2014年4月4日

香水よりも柔軟剤の香りの方が好印象。



男の香水はOK/NG?【独身OL意識調査】
http://nikkan-spa.jp/615025


 たしかに、男性だけでなく、女性でも、香水よりは、柔軟剤や洗剤、シャンプーの香りが良い。男性の香水についての調査らしいけれども、女性の香水を調査しても同じような結果が出ると思う。
 香水は手っ取り早く香りを身につける手段としては便利だけれども、どうしても香りが強くなりすぎる。香水の千差万別で、人間の匂いに対する好みも千差万別なので、一概には言い難いけれども、香水は使い方を間違えると、人から嫌がられる可能性があるので、諸刃の刃になる。
 柔軟剤や洗剤の香りがおおむね好まれているのは、私も共感できる。ほんのりとしたシャンプーのような香りはとても好きで、すれ違った時にこういう香りがするとその人に対する印象まで良くなる。



 販売されている洗剤や柔軟剤は単に洗うだけでなく、洗い上げの香りも求められるようになり、思っているよりも香りが強いものもある。そのためか、「スメルハラスメント」という言葉も登場して話題になるときもある。
 スメルハラスメント(略して「スメハラ」とも表現される)というのは、職場で働いている人から発せられる匂いや香りを不快に感じる状況のこと。例えば、口が臭いとか、体臭がキツイ、あとは加齢臭や何とも言えない男臭い感じのようなものが典型的なスメハラ。
 ただ、このスメハラ、嫌な匂いだけでなく、良い香りまでその範囲に含まれていて、香りのキツイ洗剤や柔軟剤を使っていると、良い香りなんだけれども常に香ってくると次第に不快感を招くようになる。
 嫌な匂いだけがスメハラなのではなく、良い香りも度が過ぎるとスメハラになる。まぁ、現代は複雑な時代なのよね。


 昔は籠を使って香を焚き染めていたもの。学生の頃、古文を読んでいる時、服を籠の上に載せて、香を焚き染める場面が登場するが、昔の人はお風呂に入る習慣がなかったようで、服にお香の香りを染み込ませて、自分の臭いをゴマかしていた。
 2014年の現在でも、アロマ線香のようなお香があるので、ああいうものを使って服に香りを焚き染めることもできるだろうけれども、さすがにメンドクサイ。かといって、香水は香りが強すぎる。
 だから、洗剤や柔軟剤で服に香りを付けるのは合理的なのかもしれない。洗いながら香りまで付けれるのだから、一石二鳥だ。