お急ぎ便だけなら使わない。
以前、といっても2年ぐらい前か、Amazonプライムが登場した頃は、加入するメリットがお急ぎ便ぐらいしか無かった。オマケのようにKindleオーナーズライブラリーが付いていたけれども、メインは早く配送する部分にあった。
プライム会員でなくても、商品を普通に注文すると、翌日、もしくは明後日には届けてくれる。そのため、「まぁ、あえてプライム会員にならなくても」と思い、会員にはならなかった。
しかし、ビデオサービスと音楽配信サービスが開始されると、考えが変わった。
プライムビデオを開始した段階で加入した。
お急ぎ便サービスがメインならば加入はやめておくかと思い、しばらくは加入せずに過ごしていたが、プライムビデオがサービスに含まれるタイミングで加入すると決めた。2015年の9月だったか、今が2016年の10月なので、もう1年になるのか。年会費は3,900円。1ヶ月に換算すると325円。1日あたりだと約10円。1年単位で支払う年会費なのだから、1ヶ月単位や1日単位に換算しても支払時期は変わらないのだけれども、リーズナブルさをアピールするには細かく切り刻むのが有効。
ビデオが見放題になるサービスが多々あるが、月額500円(dTVやauビデオパス)から1,000円程度(HuluやNetflix)が主流。Amazonだと月に325円でビデオだけでなく他のサービス(お急ぎ便も含む)も利用できるのでお得。
ドンドンとサービスが拡張。
プライムビデオの後は、Amazon ミュージックで音楽を聴き放題。Prime now(利用エリアが極端に狭いが)なんてものまである。音楽を聴き放題できるサービスも月額で300円から500円必要なので、それも年会費に含まれるAmazonプライムはやはりお得。
ビデオ見放題と音楽聴き放題だけでも、他社ならば両方合わせて月額1,000円程度だが、Amazonならば他のサービスも含め全部セットで年会費を月額換算すると325円(1日あたりならば10円になる)。
専用アプリがあり、動作が早い。
プライムビデオ、プライムミュージック、いずれにもアプリが用意されている。Chromeキャストも使おうと思えば使える。
なぜかは分からないが、プライムビデオではChrome キャストを(そのままでは)使えない。Kindleの本は、Kindle端末以外でもアプリ経由でiPadやAndroidタブレットでも読めるのだけれども、なぜか、どうしてか、AmazonプライムビデオはChrome Castで鑑賞できない。
Fire TVという専用端末を販売しているため、他社の端末を排除したいという狙いもあるだろうが、他のサービスでは端末を問わず使えるようにしているのに、ビデオサービスだけ排他的なのも何だか不便。権利者からの要望で、限られた利用環境でしか鑑賞できないようになっているという可能性もある。
とはいえ、Chrome Castが全く使えないというわけでもなく、PCにインストールされているGoogle Chromeブラウザーのキャスト機能で、プライムビデオをテレビに映し出すのは可能(強引な方法だが)。指定のタブをテレビにミラーリングするのがキャスト機能で、ブラウザーでプライムビデオを再生し、その内容をキャストでテレビに映し出せば、Chrome Castでプライムビデオを見ている場合と似たような環境にできる。ただし、PCが近くにないと使えない方法だ。
新しいコンテンツも思っているよりも早くプライム対象になる
孤独のグルメも最新のシーズン5がプライム対象になっているし、ビリギャルもすでにプライム対象。半年ぐらい前か、映画で放映されていた007スペクターも見放題の対象になっているので年会費だけでOK。
2015年の秋冬に放送されたが、すでに見放題に。 |
映画館で観なかったので、プライムビデオで観た。 |
映画の放映期間から半年ぐらいで観れるようになるのがAmazonのプライムビデオ。007スペクターも年会費だけで観れる。 |
アニメだとCITY HUNTERや日本昔ばなしなど有名どころのビデオが揃っていて、観れば観るほど得するようになっている。
プライムミュージックの良いところは、クラッシック音楽が聴き放題なところ。定額配信サービスが登場するまでは、CDを購入したり、TSUTAYAに借りに行ったりと苦労があった。
クラッシック音楽なんて、よほど詳しい人でないと、どのCDを買うか、借りるかなんてビシっと決められないのよ。一般の人には、色々なクラッシックを聴き流す方が選曲の手間がなく都合がいい。曲名を見てもよく分からないけれども、とりあえず聴けるのがプライムミュージックのいいところで、ランダム再生で聴いておくだけでも何だか落ち着く。
画面をポンポンとタップするだけで聴けちゃう。
300円の商品を1個だけ買っても送料無料に
一般利用者向けの送料無料サービスはヤメたが、プライム会員向けには今でもホイホイと送料無料で品物を送ってくれる。
あまりに単価が安くて小さいものだと、「あわせ買い対象」という条件が付き、2,500円ぐらいまで購入額を増やさないと買えないものもあるが、単品で300円程度の小物でも、1つだけ買うときに送料が無料になることも少なくない。
300円の商品を1個だけ、送料無料で送ったら、手間や配送コストを考えると、利益なんてゼロ、もしくは赤字になりかねないが、そういうムチャなことをするのがAmazon。
プライム会員になると、Amazonへの依存度がどんどんと高まるが、居心地の良さは他社よりも勝っているのでやめられない。
プライムビデオとプライムミュージックを使うだけでも十分にモトは取れるので、まだ加入していない人は是非とも加入するべき。費用よりも便益の方がこれほど上回っているサービスはなかなか無い。
まずは30日間は無料で体験できるので、考えるよりもまず使い始めるのが賢明だ。使い始めれば、その価値を実感できるので、居心地の良さから抜け出せなくなるはず。
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