2016年8月9日

最初に学ぶプログラミング言語は何が良いか。



プログラミングを習得するには、まずプログラミング言語を選ばないといけない。ここが初学者にとって最初の関門だ。

とりあえずネット検索で「プログラミング」、「プログラミング 言語」などと検索して調べるだろうが、まぁ何も知らない人には何がなんだかサッパリ分からないはず。

私も5年ほど前は初心者だったから、最初は苦労した。どの言語がいいのか。最初に選ぶのはどのプログラミング言語なのか。この時点から悩んでいたのが今では懐かしい。


初心者にはJavaScriptがベスト。


これからプログラミングを学ぶ人には同じようなことに悩んで時間をロスして欲しくないので、ズバリ答えを書いておく。

初めてプログラミングを学習するときに選ぶべき言語は、JavaScriptだ。これは間違いなく正しい答えだ。

プログラミング言語には、種類が10以上あるので、あえてコレと選ぶのは難しい。それぞれに特徴があり、一長一短なので、万人向けに特定の言語を示しにくいもの。しかし、最初に学ぶべき言語ならば、1つに絞れる。


なぜJavaScriptがオススメなのか、その理由を説明していこう。





JavaScriptが初心者にオススメである3つの理由。


1.テキストエディタでコードを書ける。
2.ブラウザーで動作をテストできる。
3.用途が広い。

あえて選択理由を3つ挙げるとすれば、これだ。


テキストエディタでコードを書けるのは他のプログラミング言語でも同じだが、中には統合開発環境というものを使わないといけない言語もあって、それに比べれば負担が軽い。ちなみに私が使っているテキストエディタはCotEditor


Mac用のエディタなのだが、プログラミング用途はもちろん、ブログなどのテキストコンテンツを作成するとき、あとはウェブサイトのHTMLやCSSを書くときにも使える。実に万能なテキストエディタ。カラーリング機能や頭出し機能もあって、余計な機能を付けず、必要な機能は備わっている出来の良いエディタだ。しかも無料で使えるので、もう言うことはない。


ブラウザーでサッとテストできる。これはJavaScriptの最大の利点だ。他のプログラミング言語だと、予めPCやサーバーに言語環境がインストールされていないとプログラミングを動かせないが、JavaScriptはブラウザー上で動くので、利用環境に依存せずどのPCでも動く。

ブラウザーは好きなものでOK。Google Chromeでもいいし、Safariでもいい。FirefoxももちろんOK。コードを書いたhtmlファイルをブラウザーにドラッグアンドドロップで読ませるだけで動作をチェックできる。

さらに、ブラウザーにはデベロッパーツールという機能があって、これを使うと、プログラムコードに不備があったり、エラーが発生すると、アラートを表示してくれる。この点もJavaScriptならではの環境と言える。



用途が広いのも良いところ。ウェブサイト、ウェブアプリケーション、スマホアプリ、ブログ用のパーツなど。とにかく用途が多いので、書ける(or 理解できる)ようになって損することはまず無い。

JavaScriptを知らずにウェブサイトやスマホアプリを作るなんてもう考えられないほど身近なものになっており、プログラミングを学ぶ人は必ずJavaScriptを学ばざるをえない。

JavaScriptはもうどこでも使われていると言ってもいいぐらい汎用性が高い。インターネットの世界で最も役立っているプログラミング言語はJavaScriptと言い切っていい。




ライブラリーも充実しているJavaScript。


さらに追い風になるのが、ライブラリーの存在。ライブラリーというのは、JavaScriptのコーディングを簡単にしてくれるツールのこと。難しく、複雑なことを簡単なコードで実現してくれる、そういう便利な道具がライブラリー。

私が使っているのはjQueryで、理解して使いはじめると、いかに便利な道具か分かる。例えるならば、ライブラリー無しでコードを書くのは、洗濯板を使って洗濯するようなもの。一方、ライブラリーを使うならば、洗いから乾燥まで全自動で済ませてくれる洗濯機のようなもの。

色々と手順が多い洗濯板とは違い、洗濯機はボタンをいくつかピッピと押すだけ。JavaScriptのライブラリーはまさに洗濯機と同じだ。

CDN経由で使えば、サーバーへの負担も無く便利。

Google Hosted Libraries

上記のものはGoogleだが、Microsoftなど他社でもCDNサービスがあるので、そちらを使ってもいい。

最新のものからレガシーなバージョンまでカバーしてくれているので、自分でファイルを保管しておく必要はない。ウェブサイトのソースコードに読み込みタグを入れ込めば、ライブラリーを取り込んでくれるので、サーバーにライブラリーファイルをアップロードする必要はない。



JavaScriptの次は?


JavaScriptでプログラミングの基本を習得したら、次はPythonかSwiftに手をだすのがオススメ。他にもRuby、Perlなどがあるが、ここは好みで。

2016年の今ならば、JavaScriptとSwiftをセットで学ぶのがオススメ。iOSやMac OSでSwiftを使うし、iPhoneやiPad向けのアプリを作るにはSwiftは必須になる。

Pythonはコードがシンプルで読みやすく、プログラミングの世界でも利用者が多いので、こちらも汎用性が高い。さらに、初心者から上級者までカバーする完璧な1冊の教科書があるので心強い。

初心者向けのように思えるが、上級者までカバーする良書。



これからプログラミングを学ぶならば、まずJavaScript、その次にSwift、さらにPython。この順番が私のオススメだ。CやJavaを推奨する人もいるだろうが、まずは先の3つを習得してから、その後にCやJavaを習得する方が近道になると思う。