2014年3月10日

自転車事故の件数は大阪と香川がトップ争い。でも、なぜ香川なのか。


2008年から2012年まで、大阪と香川が自転車事故のワースト争いをしている。

自転車事故、大阪、香川、トップ争い。
http://news.biglobe.ne.jp/domestic/0303/mai_140303_1678957017.html

大阪で自転車事故が多いのは分かる気がするけれども、香川で自転車事故が多いのは不思議。香川の人口は約100万人で、大阪の人口は約900万人だから、単純に考えると、大阪の自転車事故は香川の9倍発生しても不思議じゃない。9倍の人口差があるにもかかわらず、自転車事故ではほぼ同数になっている。ちなみに、面積はどちらもほぼ同じで、約1,900km²。

面積はほぼ同じで、人口で9倍の差があるのに、自転車事故の件数はほぼ同じ。どういう理由でこういう結果になるのかサッパリだけれども、ネットのニュースでは事故対策ができていないと指摘されているが、事故対策だけでは説明しきれない結果だろう。

人口が大阪の1/9なのだから、香川では自転車はスイスイと移動できそうなイメージだけれども、実際は違うのだろうか。



地図を見ていると、四国の中で、香川県は面積に対して山が占める割合が少ない。愛媛、高知、徳島は、山が多く、山に比べて居住エリアが狭いので、自転車で移動するときも他の人と接触する可能性が低いと想像できる。一方、香川県は、南部に少し山があるものの、それ以外のエリアは居住エリアになっていて、人が住みやすい土地が広がっている。

居住エリアが広いため、自転車の往来が多く、事故も多くなっているのではないかと推測する。


香川と違い、大阪で自転車事故が多いのは頷ける。大阪に住んでいるから実感できるが、自転車専用レーンはほとんどないし、車道を走るべきか歩道を走るべきか悩むような場所もあって、大阪で自転車事故が多いのは当然のように思う。

車道が狭い場所では、自転車は車道を走るわけにはいかないから、歩道を走ろうかと思うところだけれども、車道だけでなく歩道まで狭いと、どうしようもない。車道を走れば車に迷惑だし、歩道を走れば歩行者と接触する可能性がある。かといって、自転車専用のレーンを設けるほどのスペースもない。そういう場所がいたるところにあるのが大阪の町。

自転車は車道を走る。これは確かにルールとしては正しい。しかし自転車であっても、歩道を走れる場所もある。自転車歩行者道というもので、この道は自転車であっても歩道を走れる。「自転車は車道を走るものだ」と盲目的に理解している人もいるかもしれないが、自転車が走れる歩道もチャンとある。




自転車の事故は想像しているよりも大きなものになる場合があって、賠償で数千万円の支払いが必要になる事故もある。そのため、自転車の保険も用意されていて、保険会社だけでなくコンビニやケータイ会社から自転車の保険に加入することもできるようになっている。

ドコモ サイクル保険
https://www.nttdocomo.co.jp/service/convenience/insurance/cycle_insurance/index.html

au損保 自転車向け保険
http://www.au-sonpo.co.jp/pc/bycle/index.html

セブン-イレブンの自転車保険
http://jitensya.ehokenstore.com/


自転車保険は、単独加入もできるし、家族でまるごと加入することもできる。

さらに、自動車保険の特約で加入できるタイプもある。自家用車に保険をかけている場合は、特約で自転車の保障も含めることができるので、クルマを持っている人は特約を利用したほうがいいかもしれない。



自転車に保険といえば、盗難保険ぐらいだったけれども、今では事故対応の保険まで出てきて、昔はこういう保険はなかったんだけれどもねぇ、、。

よほどビュンビュンと走らない限り大きな事故にはならないだろうけれども、自転車にも保険が必要なご時世になったのかもしれない。