Seafood doria / jetalone
明治大学 駿河台校舎周辺の飲食店街
焼きカレーを初めて食べたのは、大学生の頃。昼食を食べるために、明治大学の駿河台校舎 リバティータワーの裏、錦華公園があるところから公園を抜けていくと、飲食店がたくさんある場所に出る。
神田周辺に職場や学校がある人は、この飲食店街のような場所を知っているはず。ラーメン、食堂、さらに天ぷらやとんかつ、天丼で有名な「いもや」もこの場所にある。
明治大学では、大学3年になると、杉並区の和泉校舎から駿河台校舎に移り、卒業までの2年間はこの界隈でウロウロすることになる。
何度も通ったお店もあれば、一度きりで行かなくなったお店もある。昼食の思い出が色々あるのが神田 神保町の周辺。
欧風カレー ペルソナ と さぼうる
私は学食をあまり利用するタイプじゃなかったので、神田周辺の飲食店には結構色々と行った経験がある。ベルソナの1,400円もしたカレーも食べたことがあるし、芋やの3店舗はすべて制覇している。
大学生の昼食で1,400円のカレーは結構高価な方に入るはず。大学生だったら、500円ぐらいが昼食の予算として妥当なラインじゃないか。500円でも高いなんて言う大学生もいそうだから、1,400円のカレーをお昼に食べるなんて、もうオカシイんじゃないかというレベルかもしれない。
でも、欧風カレー ペルソナには1度ぐらいは行ってみるといい。いかに普通のカレーなのかが分かるから。
ただ、神田地域で有名な喫茶店「さぼうる」は、店の前は通ったことがあるけれども入ったことはなかった。結構有名なお店だったのだろうけれども、その当時の私はさぼうるがいかに有名かは知らず、「あぁ、こんな店もあるのかぁ、、」という程度で過ごしてしまっていた。
さぼうるというと、テレビでホンジャマカの石塚英彦がさぼうるの大盛りナポリタンと大盛りごはんを食べていたのを思い出す。なぜ喫茶店でナポリタンとご飯を食べるのかは私には不明だけれども、そういう食事がオススメらしい。
焼きカレー 500円
神保町には飲食店がたくさんあるけれども、その中には焼きカレーのお店もあった。
焼きカレーの旗が店先に立っていて、「焼きカレーなんてものがあるのか」と思いつつ、なかなかお店に入る気にはなれず、お店の前を通りかかって4回目ぐらいにやっと店に入って焼きカレーを注文してみた。
注文をするときに、何か細かいカスタマイズができたような記憶があって、ご飯の量とかチーズの量とか、そういうものを指定できるようだった気がする。例えれば、ラーメン屋で麺の硬さを聞くようなもの。
初めてだったので、ノーマルの焼きカレー 500円のものを注文。「さて、どんなものが出てくるのやら」と待っていたら、その焼きカレーが運ばれてきた。
丸くて小さい鉄板、直径で18cmぐらいだったか、それぐらいの鉄板に乗った焼きカレーがお目見えした。「ほぉ、、これが焼きカレーかぁ、、」と思ったのも束の間、「こりゃあ、焼きカレーというよりもカレードリアなんじゃないの?」と頭に感想が浮かんだ。
焼きカレーの味は、カレードリア
いや、焼きカレーというぐらいだから、何か特別な工夫があるか、それとも味がユニークなのか、そういう何らかの特徴があるはず。そう思って食べてみたものの、「うん。これはカレードリア。間違いない」そう確信した。
鉄板の上にご飯を乗せて、カレーをかけて、チーズをパラパラとふりかけて、それをオーブンかトースターか分からないけれども焼く。レシピもカレードリアそのもの。
COOKPADにも焼きカレーのレシピはたくさんあるから見てみるといい。
http://cookpad.com/search/%E7%84%BC%E3%81%8D%E3%82%AB%E3%83%AC%E3%83%BC
もう焼きカレーなんだかカレードリアなんだか分からなくなる。
味はもちろん美味しい
美味しいのかどうかと聞かれれば、美味しいことに間違いない。カレードリアを美味しいと感じるのだから、焼きカレーも美味しいに決まっている。
おそらくだけれども、和食のお店だと、カレードリアという名称では出しにくいので、あえて焼きカレーという名称を作って料理として成立させているのかもしれない。
カレイの煮付け、肉じゃが、きんぴらごぼう、、、とメニューが表示されていて、そこに突然カレードリアなんて登場したら、そりゃあお客さんはギョッとする。けれども、焼きカレーだと、「おっ! 変わったものがあるじゃないか。注文してみようか」とくる。
和食店には焼きカレー、洋食店にはカレードリア。同じ料理でも名前を変えれば、まさに水陸両用で料理を展開できる。だから、焼きカレーとカレードリアが同時に存在するのかもしれない。