2014年12月30日

AQUOSスマフォ SH-02E "最遅"レビュー。



ドコモオンラインショップの6周年記念で購入したSH-02E。12月9日に購入し、しばらく使ってみたので、使い心地について紹介しよう。

docomo NEXT series AQUOS PHONE ZETA SH-02Eトップ|docomoラインアップ :SHSHOWdocomo NEXT series AQUOS PHONE ZETA SH-02Eトップ|docomoラインアップ :SHSHOW

この端末を入手するきっかけになったのは、ドコモのオンラインショップでセールが実施されていたこと、使っているdocomoの回線が24ヶ月目で月々サポートが適用される期間も終わり、機種変更するには丁度いい時期だったこと、以前から使ってみたい機種だったこと、旧プランから新プランに切り替える際に契約の継続期間を引き継げることなどが理由。



回線を利用して24ヶ月目の段階でちょうどセールが実施されるなんて、何という偶然なのか。とはいえ、販売されたどの機種も古いもので、1年半前から2年ぐらい前の機種ばかりだったので、新しいモノ好きな人にはあまり魅力的ではないと感じたかもしれない。

とはいえ、リーズナブルに機種変更できるのだから、私のように好都合な時期だった場合には魅力的なオファーになる。購入したのはブルーのSH-02E。ケータイというと黒色と白色が多いので、風変わりな色もいいだろうと思い、今回はブルーを選択した。ブルーは濃い青色で、ディープブルーと表現していい。黒と白が多いケータイの色で、青色は珍しいので、気に入っている。


バッテリーは確かに良い。


バッテリーは前評判通り。他のスマホのようにグングンと減っていくことはなく、使っていてもジリジリという程度の減り具合。IGZO、IGZOとうるさいぐらい話題になったけれども、バッテリー容量が大きく、ディスプレイも省電力のようで、確かにバッテリーの持続時間は長いと感じる。

ただ、あくまで「比較的良い」という評価であって、ずば抜けて良いとか、純粋に良いと評価するものではない。むしろ、スマフォのバッテリーはこれぐらい持続して当たり前にならないといけない。他のスマフォのバッテリーがもたなすぎるのであって、SH-02Eぐらいの持続力で本来は普通でしょう。


ストラップを付けられる。


ストラップホールは無いものの、スピーカーの穴を使ってストラップを付けられるのが良いところ。ストラップが付けられないかどうかで検索したところ、とある人のブログでスピーカーの穴にストラップを通す方法が紹介されていたので、それを参考にした。

ストラップに指を通して落下を防止するのが好みなので、狙ってかどうかは分からないけれども、ストラップを付けられる構造になっているのは良い。とはいえ、どこか隅っこの部分でも良いので、ストラップを通す場所を設けていてくれればその方が望ましい。飾りで付けるわけではなく、落下を防止するためだから、ストラップホールはやはり欲しいところ。

ただ、なぜスピーカーを本体の背面に配置したのかは不明。せめて本体のサイド部分にスピーカーを置けば、もっと音が素直に聴こえるはずだけれども、何らかの理由で背面に配置されているのが納得いかないところ。



カックリ、モッタリ、Androidクオリティ。


この端末も、Android特有のモッタリ感、カックリ感がある。CPUもRAMも十分なものが搭載されているものの、やはりAndroid端末はモッタリした使い心地だ。SH-02E以外にもAndroidスマホやタブレットを使ったけれども、どの端末もカックリ、モッタリな使い心地は共通していた。

スペックが向上しても、モッタリ、カックリはもはや「Androidの仕様」であって解消できないのだと思う。解消できるならばすでに解消できているはずだし、未だに操作でモタつくとなると、OSの仕様なのだと考えるしかない。

Androidスマホで何か不満があると、メーカーが叩かれるけれども、私が思うに、おそらくメーカー側ではなくAndroid OSの方に問題があると考えざるを得ない。端末の性能はすでに十分なものに達しているので、未だにモッタリした使い心地になってしまっているのは、OSを作っているGoogle側に何か不十分な部分があるんじゃないか。

Androidスマホにユーザーが不満を持つと、端末メーカーがボコボコに言われるけれども、なぜかOSを作っているGoogleには批判の矛先が向かない。何でだろうねぇ、、。OSには何も問題ないという思い込みなのか何なのかは分からないが、2014年時点でも未だにレスポンスなり操作感に不満があるとなると、OSに問題があると思わざるをえない。

とはいえ、遅いとか使えないという程度ではなく、テンポ良く操作するのが難しいという程度。iOSの滑らかな使い心地に慣れていると、この操作感にイライラするはず。

まぁ、気長な人ならば使っていけるスマフォかもしれない。



ケーブルで充電しているときに画面を操作すると誤作動する。


さて、ここらへんから不具合について書こうかと思う。

バッテリーが減ってきて、Micro USBケーブルで充電しながら使うと、本体が誤作動する。本体の下にケーブルを挿すコネクターがあるが、そこにケーブル挿し、充電しつつSH-02Eを使っていると、意図しない反応をする。

押してもいないアイコンをタップしたり、操作していないのにコントロールセンターを出してみたりと、メチャクチャになる。

充電に専念し、充電中に操作をしなければ何も問題はないが、充電しながら使うのはヤメておいたほうがいい。

四六時中ケータイを触っている人は充電しながらスマフォを操作する傾向があるので、そういう人にはオススメできない機種だろう。



突然の再起動


カメラ機能を使っているときに、突然に再起動した。

動画モードに切り替え、ビデオを撮影するために撮影ボタンを押し、撮影を始めて3秒後ぐらいに画面が暗くなり、再起動した。本体の温度が上がったとのアラートが出たが、本体は冷え冷えだったし、何か重い処理をしていたわけではないし、長時間にわたって使っていたわけでもない。

理由なく再起動するAndroidスマホ(懐かしの HT-03A)も過去にはあったが、SH-02Eでも同じような現象が発生するとは思いもよらなかった。

今回は本体に負荷をかけていないにもかかわらず再起動したが、こういう動作をするとメインでこのケータイを使おうとは思えなくなる。仮に何かタスクが増えて、本体に負荷がかかったとしても、再起動以外の方法があるはず。アプリケーションを強制的に終了させて負荷を減らせば、あえて再起動する必要もない。今回は本体に負荷はかかっていなかったし、温度も上昇していなかったので、なぜ再起動したのかは不明。

再起動なんて気軽にするものではないし、ましてやユーザーの操作を伴わず、本体側で勝手に再起動するなんて言語道断だ。


総括


カックリ、モッタリした使い心地。充電しながら使うと誤動作する。理由なき再起動。大した問題じゃないと考える人もいるかもしれないが、スマフォで重要なのはスペックではなく、使い心地だ。いかに心地よく、快適に、気分良く使えるか。ここが最も重要。

操作感というのは最も使い心地に影響を与える部分であって、モッタリと動くとか、誤動作、理由なき再起動、いずれも使い心地を損なう現象だ。これは端末の不具合とか不良品というものではなく、Androidスマホ特有のものであって、SH-02Eだけの現象ではない。

どれだけ見た目やスペックを良くしても、使い心地が良くならないと、常に持ち歩くものとしては安心できない。