2016年8月4日

使わないとソン。Kindle Unlimitedの衝撃。



Amazonが読み放題サービスを開始し、30日間は無料で体験できるので、早速試してみることに。

何冊でも、定額で本を読めるサービスというと、dマガジンやauブックパスで馴染みがあるが、これらのサービスは主に雑誌が主体。一方、Kindle Unlimitedは雑誌だけでなく、コミックス、ビジネス本、プログラミング系の本、文庫、新書まで、扱っているコンテンツが多い。

8月3日時点で、コンテンツ数は139,604件、サービス開始時点でこのボリュームならば、満足度は高い。

読み放題書籍の検索結果は139,604件。

Kindle Unlimitedが登場して、今後の書籍市場はどうなるのか。私達の生活はどのように変わるのか。考えてみた。




PrimeビデオやPrimeミュージックも利用価値が高いサービスだが、Kindle Unlimitedもこれまた破壊的なサービスだ。

今までは、電子書籍を買うか、それとも図書館で本を借りるか。このどちらかだった。紙版の本を買うことは少なくなり、借りて返す方が、捨てたり本棚を用意しなくてもいいので、借りるのがメインになっている。

また、電子書籍は、本屋で販売されている本と違って、割り引きが多いのが特徴。100円引きや200円引きは当たり前、20%、30%の割り引きも珍しいことじゃない。しかも、実物の本を管理したり廃棄する必要もないので、普段から便利に使わせてもらっている。

本を借りる、電子書籍を買う。この2つのメニューに加えて、さらにKindle Unlimitedが加わったのが嬉しい。


本を買うどころか、借りる手間すら省けるのだから、図書館とkindle unlimitedで本好きな私は大満足だ。

図書館で借りる本は無料だが、借りた本を返す手間がかかるし、返却期限もある。しかも、分厚い本だと重たいので、カバンが重たくなるのも好きじゃない。

数ヶ月前にサービスインしたAudibleはイマイチだったが、Kindle Unlimitedはヒットだ。



Unlimitedの対象は電子書籍だけ。


書くまでもないだろうが、読み放題の対象になるのは電子書籍だけ。デジタルデータを送受信するだけで本を送れるので、配送の際に発生する限界費用は限りなくゼロだ。

紙の本を扱うとなると、発送コストがネックになって、読み放題など到底無理なサービスになってしまう。

電子書籍を発行している人にはKindle Unlimitedの利益が及び、紙の本しか発行していないと利益は及ばなくなる。

真正面から電子書籍を優遇していくサービスがKindle Unlimitedと言える。





再販制度は事実上、廃止されたようなもの。


書籍には販売価格に規制がある。

新しい本でも、発売から時間が経って古くなった本でも、販売する価格は同じでなければいけない。これが再販制度(再販売価格維持制度)だ。

古いものは徐々に値段を下げていく。これが商売では当たり前なのだが、再販制度による規制が課されていると、そうはならない。

しかし、電子書籍には割り引きクーポンが多々用意されているので、定価で購入するよりも割引価格で購入することの方が多い。私も20%引きや200円引きで電子書籍を買うことがほとんどだ。

さらに、今回はKindle Unlimitedまで登場して、1冊ごとに買うのではなく、読み放題になった。

こうなると、もはや書籍に対する再販規制はあって無きが如しと言える。





iPadとの組み合わせが良い。


Kindle UnlimitedとiPadと組み合わせたら、もう何も不満はない。タブレットがさらに活躍するだろう。

Kindle端末も、今以上に活用する機会が増えそうで、読書専用端末のKindleを持っている人は是非ともKindle Unlimitedに登録すべき。

もちろん、iPadを持っている人にもオススメ。とくに大きいサイズ、9.7インチ、12.9インチのiPadを使っているならば、電子書籍は読みやすいだろうから読み放題にマッチするはず。



持ち運べる図書館。

Kindle Unlimitedを例えるならば、自分の手元に図書館を置いているようなもの。しかも、持ち運べる図書館。

読みたい本を、読みたいだけ読める。本屋で何時間も立ち読みした経験がある人もいるだろうし、図書館で時間を忘れて本を読み続けた人もいるはず。これと同じ経験が本屋や図書館という場所以外でもできるわけだ。

何とまあ、素晴らしいことか。

これほど良いサービスを使えるのだから、もうボールでモンスターを捕まえている場合じゃないだろう。



ラインナップを見ていると、1冊3,000円程度の本もUnlimitedの対象になっているので、1ヶ月に数冊読むだけでも十分にモトは取れる。

ただし、何冊でも読めるのだが、ライブラリーに追加できるのは10冊が上限。さらに本を読む場合は、追加した本を削除する必要がある。Kindle Unlimitedでライブラリーに追加できる冊数は10冊までなので注意。10冊の枠を超えない範囲で入れ替えれば、何冊でも読めるので、まぁ心配するほどのことじゃない。


Amazon Primeもお得だが、Kindle Unlimitedも間違いなくお得と言い切っていい。ここは素直に両方とも登録するのが賢明だ。どちらも無料でお試しできるので、気に入らなければ登録解除できるので、何のリスクもない。

Primeは月額換算で300円程度、Kindle Unlimitedは月額1,000円とすると、月に1,300円でネットコンテンツ(本、ビデオ、音楽)とお急ぎ便をジャンジャンと使えるのだから、この手のサービスはもうAmazonに集約することにした。

どんどんとAmazonへの依存度が上がっていくのがボンヤリとした不安だが、、、。



10冊までしかストックできないので、積ん読しにくい。


何冊でも読めるのが利点なのだが、一度にライブラリーに追加できるのは10冊まで。この点は先ほど書いたが、「これを読みたい。あっ! これも」と追加していくと、あっという間に上限に達する。

Kindle Unlimitedでは、読んだ分だけ著作者に収益が入るようになっているので、積ん読されると何にもならない。そのため、本を書いた側としては、なるべく読んでもらいたいところ。

一度に10冊までしかライブラリーに追加できないと、さっさと読み進めないと新しい本を追加できないので、自ずと読む方向へ誘導される。

読まずに放っておいても、ドンドンと読んでも、料金は同じ980円なのだから、読み手としては次々と本を読んでいく方が得だ。

筆者としても、読んでもらったほうが収益を得られるので、ザクザクと読んで欲しいところ。

この10冊という上限が絶妙な数で、ちょっと少ないと感じるぐらいがちょうどいいのかもしれない。もし、20冊を上限にしたら、読まずにキープだけしておく本が出てくると思う。