docomoのmoperaUでmopera.netを使うな
ドコモのスマホやタブレット、ルーターを使っている人は、おそらくSPモードかmoperaUに加入している人が多いはず。
お店でケータイを契約するときは、半ば自動的にSPモードがオススメされるけれども、moperaUでドコモの回線を使っている方もいるでしょう。
さて、今回、何を言いたいかというと、moperaUを使うときに気をつけておくべき点が1つあるのです。それはAPNの設定です。
mopera.netだけじゃないよ
moperaを使うときには、APNの設定が必要になります。APNというのは、Access Point Nameの略称で、要するに「どこのネットワークを経由してネットに接続するか」を決める要素です。
このAPNの設定を、moperaUを使っている人は、おそらく「mopera.net」にしているはずです。
しかし、moperaのAPNは1つだけじゃないんですよ。
「えっ? mopera.netに設定すればいいんじゃないの?」と思うかもしれませんが、確かにmopera.netでも設定は正しいですし、ネットも使えます。
でも、もう1つのAPNを使うと、もっと快適にネット接続できるんです。
もう1つのAPN
「じゃあ、もう1つのAPNって何?」と思いますよね。
それは、「open.mopera.net」というAPNです。これもmoperaのAPNなのです。
ケータイを販売するお店やネットの情報では、moperaを使うときにはmopera.netに設定するように案内されていますけれども、実はもう1つあるんですね。
mopera.net VS open.mopera.net
「じゃあ、mopera.netとopen.mopera.netではどんな違いがあるの?」そう思うところ。
何が違うかというと、フィルタリングの有り無しで違いがあります。
mopera.netはフィルタリングがアリ。open.mopera.netはフィルタリングが無い。
例えると、mopera.netは、道路で飲酒検問が実施されているようなものです。
飲酒検問が実施されていると、検問している場所に到着すると、一時的に停止して、飲酒検知器に自分の息を「はぁ〜」とかけないといけない。その後、問題がなければ、ケーサツの人が「ご協力ありがとうございます」と言って、通してくれる。
こんな状況がまさにmopera.netでは起こります。
mopera.netに設定すると、読み込みが一時停止する
私はドコモのL-03Eというルータを使っていますが、これはdocomoのXiに対応したモバイルルーターで、moperaUを契約して利用しています。
契約した当初は、私も他の方と同じようにmopera.netにAPNを設定して使っていたのですが、問題が発生しました。
ネットに接続して、サイトを見ていると、しばしば読み込み状態のまま待たされるんです。例えば、Yahoo!JAPANのページにアクセスするとして、LTEのXiですから、ヤフーぐらいならばサッと表示されるはず。
しかし、ページを読み込み始めて、すぐにページは表示されず、15秒ほど途中で待たされて、その後にやっとページが表示される。そんな状態だったんです。
この原因が何なのか、最初は分からなくて、モヤモヤしていました。
moperaのサイトで対処法を調べる
何とかならないかと思い、moperaのウェブサイトを調べていると、APNの設定案内ページで、moperaでは2つのAPNが使えると知った。
通常の設定ならば、mopera.net
Xiデータ通信用アクセスポイントとしてよく知られているのが上記のmopera.netでしょう。
このページを見て、「おぉ、これだこれだ」と思い、この設定で済ませている人も多いはず。
これがopen.mopera.netの設定案内
APNの設定案内ページの下の方を見ていくと、上記のフィルタリングフリー用のアクセスポイントが案内されています。
このopen.mopera.netにAPNの設定を変えれば、サイトを見ている時に一時停止することがなくなります。飲酒検問が実施されていない道路をイメージしていただければいいでしょう。
定額料金で使えるの?
APNを変えちゃうと、「パケット定額で使えなくなるんじゃないか?」と思う方もいるかもしれない。
心配無用です。open.mopera.netに設定を変えても、チャンと定額で使えます。私はXiのデータプランでもう1年ほど使っていますが、問題なく定額料金でネット接続できています。
moperaUを使うなら、open.mopera.netにしよう
もし、mopera.netに設定して使っている方がいるならば、是非、設定を変えてみてください。いわゆる「パケ詰まり」のような症状が解消されますから、快適にネットを使えるようになりますよ。
動画でも今回の内容について説明していますので、見てみてください。