2014年4月11日
MVNO回線が使いやすくなった。月間1GBで千円は確かにお得。
私が初めてMVNO回線を使ったのは、日本通信が発売していたイオンSIM。料金は月額980円で速度は100kbpsのプランだった。確か、2010年の夏に購入したと記憶している。当時は画期的なサービスで、980円でデータ通信を使えるとあって、ネットでは話題になった。
モバイルルーター(HW-01C)にSIMを入れて使っていたのだけれども、サービスは画期的だったが、回線速度の遅さも画期的で、半年使ってギブアップした。スマホやタブレット、PCも接続して使っていたけれども、あの遅さたるやもはや感動的だった。
メールの閲覧はまあできるものの、Yahoo !のトップページを表示するために約10秒から15秒もかかり、「まあ、使えるけれども、時間を無駄にしすぎ」という感じだった。さらに、接続処理をしている間は、当然ながらルーターも動いているので、バッテリーの消費速度も早かった。
速度が遅い回線を使っていると、読み込み時間が延びて、ルータが動く時間も長くなる。その結果、ルーターのバッテリーも早く減ってしまい、さらに接続速度が遅いので見れるページも少ない。
料金が安いという点は確かにメリットだったけれども、長所はそれぐらいだった。最大の欠点は、時間を無駄にしてしまうという点。お金を節約して命を捨てているような感じがしてきたので、半年で使わなくなり解約してしまった。
それ以降、MVNO回線へのイメージが良くなく、料金は安いけれども時間を無駄にするサービスだから使わないという態度になっていた。
しかし、2014年4月時点では、千円程度で月間1GBまで高速通信できるサービスがあり、980円で100kbpsのサービスだった4年前とは隔世の感がある。2010年の時点でも月間1GBまで高速通信が可能なMVNOサービスがあったけれども、料金は確か4,980円ぐらいだった。2014年のサービスと比べると5倍の価格差がある。
月間1GBならば、メール、ネット、マップ、各種のSNS、これぐらいならば十分に利用可能な範囲に入るはず。私が最も使うアプリは、ブラウザーとメールですが、この2つは高頻度で利用してもあまりパケットを消費しないので、私の場合でも月間1GBで足りる可能性はある。
しかし、Dropboxなどのクラウドストレージサービスを使うと、パケットが大量に流れるので、月間1GBでは足りなくなる。私もDropboxを愛用しているので、現状では月間1GBでは足りず、毎月4GBから5GBぐらいは使っている。
今使っている回線は7GBまで高速通信が可能なので、クラウドストレージサービスだけでなく、動画やソフトウェア・アップデートもモバイル回線で済ませてしまうことがある。自宅の固定回線を使ってもいいし、コンビニのWi-Fiを使ってもいいのだけれども、「7GBも枠があるから大丈夫」と思いソフトウェア・アップデートもモバイル回線で実行するときも多々ある。
通信枠を節約してセコセコと使うのはどうも好きじゃないので、やはり7GBの枠が私には適している。
よく選ばれる人気のMVNOは、OCNモバイルONE、BIGLOBE LTE・3G、楽天ブロードバンド、この3つではないかと思う。
日毎に通信枠を設定するOCNモバイルONEは人気だけれども、通信量は毎日一定とは限らないので、日毎ではなく月間で枠を決めているBIGLOBE LTE・3Gや楽天ブロードバンドの方がオススメ。BIGLOBE LTE・3Gだと、Wi-Fiスポットもセットになっているので、他のサービスよりもちょっとお得。
月間1GBで千円を切るサービスが出てきて、通信会社から直接に回線契約せず、白ロムにMVNO回線を組み合わせる人はもっと増えていくでしょうね。