2014年1月25日
「ポイントカードお持ちですか?」という質問。
「ポイントカードお持ちですか?」
この質問、聞かない日はないぐらいよく聞く。
カードを持っていないお店に行くと、毎回、「いいえ」と言い続ける必要があり、これをイヤだと感じる人もいるような。
カードを持っていないことを店が把握しておくべきとか、カード持ってません宣言できるような仕組みが必要とか、なんとも繊細な対応が必要な時代になった。
どこもかしこもポイント、ポイント、ポイントで、全国のポイントを集めて貨幣換算したらどれぐらいの額になるのか想像もできない。
おそらく、8,000億円とか2兆2,120億円とか、それぐらいの額になるのかもしれない。
コンビニでポイント。
本屋でポイント。
DVDレンタルショップでポイント
インターネットで買い物するとポイント。
ガソリンを入れるとポイント。
電池を買うとポイント。
お風呂屋に行くとポイント。
髪を切るとポイント。
靴を買うとポイント。
もうポイントだらけで、「ポイントがもらえないお店には行かないよ」と言う人までいそうな勢い。
ただ、ポイントシステムそのものはオトクでいいとしても、ポイントカードがワラワラと増えていくのが困る。おそらく、サイフの中に何枚もポイントが入っている人は数え切れないぐらいいるはず。
サイフには入りきらなくなって、パスケースにまでポイントがワンサカ入って、もうどのカードが何ポイント溜まっていて、有効期間がどうなっているか。管理しきれなくなる。
物をチャンと管理できないヒトはダラシないと言われるけれども、ポイントカードを何枚も管理するのはシャキッとしたヒトでも難しい。
もし、すべてのポイントカードを1枚に集約してくれれば、いくらでもポイントは貯めれる。1枚のカードを持っていけば、どこのお店でもポイントが貯まる。
現状では、ポイントカードのフォーマットがお店ごとに違う。だから、個別のアカウントで管理しなければならず、その結果、カードも増えてしまう。
例えば、Tポイントなどで集約する方法もあるけれども、これだと1つの企業に情報が集まってしまう。データが他社に集まることを嫌がる企業もあるんじゃないか。
ポイントの加減算、累積ポイント。この数字データだけならば他社に知られてもそう問題ない。しかし、何を、いつ、どこで、誰が、どれだけ買ったかの情報は、会社の資産になるし、他社にホイホイと見られては困る。
おサイフケータイのように、携帯電話でポイントカードを管理すると便利かもしれない。カードだと何枚も増えるけれども、携帯電話ならば1台に集約できる。さらに、特定の会社に情報が集中することも避けられる。
スマホにはNFCタグというものがあるので、こういう技術を使って、ポイントカードを1つに集約してほしい。
電子マネーは一括で管理できているのだから、ポイントカードも携帯電話で管理できて良さそうなものだけれども、2014年時点では実現していない。
とはいえ、waonやnanacoのように独自規格でシステムを作るのは、小規模なお店には無理。だから、読み取り用の装置とポイント管理のシステムを複数の会社で共用できるようにして、加盟店で発生する費用を下げて、ケータイ1台で複数のポイントを管理できるようにするのが理想なのかもしれない。