発表を読むと、1つ目の理由が妥当そうな感じ。WiMAXシングルからWiMAX 2+へシフトするために、周波数帯域を後者へ重点配分し、前者を減らす。その結果、前者の通信速度が遅くなるので、料金を下げたというのが普通の解釈だろう。
ただ、2つ目の理由であるMVNOもWiMAXへ影響しているはず。ぷららモバイルから提供されているMVNOサービスは月額2,980円で通信量無制限の回線を使えるし、docomoのネットワークを利用しているので、WiMAXよりも魅力的。そのため、WiMAXシングルからぷららモバイルへ切り替えた人もそれなりにいるはず。
接続エリアが広く、通信量無制限であるならば、そちらを選ぶのが合理的。WiMAXは室内に入ると電波が弱まるし、ちょっと辺鄙な場所に行くともう繋がらない。2年前に、京都の嵐山に行ってWiMAXのルーターの電源をオンにしてネットに接続しようとしたら、まったく電波を掴まず、「あぁ、やっぱりWiMAXだねぇ、、」と思ったもの。人がたくさん来る場所だから、もしかしたら繋がるかなと思ったけれども、やっぱりダメだった。
繋がりさえすれば快適なのだけれども、繋がらなければどうしようもない。それがWiMAX。
通信資源をWiMAX 2+へ集中させる。通信量無制限のM¥NOサービスへの対策。この2点を考慮して、WiMAXの究極割キャンペーンを実施したと考えられる。
月額399円で提供したということは、GMOはあらかじめWiMAXシングルの周波数帯域が減ると知っていたんじゃないかと勘ぐりたくなる。しかし、仮に通信速度が1/3に低下したとしても、私がWiMAXを使っていたとき(最大速度40mbpsであった頃)は2Mbpsから3Mbps程度の速度しか出なかったので、最大13.3Mbpsまで速度が低下しても、おそらく私が使う際に影響はほとんど無いんじゃないかと思っている。
通信サービスの理論速度はあくまで参考程度のものであって、実際の速度は何分の1ぐらいになるのが普通。ADSLを使っていた(これはGMOのサービスではない)ときなど50Mbpsのサービスなのに、実際の速度は早くても4Mbpsぐらいだったし、1.7Mbpsぐらいの時もあったように思う。
これぐらいの速度だと、不満に感じる人もいるかもしれないが、実際に使ってみると遅いと感じることはあまりない。WiMAXを使っていたときも、早くても3Mbps程度の速度だったが、動画は快適に観れたので、huluで映画を見ていたときも途中で止まることなく約2時間観続けることできた。他にも、ファイルの同期、ソフトウェアアップデートもWiMAXでやってみたが、こちらも問題なくできた。
私のWiMAXに対する印象は良く、2年前に使っていた端末(Mobile Cube)も回線も、不満というほどのものはなかった。人によっては不満を感じているらしいが、回線や端末が原因ではなく、その人の利用環境がWiMAXに合っていなかったのが主な原因で、端末や回線に不満を抱くほどのものじゃない気がする。
10月24日に申し込んだサービスだが、私はキャンセルするつもりはないので、実際に使ってみようかと思う。
【GMOとくとくBB】WiMAX2+キャッシュバックキャンペーン