http://news.livedoor.com/article/detail/8597511/
取材班が独自にLサイズスマホユーザーにアンケート調査をしたところ、「2画面表示ができるから」(30代男性・メーカー営業)、「画面が大きいので情報量が多い」(20代男性・Web制作)、「動画をいつでもどこでも見たかったので」(30代女性・広告営業)など、Lサイズスマホを選んだ人の約8割が、画面の見やすさを挙げている。なかには、「画面が大きく使いやすいのもあるが、周りで使っている人がいなく目立つから」(20代男性・商社)といった声も。実際、合コンなど飲み会の席でウケがいいという理由で、Lサイズスマホを選んだ人もいた。ネタとして、まだ日本では珍しいLサイズスマホを選んでいるというのは面白い。
また、調査会社のタイムカレントが実施した「スマートフォンの利用実態調査」では、年収501万円以上のLサイズスマホユーザーは、年収500万円以下の1.5倍いるという結果が出たそうだ。同調査では、スマホのサイズが大きい人ほど収入が大きい傾向にあると分析。今後の希望年収についても、サイズが大きい人ほど高年収を希望しているという結果が出た。サイズが大きいことで、外出先での仕事ぶりに差が出ているのかしれない。
では、こうしたLサイズスマホはどんな人にオススメなのか?
「例えば現在、仕方なくスマホとタブレットを両方持ち歩いている人にオススメします。Lサイズスマホは、通話ができるのはもちろん、タブレットに近い視認性と操作性を持っているので、わざわざスマホとタブレットを2台持ちする必要がなく、1台で済むのがポイントです。また、スマホでPC用のWeb画面を閲覧することを苦痛に感じていたり、マルチタスクで情報を収集したいと感じている人にもLサイズスマホをオススメ。画面が大きいというのは、それだけで作業効率がアップします」
ちなみに、スマホのサイズと年収には相関関係があるようだが、スマホのサイズとモテにも相関関係はあるようだ。
取材班が渋谷・原宿エリア、銀座・丸の内エリアで、「モテそうな男が持っているサイズのスマホはどれ?」という質問を、10~20代の女子に直撃してみたところ、両エリアともに約3割以上がLサイズと回答した(※本調査ではSサイズ4.0インチ以下、Mサイズ4.1~5.2インチ、Lサイズ5.2インチ以上と定義)。
その理由として「アプリとかに詳しそうで、スマホの使い方を熟知してそう。男は機械に強いほうがいいと思う」(20代・事務)、「何でも大きいほうが男らしい」(10代・フリーター)、「単純にお金を持ってそうな感じがするから(笑)」(20代・ショップ店員)といった感じ。なかには、「彼氏が大きい画面のスマホを使っていて、カッコいいと思ったから」(10代・学生)というコも。彼氏はIT系企業に勤めているそうだ。機械に弱い女子には、たとえ自分が詳しくなくても、Lサイズスマホを持っているだけでハッタリがきく。
なお、当初MサイズやSサイズを選んだコに、今年Lサイズが流行るかも!?という情報を伝えたところ、Lサイズに回答を変えたコも。「男なら、そういうトレンドをつかんでいたほうがカッコいい」(10代・学生)だそうだ。とにかくスマホのサイズがデカいだけで、見る目が変わる女子が約3割いるわけだ。男ならケースやデコレーションで勝負せず、スマホはサイズで勝負したほうがいいのかも。
大きいサイズのスマホがオススメのようですが、現実はどうなのでしょうか。
確かに、大きい画面ならば、見やすいですし、操作もしやすい。そのため、作業効率が上がるのも確かでしょう。しかし、私の周りを見ていても、大型のスマホを使っている人というのはあまり見かけなくて、やはりiPhoneを使っている人が圧倒的です。
私もつい最近までHTC J Butterflyを使っていましたが、画面が大きく操作もしやすかったのですが、どうも手に馴染まないというか、言葉では表現しがたい違和感がありました。性能もデザインも問題なかったのですが、肌に合わなかったのかもしれない。
スマホの大型化は進んでいて、以前ならば3.7から4インチぐらいで収まっていたところ、2014年時点では、5インチサイズのスマホは普通にあり、6.4インチのXperia Z Ultraまでラインナップされていて、大型スマホは今後も出てくるはず。
上記のニュースがリリースされたのが2014年3月4日で、新型スマホのXperia Z Ultraが発売されて間もないため、大きいスマホを賞賛するニュースが出てくるのも無理のないこと。また、新しいものが珍しいと感じられている傾向もあり、半年ぐらい時間が経って、それでも今と同じぐらいに評価されていれば本物でしょう。
ただ、ここまでスマホが大きくなると、「もうタブレットやノートPCでいいんじゃないか?」と思えてきます。
普通のスマホではなく、タブレットでもなく、大きなスマホはファブレットという位置付けらしいですが、どうも中途半端な感じが拭えない。
電話もネットも大きな画面でできるのがウリかもしれませんが、「二兎追うものは一兎をも得ず」という言葉もあるように、中途半端さのために大型スマホは減っていくのではないかと思います。
画面を大きくしていくと、「タブレットやノートPCでいいんじゃないの?」と思えるようになって、スマホの使用頻度が下がっていく。そんな状況になると私は想像します。
スマホとタブレットの中間をファブレットと表現するようですが、まさに「帯に短したすきに長し」との表現が適切な道具なのだと思います。
スマホで作業をすることはほとんどなく、PCで作業を行い、簡単な文書作成ぐらいならばタブレットという使い分けで、スマホはあくまでビューワーとして使うのが主です。
余談ですが、持っているスマホでモテるかどうかは決まりません。むしろ、女性と合っているときには、ケータイを見ず女性の方を見る男性の方が好感を持たれるでしょうから、男性がどんなケータイを持っているかどうかはモテには関連しないでしょう。
最新スマホに興味を持つ男性は、女性よりもスマホの方が好きでしょうから、女性は、ケータイの画面を見続けている男性ではなく、自分を見てくれる男性を選ぶといいでしょう。