非正規雇用者「職場のチョコ格差が不愉快」の声高まっている
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140209-00000022-pseven-bus_allこのチョコレート、もらうと嬉しいものですが、実は格差を可視化するものでもあります。
私のPodcast番組「陽平天国の乱」に、非正規で働く男性から寄せられたお手紙は、モテと非モテだけでなく、正規雇用と非正規雇用の差を物語っていました。ただでさえ非モテなのに、非正規雇用者として職場に常駐しているので、どう頑張っても職場でチョコレートをもらう対象にならないのだとか。
もちろん、これは一体験談にすぎないかもしれませんが、バレンタインデーに限らず、ここ十数年で、非正規雇用者が増えてきた中で、職場でのイベントは、誰が対象なのかは、問題となってきたことであります。
義理チョコ、世話チョコについても、このままでは相当な負担、出費になるのではないかと不安になってしまいます。私も大手企業に勤めていた頃、2月14日になると、女性の営業担当者が手提げ袋いっぱいのチョコレートを持って営業に出かけていく様子を見かけたものです。
普段、お世話になっているお礼、大事な商談のプッシュなどの意味があるようですが、自腹でやっているとしたならば、これは金銭的負担が大きすぎないかと思った次第です。会社の経費で行い、上司がそうするように指導しているとしたならば、女性であることを利用し営業活動をさせているわけで、それはそれで問題です。
私たちはいつまでこんなバレンタインデーを続けるのでしょうか。そろそろ見直す時期なのではないでしょうか。
2月12日(水)には非モテの明るい未来を創造することを目指す団体、革命的非モテ同盟がバレンタインデー粉砕デモを決行します。彼らは一貫して、自由恋愛競争主義の敗北者が、自己責任主義によって己ばかりを責めるのは大いなる間違いであることを主張してきました。
「諸君!諸君の中にはバレンタインデーに一つもチョコレートがもらえないと嘆いている者もいるかもしれない。しかしよく考えて欲しい。嘆くべくはチョコレートを貰えぬ己自身ではなく、バレンタインデーにチョコレートを贈ることを取り決めた資本家たちではないだろうか!」と彼らは叫びます。ネタのようにしか聞こえないかもしれませんが、とはいえ主張は一聴に値します。
そういえば、私が小学校の頃は「学校でのバレンタインデーチョコレートの受け渡し、禁止」という学校からのお達しがあったものでした。
そのうち、「職場でのバレンタインデーチョコレート禁止」を発表する企業や、まるで年賀状のやり取りをやめる人のように「今年からバレンタインデーチョコのやり取りを控えさせて頂きます」と宣言する女性が現れてもおかしくはないと思いますし、それはそれでありです。まあ、本人がチョコレートのやりとりを楽しんでいるのならいいですけどね。
2月14日になると早く学校に来るヤツ
バレンタインデーの日に、なぜか早く学校に来ているヤツがいたのを覚えている。どこの誰とは言わないけれども、普段ならば始業チャイムの10分前ぐらいにしか来ないヤツなのに、なぜか2月14日には30分ぐらい早く学校に来ていた。
私はもともと早く学校に到着するタイプだったので、いつも通りに学校に来ただけだったけれども、あきらかに「なんでコイツはこんなに早く来たんだ?」と不思議に思えるヤツがいたのはよく覚えている。確か、中学校の頃だったと思う。
じゃあ、早く学校に来たソイツは何が目的だったかというと、それはチョコレートだろう。それで、肝心のチョコレートは受け取れたのかというと、おそらく受け取れていなかったはず。
おそらく、下駄箱の中とか、机の中とか、色々と詮索したんだろうけれども、チョコをゲットしている感じはなかった。
学校にバレンタインデーは無かった
そもそも、学校でチョコレートを渡すような雰囲気ではなかったし、そういう文化(?)のようなものもなかった。女子生徒は確かにチョコレートを用意していたけれども、それは担任の先生に渡すものであって、同級生の男子に渡すものでは断じてなかった。
チョコレートは普段から食べれるものだし、高級なものでもない。だから、食べたければ自分で買えばいいのであって、誰かから貰う必要はない。仮に貰えたとしても、GODIVAのチョコなんてまず貰えないだろう。貰えても、明治のミルクチョコレートぐらいだと思う。
友達同士で渡すチョコレート
最近は、女子同士でチョコを作って、渡し合いするのが流行しているんじゃないか。女性が男性にチョコレートを渡すのがバレンタインデーのイメージだけれども、友人同士でチョコをプレゼントするのも悪くない。
友達同士でチョコレートを渡しあう方が気楽だし、楽しいだろうから、そういうバレンタインデーの方がいいんじゃないか。
異性同士のチョコは、恋人とか夫婦、職場でお世話になっている男性社員など限定して、他のチョコは友達同士で作りあって競うようなイベントも面白い。
チョコレートコンテストのようなものを開催して、金賞、銀賞、銅賞を用意して競えば、さぞ珍しいチョコが登場するんじゃないか。