2014年1月11日

嵐山をボートから見ると、どんな景色が見えるか。



嵐山をボートから見るとこんな感じになる。


紅葉の名所はたくさんありますが、京都の嵐山は来訪者が毎年多く、紅葉スポットとしても人気がありますよね。

私も、11月や12月の紅葉シーズンになると、毎年のように嵐山には行っていて、もう「嵐山のヌシ」として名乗れるんじゃないか(明らかに大袈裟)というほど何度も嵐山には行っている。


いつもは、渡月橋や山の側道から紅葉を撮影するのですけれども、今年はボートに乗って紅葉を撮影してみました。

嵐山に行った人ならば知っていると思いますが、嵐山の前に桂川が流れていて、その川でボートに乗れるサービスがあります。もちろん、川といっても、渡月橋の近くで流れを緩やかにするように堰き止めているので、轟々と水が流れる川でボートを漕ぐわけじゃないですよ。

ほとんど流れが無い状態になっている川でボートをユッタリと動かす。そういう優雅な状況です。

とはいえ、実際にボートに乗ると、とても優雅という感じではなくなるんですけどね。





私がボートに乗ったのは、2013年12月1日で、その日はボート屋さんが午前中にサービスタイムを設定していて、普段ならば1,200円のところ、1,000円でボートに乗れました。

さて、ボートというのは、人が漕いでいるのを傍から見ていると、「あんなのカンタンだ。オレならスイスイと漕いでみせるゼ」などと、タワケタことを考えてしまいがち。

ところが、実際に自分がボートを漕いでみると、これが難しい。想像していたのとはずいぶんと違っていて、全然前に進まないし、水を掻くオールが重い。

もっとカンタンにボートを動かせると思っていたけれども、現実はずいぶんと違った。


12月だというのに、ボートを漕ぎ始めて15分ぐらいでもう汗ダク。嵐山は京都だし、山や川がある場所なので寒いだろうと考え、厚着してきたものだから、ボート漕ぎの運動で予想以上に体が動かされ、予定外の汗ダクモードに突入した。

「やめといたらよかった、、、」、「なんでこんなことをしたのか、、、」そんな後悔の気持ちがフツフツと湧きつつ、本来の目的である紅葉の撮影を始めた。


最初は、ボート乗り場から見える渡月橋を撮影。いつもならば、橋の上から川を撮影するところだけれども、今回は逆。川から橋を撮影したのは初めて。

漕ぎ始めて間もないと、思うような方向にボートを動かせないので、危うく川を堰き止めた部分から落ちそうな感じだった。


そんな感じで奮闘しながらボートを漕いでいると、徐々にコツもつかめてきて、思ったように進めるようになった。

川の奥の方へボートを進めつつ、写真を撮ったり、動画を撮影したり、さらに景色も味わったりと、盛りだくさん。まだ午前10時20分頃だったので、ボートも少なくてユッタリと景色を見ることができた。

ボートに乗らずに撮影するとなると、山に面した歩道から撮影せざるを得ないので、グルっと見回しながら撮影するのは無理。嵐山側の歩道を歩いている場合だと、嵐山を下から撮影することしかできないので、ザックリと嵐山の全景を撮影するわけにはいかない。

地図を見れば分かるが、嵐山はほとんどが山と川で占められていて、歩道が細い。そのため、嵐山を大きく撮影するには、嵐山の北側にある対岸の歩道から撮影しないといけない。


大きな地図で見る


川の上ならば、嵐山も嵐山公園もボートの上から難なく撮影できるので、写真や動画の撮影には川の上の方が都合がいい。


嵐山で紅葉を撮影するならば、最もオススメの場所は嵐山公園。阪急線の嵐山駅から歩いて、渡月橋を渡り、西へ進むと、山になった公園がある。その公園に入ると、見渡す限りモミジだし、公園から嵐山も見える。

さらに、嵐山公園の中は意外と人も少ない。嵐山に来た人は、渡月橋の周辺にあるお店の近くに集まる傾向があって、なんだか「モミジじゃなくてお店を見に来たんじゃないの?」という人もいっぱいいる。

人は人がたくさん集まっているお祭りのような場所が好きだから、嵐山でも渡月橋周辺に人が集まるのは仕方ないのかもしれない。

せっかく嵐山に来たのだから、嵐山を彩る紅葉をジックリ見て落ち着いた感じで帰りたい。そんなことを思う私なのでした。


ボートから見た嵐山は動画でまとめていますので、よかったら観てみて下さい。



嵐山をボートから見るとこんな感じになる。