スマホでテザリングする方がいいか。それともWi-Fiルーターを使う方がいいか。外出先でのネット回線をどうするかを考えたとき、この2つで悩む人は多いはず。
中には、そもそもテザリング機能は使わない人もいたり、「無線LANのスポットが使えるから、その回線を使ってるよ」という人もいるかもしれない。
2009年頃、スマホが登場した頃は、テザリングはできない仕様になっていて、アプリを使ったり、ソフトウェアの改造という類の手段でなんとかテザリングしようと試みる人もいた。
テザリングにも3種類あって、USBテザリング、Wi-FiテザリングとBluetoothテザリングで違いがある。テザリングという点では同じだけれども、Bluetoothテザリングの方がバッテリーの消費が少ないようで、こちらをオススメされる場合もある。
USBテザリングだと、通信速度が早くなったり、充電しながら利用できるという点もメリットとして指摘される。
テザリングはメンドクサイ?
スマホでテザリングするには、機能をオンにして、接続する端末側もWi-FiやBluetoothをオンにする必要があり、これを面倒だと感じる傾向もある。
私も実際にテザリング機能を使ってみたことがあるので、手数の多さは確かに感じた。2つの端末で相互に操作する必要があり、メンドクサイと感じる人の気持ちも分かる気がする。
スマホ単体で通信できるなら、単体で使ったほうが便利なので、テザリング機能を使わなくなる。そんな人も多いんじゃないか。
ただ、スマホ単体で通信でき、さらにモバイルルーターのように使えるのは便利ではあるので、多少の面倒さをガマンしても使う人はいそう。
私はWi-Fiルーター派
私はWi-Fiルーターを使う立場で、テザリング派ではない。
ルーターの利点は、スマホのバッテリーとルーターのバッテリーを分離できるので、電池の消費が抑えられる。テザリングはスマホのバッテリーを使っていくので、本体を単体で使う場合よりも電池の減りは早い。
さらに、回線をまとめることができる点もいい。さすがに固定回線の代わりにはできないけれども、Wi-Fi機能がある機器ならばルーターに回線を集約できる。この点はスマホのテザリングでも同じ。
ルーターは、Wi-Fiの設定が済んでいれば、電源をオンにするだけで繋がってくれるので、テザリングよりも操作の手数を減らせる。
とはいえ、Wi-Fiルータも面倒といえば面倒だけどね。