2014年8月27日
データプラン得得キャンペーン 方向は正しいが内容がイマイチ。
ドコモ、iPadなど向けデータ通信キャンペーンを9月から実施
http://news.livedoor.com/article/detail/9187116/
2014年9月1日から、docomoで『データプラン得得キャンペーン』なるものが開始される。最大3ヶ月間、月々サポートがアップし、さらにボーナスパケットも1GBプレゼントされるキャンペーン。
2014年6月から始まったdocomoの新料金プランでは、音声通話ができないデータプランでも基本料金が必要で、「何のための基本料金だ?」という疑問が払拭できないままでいるのだけれども、9月からデータプラン限定でキャンペーンを実施するとのこと。
データプランを優遇するのは正しいけれども、対象期間は3ヶ月ではなく2年にするべき。データプランの基本料金は3ヶ月を経過したあとも必要なのだから、データプランへの優遇は2年間にするのが妥当なところ。
とはいえ、月々サポートを2年間ずっと増額する必要はないし、ボーナスパケットも毎月1GBも必要ない。単純に、「データプランを選択し、指定のパケットパックを契約している場合は、ボーナスパケットが毎月500MB付きます」という程度のもので十分。
毎月の基本料金に意味を持たせるならば、データプランを音声プランよりもちょっと優遇するだけでいい。
音声通話ができないのに基本料金が必要な点を納得させるのが狙いなので、毎月+500MBぐらいの通信枠をデータ枠に上乗せする程度でもいいんじゃないか。
月々サポートを上乗せして割り引く必要はなく、データ枠をちょっと上乗せしておくだけで十分。月々サポートを増やすとキャッシュインが減るので、データ枠を上乗せする方が負担が少ない。500MBではなく、1GBでもいいし、パケット枠を増枠する程度ならば限界費用は無視できる程度のものだろうから、月々サポートで現金収入を減らさずとも、データプラン限定でボーナスパケットを2年間上乗せすれば良い。
データプランを優遇するという今回のキャンペーンは方向としては正しいが、3ヶ月限定にするのではなく、データプランと指定のパケットパックを契約している場合は、2年間にわたって、500MBなり1GBのボーナスパケットを付ける方がdocomoにとっても顧客にとってもいいんじゃないか。